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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

本ブログについてはこちらを参照下さい。
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そういう年齢ということもあるのでしょうが、友人、知人の既婚者の割合が
今年に入ってぐっと増えました。
日本から送られてきた「結婚しました」のお知らせ写真には、お色直しのカクテルドレスを着た花嫁やら、どうやって食べるの?と首を傾げたくなる天井まで届いてそうなウェディングケーキやら、キャンドルサービスやら・・・。神前式で結婚した友人はまだいないので洋式だけに限っての感想です。日本の披露宴、元々は欧米に影響されたものだと思うのですが、「お色直しは3回まで」とかで、着物やドレスを両方着たり、というのは日本独自のスタイルな気がします。
 
こちらドイツでは花嫁は朝から晩までウェディングドレスです。
(お色直しは0回まで)
b797b0df.jpegクイズ:花嫁を探せ!ヒント:白いドレス・・・。

式のパターンとしては入籍のみ、入籍&食事会(いわゆる披露宴)、
教会式&食事会が一般的です。
日本と違い長年同棲して家族のようになってから結婚するカップルが多いので、内輪だけの素朴な結婚式が多いようです。(お金がたまってから豪華な式を挙げる人もいます。子供はもう小学生だったり・・・)招待客は近しい友人と親戚。職場では別にお祝いしてもらったりしているようです。
 
入籍だけで済ますカップルも沢山います。もっとも日本のように区役所に用紙1枚出して終わりというのではなく、入籍と出産届けを専門に扱う役所があり(Standesamt)、そこに事前に書類を提出、結婚保証人をそろえて、(新郎側、新婦側から信用のおける人をそれぞれ一人ずつ)役人が「今日この場には自由意志で来てこの人を夫/妻とするつもりですか?」の質問に「はい」と答えると結婚証明書にサインができます。
サインは新郎新婦、結婚保証人、そして役人の順でします。

9409be0d.jpeg各市で少しずつ違うので一例です。
机の両脇に結婚保証人、新郎新婦の向かいに役所の担当者が座っています。
 
新姓ですが、日本のようにどちらかの姓に変わるだけではなく、新郎/新婦は自分の姓を名乗り続けるか(旧姓のまま夫婦別姓)、夫/妻の姓を名乗るか(新姓のみ)、ダブルネームにするか(新姓のほうがウェイト高いが自分の姓も残る)選べます。生まれた子供は自動的に父親の姓になるそうです。
 
私の友人の場合は新婦がダブルネームを選んでいるのがほとんどです。
そうなると、サインの紙は3枚いります。「旧姓」を捨てる用紙、「新姓」に変える用紙、「新姓+自分の姓=ダブルネーム」を新しく登録する用紙です。ちなみにダブルネームはいつでも取り消しできますが、新姓は離婚するまで変わりません。
 
これは実は義務ではないそうですが、指輪の交換と、誓いのキスで入籍の儀式は終わり。新しい夫婦の誕生です。
指輪がある場合、結婚指輪は右手の薬指にはめます。
 
これで終わってもよいのですが、普通入籍後にパーティがあります。(日本で言う披露宴ですね)レストランを借り切ってやるのが一般的で、昼食の場合も多いのですが、夕食会が本番のときもあります。ウェディングケーキは、ケーキカットを新郎新婦がするのは一緒ですが、ちゃんと全部手作りで食べられます。ケーキの種類はさまざまですが、今年はなぜか揃いもそろってクリームたっぷりのイチゴケーキでした。ご飯はたいていビュッフェ形式。いろいろ自由に選べるし、(ベジタリアンのお客さんにも好評)席を立つときに違うテーブルの人ともお話できて一石二長です。
 
ご祝儀の代わりにプレゼント専用のテーブルが置かれ、そこにプレゼントを載せていきます。「Hochzeitstisch(結婚式のテーブル、ちなみに誕生日には同じように「誕生日のテーブル」が用意されます、いくつになっても・・・)」最近は現金をありがたがる風潮もありますが、まだまだ「カネよりモノ」がスタンダードのようです。(ちなみに友人代表から事前に「新郎新婦のほしいものリスト」が回ってきて、はずれのないようになっています)
ef016aaf.jpegこれはまだ途中経過です。
パーティが終わる頃にはテーブル一杯になっています
 
新郎と新婦の父親が一言ずつメッセージをいい、新郎と新婦側の友人代表からメッセージをもらえば後は飲んで踊ってお祭り騒ぎです。(新婦は夜中でもウェディングドレスです)新郎新婦ご幼少のみぎりのスライドショーも結構お約束のようです。
子供のころの写真ってほんとにみんな掛け値なしにかわいいんですよね。
 
次々と永遠の愛を誓い合うカップルを目のあたりにしつつ、白無垢でもウェディングドレスでも白いワンピースでもいいから、自分も一度は着たいなー。という思いが募る今日この頃です。(M.I.)


