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ドイツ第二大手(一位はEdeka)スーパーのRewe から新しい試みです。4月19日第一号"Rewe to Go",(to go=お持ち帰り) がケルンのメインどおりの1つにお目見えです。主流商品は「その場で食べられる」サンドイッチ、お寿司、加工済み食品、コーヒーなど「お持ち帰りの人気商品」に加えてスナック、お菓子などおよそ1000種類。よく冷えた飲み物のコーナーの横には自由に使える電子レンジもついています。「レンジでチン」で出来上がる冷凍食品なども食べられます。
ReweGroupによると、この店舗の売りはその場で食べられる調理済みの食品勢。サラダだったり、小分けされたフルーツ、サンドイッチ、お寿司、焼きたてのパンその他お菓子など。ファーストフードチェーンに匹敵する人気を集められるだろうとの自身の下お店をオープンしました。レジは6列、お急ぎのお客様も安心です。・・・何だか日本のスーパーに近づいてきましたね・・・。これも進化と呼ぶのでしょうか・・・。
グリーンのロゴもフレッシュな印象ですよね。
さぁ、お客さんの好みはどちらに軍配が上がるでしょうか?(選ぶ物にもよりますが)ファーストフードよりは健康的、レストランよりはお手軽と、読んでいるだけでは欠点の見当たらないRewe to Go 流行るでしょうか?
今度の週末はケルンに覗きに行ってみようかな・・・。
毎年約30万人の東欧季節労働者がドイツで仕事をします。大半はこの時期、今が旬のホワイトアスパラ(Spargel (D, CH), asperge(NL), asparges(DK))やイチゴの収穫時期に2ヶ月ほどと短期間です。
今年初めからポーランド人には「被雇用者としての就業の自由(農業に限る)」が認められており、5月1日からは全職業に広がりました。どういうことかというと、筆頭は依然としてポーランド人労働者ですが、その数は年々減少の傾向にあります。アイルランドやイギリスに流れていく労働者も少なくありません。(2004年から労働許可なしでの長期労働可能な国)自国の給金レベルも上がってきています。(ポーランド経済)
被雇用者としての就業の自由の説明:各EU住民はどのEU加盟国でも居住区に関係なく、その国の労働者と同じ雇用条件で(最低賃金や最長労働時間など労働基本条件) 雇用される権利を持つ。
ルーマニアの季節労働者の時給は額面6.40Euro.これでも先年より上がっています。3年前は時給5Euroで良い方でした)
アスパラ1kgのお値段は等級にもよりますが、4Euroから10Euro. (時給に勝ってますね)
最近の季節労働者は給金の関係も有ってポーランド系が減り、ルーマニアからが多くなりました。本職/前職は多種多様。故郷に畑を持つ人もいれば、トラックの運転手だったり、ピアニストだったり、中には電話会社で働きながら休暇を利用して「アスパラの栽培を勉強してみたかった」という変り種も。特に農業者の資格が要るわけではなさそうです。
ただし、ドイツ人からはこの仕事は敬遠されています。2007年から何度となく職業安内所(Arbeitsargentur)が年々減少傾向にある季節労働者をドイツの失業者で賄おうとしましたが、真面目に働かない、途中で逃げ出したなど結果は惨敗です。
飛び交う言葉はイタリア語、英語、ドイツ語、はたまたスペイン語と国際色豊か。学校で学んだのではなく、欧州各地の農場で働くうちにそれぞれの言葉を覚えたと言います。「娘の寄宿舎費用を払うために出稼ぎに来てるんだが、あの子が専攻するのは「国際関係」、俺が今畑でやってることと変わらんのだがね」と笑うのは46歳にして3人目の娘さんが出来たP.S.さん。「ここまで来れば月に2000Euroは稼げる、地元では月600Euroがいいところ。これは有難い」
アスパラ収穫の一日:5時に起きて、6時に収穫スタート。ビニールの覆いをとって土から顔を出しているアスパラを掘り出してカットします。ビニールシートをかぶせてないと太陽に照らされてアスパラがピンクに色を変えます。色が変わっても充分美味しいのですが、こうなると商品価値は落ちてしまうんだそうです。13時で一旦休憩。朝から腰を曲げてアスパラの堀どおしです。夜は自由時間になってもあまり外へ出る気にもならないそうです。仕事は平均10時間。
ニュースソース:Generalanzeiger 4月30日/5月1日週末号ピークは6月24日まで。休みなく働いてくれる季節労働者に混じってハードなアスパラシーズンに奮闘中の研修生がドイツにもスイスにもいます。彼らの汗と紅く膨れた手が真っ白いアスパラが食卓に上るのを支えています。頑張れ、研修生!応援しています。
東欧の労働者と働くのは花卉も酪農も共通しています。農作業だけでなく異文化交流(東欧編)にも奮闘中の研修生たちへどうぞ暖かい拍手を。
★★★下記日程にて、海外農業研修の説明会を開催します!