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昨日携帯落としました。

 

物をなくす時というのは不思議なもので、いつもやらない事をしたり何か他のことに気をとられたりと、色々な不確定要素が重なって起こるのです!

(悲しい言い訳です)

いつもはズボンのポケットに入れている携帯を、その時はなぜか上着のポケットに入れたのが運の尽きです。何気なく上着を脱いだカフェで落としたんだと思います。
充電は十分だったので何度電話してみたのですが、留守電につながるだけなので、壊れたか或いは拾った人がSIMカードを抜いてしまったのだと思います。

あ~ぁ。

ところで、日本の携帯はSIMロックが掛かっていてSIMカードを他の会社の携帯に移し変えるとか転用するとかできないと聞きましたが、ドイツをはじめ多くの国ではSIMカードを入替えて使えるため例え携帯電話が壊れても代替の携帯電話を使えるため大変便利です。
その反面、盗んだり拾った携帯電話のSIMカードさえ抜き取ってしまえば転売も転用も自在。SIMカード自体だってもしかしたら悪用できるのかもしれません。

そんなわけで早速電話会社に電話して事情を説明し、SIMカードを無効化してもらう手続きをしました。
すぐに新しいSIMカードを送ってくれるというありがたい返事。
でも新しい携帯電話が必要になるので結局出費を免れません。

最近はアグトレ研修生たちも携帯電話を持ち歩いていますし、紛失・盗難にはくれぐれも注意してほしいと思います。

天災は忘れた頃にやってくる!

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お昼休みに日本のニュースでも・・・とインターネットを見ていますと、こんな文字が飛び込んできました。「ミドリムシが地球を救う?!」

augentierchen.jpg
どうやって地球を救うの?
 
 
はい?と思って記事を読みますと、なかなか興味深いものでした。来る世界規模の食糧危機に備えて、人間に必要な栄養素のほとんどを作り出すことができる「ミドリムシ」を人工培養、食品開発に向けて研究に力が入れられているようです。実際にミドリムシを乾燥させたものを混ぜたクッキーを開発したとか。お味のほうはいかがなものなんでしょうね・・・?

このミドリムシ、専門家に言わせると、環境浄化にも役立つそうで、二酸化炭素の固定効率はイネやトウモロコシの約40倍。要はミドリムシが増えれば増えるほど、空気はきれいになるという寸法です。もっとも、工場などの排気を綺麗にするには、それなりに沢山のミドリムシが必要で、実用化は難しいようですが・・・。(実際にコスト面でぶつかって実用にいたらなかった過去があるようですが・・・。)
 
そんなニュースを読みながら、「そういえば○○が地球を救う」って他にも聞いたことあるなぁと思いまして検索してみました。
 
「砂苔が地球を救う(二酸化炭素吸収による地球温暖化防止)」、「牛糞が地球を救う(メタンガスによる代替エネルギー)」「アオサが地球を救う(左に同じ、ホンダワラという海草も同じ)」、・・・色々あるなぁと見ていきますと、こんな記事もありました。「納豆が地球を救う」
私事ですが、海外在住ながら納豆大好き。今朝の朝ごはんはオクラ納豆丼でした。ネバネバを食べると元気が出る気がしますが、そんな納豆に地球を救えるパワーがある・・・?

ミドリムシと同じくらいはい?と思いましたので記事を読んで見ますと、納豆のあの粘つく糸に放射線(ガンマ)を当て、ゲル状にしたものを凍結乾燥させ、プラスチック樹脂のようなものを作るんだそうです。そして、その樹脂は吸水性に優れており、納豆一グラム分で5リットルの水を蓄えることができるそうです。砂漠の緑化などに役立つかもと研究が続けられているようです。
 
実用化に向けて金銭面をどう解決するのかが最大の課題でしょうが
(もちろんただではできません)
自然と科学の融合で地球が本当に救えたら良いな。と思った記事でした。

(MI)
 
 
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意外なものが地球を救う。アグトレが地球を救う日も来る、のかもしれません。
 

9月も中旬となるといよいよきのこの季節、きのこ狩りの季節です。山育ちの私はこの季節きのこの山(お菓子ではなく)を思ってうずうずしてしまいます。

ドイツでもシイタケやヒラタケをスーパーで売るようになっていますが、季節物のきのこといえば代表格はアンズタケ(ドイツ名Pfifferlinge)。見た目には黄色く不恰好で山で出会っても食用だとは一見思わないような姿ですが、非常に優れた食菌です。
ヤマドリタケ
(ドイツ名Steinpilz)も高級菌として店頭で一際目立った存在。一度ドイツ人の知り合いに天然物を食べさせてもらったのですが格別に美味しかったので、是非一度は自分でも取ってみたいと思っています。
後はエリンギや変わったところでエノキタケ、シメジ(ブナシメジ)、レモンタケ(ドイツ語でそう書かれていた)もごく希に見かけます。

色々なきのこがお店で手に入りますし、ヨーロッパにはヨーロッパの秋の味覚があるわけで、マツタケが食べたいなんて思いません…

すいません、うそです。







マツタケ食たべたーい!

という事で週末になると最近はボン近郊の森に出没していますが、話によるとマツタケは北欧にこそ生えてもドイツには生えないらしいです。
それでも諦めきれず、近所の赤松林を見て回っています。

ドイツで初のマツタケ発見者になるのを夢見て・・・

しかしながら、ヘンゼルとグレーテルの本場ドイツの森なので、迷い込んで魔女につかまらないようにしないといけないと思っています。

ほどよくメタぼっているわき腹が狙われないように!

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9月初めに発覚した「事故米食用転売」事件ですが、どんどん話が広がっていく中、なんともやりきれない気持ちが募ります。「食の安全」が声高に叫ばれる中、とんでもない伏兵が待ち構えていました。
  
しかし、いくら担当機関に「大量に長期間食べなければ人体に影響はない」「現在のところ健康被害は出ていない」と言われても基準値の何倍もの農薬をとって本当に大丈夫なのでしょうか?「基準値」というのは「これ以上摂取すると人体に影響がある」というのを「基準」として定めているのではないのでしょうか?
 
カビ毒(マイコトキシン)について身近なところでEUの基準ではどうなっているのかを少し調べてみました。今回は特に発がん性の危険率が極めて高いアフラトキシンB1の規制をとりあげます。
 
日本では一律1kgあたりの食品につき10μgまでと決まっていますが、EUでは生食用ピーナッツなら1kgに2μgまで、加工用ピーナッツなら1kgにつき8μgまで、ドライフルーツなら5μgまで、生食用穀物なら1kgにつき2μgまでという風に細かく分れています。これらは2001年に設定された数値ですが、2006年には乳幼児に対してさらに低い基準値を設けるなどますます細かく分類されています。
例えば穀物を使った離乳食に許可されているトータル含有は1kgにつき0.1μgとなっています。
加工用と生食用の基準値が違うのは貿易の利益に影響が出ないようにと配慮してだそうです。どこの世界でもどうしても経済利益に真っ先に目が行ってしまうものなんでしょうね・・・。ただし、アフラトキシンの含有量が高い場合は「この食品はアフラトキシンを削減してから加工する必要がある」と明記するよう義務付けられています
 
農産物輸入で日本と関係の深いアメリカはどうでしょう?こちらは全食品に対して1kg20μgまでの混入が認められています。同じ毒なのに規制がここまで変わるのは何が違うのでしょうか。アメリカ人は日本人より大きいから対毒性も高いだろうということでしょうか?そうなると日本人より体格のよい欧州のほうが基準値が低いことの説明がつきませんが・・。
 
参考資料 EU汚染物質規制基準値(英語)
 
消費者がしっかりしても今回の場合のように危険なものを「安全」と謳ってしまわれるとどうしようもありません。今回不正転売が発覚した業者も「毒」だという認識がもっともっと強ければこんな事件にはならなかったろうにと残念でなりません。(MI)
 
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