海外農業研修事業説明会 in 福岡市
期日:2011年6月2日
時間:15:00~17:00
場所:福岡県福岡市博多の吉塚合同庁舎701会議室
アクセスはwww.pref.fukuoka.lg.jp/f01/koutuu-yoshiduka.html
から、ご確認ください。
海外農業研修事業説明会 in 広島市
期日:2011年6月23日
時間:16:00~18:00
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ会議室C
アクセスはwww.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/shisetsu.html
から、ご確認ください。
★★参加費無料!
★★服装自由!
★★途中参加、途中退去可能
と、どなたでも、ご参加頂ける、とっても気楽な説明会です。
皆さま、せっかくの機会ですので、ぜひぜひお越しください!!
お会いできるのを楽しみにしております。
配属から1ヶ月、欧州に降り立ってもうすぐ2ヶ月。そろそろ新しい環境にもなじんできた頃でしょうか?
何人かと連絡はとれているのですが、"kein Problem(独、瑞)""geen probleem蘭"(どちらも「問題なし」)と良く聞きます。もうすぐ春の集合で直に会えるので、どんな話が聞けるのか楽しみです
先だって研修生たちの写真を載せたのですがスイスの集合写真がないじゃないかとスイスから送ってきてくれました。Y研修生、どうもありがとう。髪が黒くないのは語学の先生です。緑が濃く、いい季節になってきました。野菜組みは春野菜の収穫真っ最中で、ハウス組みは季節関係なく大忙しと思いますが、体に気をつけて、元気に頑張って下さいね。
日本危機の農業市場への影響
東京―世界最大級の農業資源輸入大国日本。今回の大震災により、自給率はさらに減少しそうだ。
日本を除いて先進国のうちでこれほどに自給率の低い国は他にないだろう(2008年カロリーベース計算の自給率41%)。
世界最大の原料(特に家畜飼料)輸入国である日本は、3月11日に発生した大災害によって、東北地方の重要な農業用地の深刻な打撃を受けて、輸入に頼るところがさらに大きくなるに違いなく、自給率30%台も考えられる。
家畜飼料の75%を輸入に頼る日本
大災害の農業市場への影響について、オランダのラボー銀行が調査した。
日本の輸入飼料及び食料の総量は75%に登り約1600万トンである。トウモロコシだけで、世界の総生産量の2%になり、それはEU27カ国の生産量の約3割に当たる。飼料用大豆の85%(350万トン)を輸入しており、それは、世界の総生産量の1.4%となり、EUでの生産量の0.4%と等しい。
90%の小麦を輸入
食用小麦にいたっては、90%を輸入に依存している。520万トンの小麦を輸入し、世界の生産量の0.8%であり、EUの生産量の21%に当たる。
確かに米の自給率は100%を超え、それは、強力な直接補償と貿易規制により守られてきている。しかしながら大部分の食品類と65%の糖類も輸入市場から調達している。
日本は、肉牛460万頭/年、豚960万匹/年、肉鶏2億9400万羽を輸入しており、世界最大の豚肉輸入国であり、世界第2位の牛肉輸入国だ。
さらには、チーズを19万トン、魚介類とその加工品を他国と比べ物にならないほど輸入している。
大災害の影響
大切な農用地を失い、放射能の土壌汚染に伴い、国民の安全のためにさらに大量の輸入を余儀なくされそうだ。
しかしながら、総量としては大したものだが、世界市場の中では、それほど大きくないとも言える。
畜産拠点の消失によって、飼料輸入量が減少することから、農業市場への要求量は最小限に留まるだろう。
被害6県の生産力は、高い放射能のため、また停電のせいで保冷が及ばす傷むなどして、8%程度下がる。そして、日本で2番目に大きい、年間38万トンの生産を誇った水産加工も破壊されてしまっている。
日本の輸出物資は不足し、また、各国では輸入規制も敷かれているが、しっかりとした食品の安全検査が日本国内でなされる事で、リスク値を世界の人々の信頼を再び得るレベルにまで下げられるだろう。
それらも踏まえ、2011年の第三四半期まで、日本経済の復調が見込まれる。
自給率最低の先進国
2008年では、日本で自給率100%を超えていたのは、米だけだった。小麦は14%、大豆9%、野菜82%、果物41%、肉類56%、魚介類は62%。
日本がコンスタントに大量の食料と嗜好品を輸入しなくてはならない背景には、日本の人口に対して慢性的に農業生産量が不足している事がある。
日本には、国際競争力を得るほどの集約的な農業を行える大規模農業地帯が不足している。
日本はぜい弱な自給基盤を改善すべく、既に災害などを想定して非常時の食料確保を可能にするために、2020年までに自給率を50%まで引き上げる政策を考えている。
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自給と輸入とのバランスが、日本には必要なのかもしれません。日本は世界の中で生きているという事を、感じる記事でした。
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