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ぽかぽかお日様が事務所にはこれっぽちもはいってこず、毛布を抱えていますが外は春です。
先週末の公園です。賑わっていますね。
今週末はイースター、キリスト復活のお祭りです。日本で例えるなら、お盆のような感じでしょうか。クリスマスの次に大事な祝日で、家族そろってお祝いをします。
あちらこちらで春らしいカラフルなデコレーションが見かけられます。玉子の形のチョコレート、うさぎのぬいぐるみに金色のリボン、ひよことにわとりのオブジェ・・・。これだけうさぎや、玉子や、ひよこなどをみていると、ついうっかり「うさぎ祭り」と言い換えたくなる気持ちも分かります。しかし言論の自由のある現代とは言え、言葉遣いにはご用心。
まずはこちら下のほうをご覧ください。(縦長になってしまい見難くてごめんなさい)
大手本屋さんT社の宣伝です。
可愛らしいうさぎのぬいぐるみ着た少年と「うさぎ祭り」に本を買おう!のメッセージ。
それに反応したのがカトリックの牧師さん。「イースターはうさぎ祭りではありません」本屋さんを信者さんにボイコットするよう示唆。自分は抗議メールをT社へ、。ちなみにプロテスタント信者からも抗議されたようです。
T社代表者「宗教を冒涜する気は毛頭ありませんでした。」と平謝り、僅か1日でインターネット上では「うさぎ祭り・・・」見つけられなくなっていました。
「うさぎはあくまでイースターのシンボル。シンボルを主体にするのは頷けません」とは牧師さん、他信者の方の弁です。
また明日、嘆きの金曜日(Karfreitag)には公共のイベントは州ぐるみで一切禁止です。無宗教の人も然りです。
結論:いつの代になっても宗教パワーは強い。
ヨーロッパの文化と宗教はまだまだ切り離しては成立しないようです。
・・・と言っても3種類しか取り上げませんが。汗
前回の記事とかぶるようですが、今ドイツではもともと盛んだった反原発運動があちこちで繰り広げられています。自分の住む町ボンでも月曜の夕方などデモ行進をやっています。人は歩いていくうちにどんどん増える傾向にあります。
町のあちこちにあるプラカートの1枚です(横向きですが・・・)
ちなみにドイツで使われる電気の約23%は原子力発電所から来ています。
ボンの隣のケルンでデモする若者に聞いてみました。「原発が賄っている分はどうするの?」「別の国から買えばいいんだよ、東欧でもフランスでもいいじゃない」・・・。例えばフランスなどですと供給される電気はやはり原子力発電所ということになるのでは・・・。(2008では消費電力の実に7割が原子力発電なのですが・・・)
(フランス、ドイツ、日本、アメリカ、イギリスと消費電力の多い順に並んでいます)
「いいんだよ、ドイツからなくなれば、この州からなくなれば」ちなみにNRWには現在も発電している原子力発電所はありませんが、オランダ国境沿いのG町にはウランの濃縮工場があります。
電力消費のその他内訳ですが、1990年からは再利用可能なエネルギーが4倍に伸びています。代表的なのはソーラーパネルによる太陽熱発電ですね。2010年では16,9%の電気が再利用可能なエネルギーによるものだったそうです。
原子力に変わるエネルギーとして主に上げられている太陽熱、風力発電ですが、それぞれ一長一短(コストの問題、エネルギー保存の問題等)のようですぐに切り替え、というわけにはとてもいかないようです。
記事とは関係無いですが、春です。4月の温度差には(昨日15度で今朝は5度です)閉口しますが、あられが降っても、温度差が急でも、花は綺麗に咲いています。
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風力エネルギーはドイツの総電力の65%をカバーできるという新しい研究結果がある。大陸からの風(オフショア)にはポテンシャルがまだありそうだ。
ドイツ、ハノーファー。海からの風(オンショア)のみでドイツの電力需要の65%が賄われる。
この研究結果は、風力エネルギー連盟(BWE)の依頼でフラウンホーファー風力エネルギー技術研究所(IWES)が調査したものだ。
研究者のさまざまな調査に基づき、ドイツのどの地域の風力が利用可能か決定した。それに基づいてIWESは風力発電の可能性のあるドイツ国土の2%をはじき出した。
最終的には、
「この2%の面積で現在の施設能力を用いてでも198ギガワットの出力があり、毎時390テラワットを得ることができる」という結果を導き出した。
過去の電力需要は、毎時600テラワットなので、オンショア風力で65%を賄う事が出来る計算になる。
BWE会長のヘルマン=アルバースは原子力の背景を汲みしながら研究結果を次のように評価している。
「持続可能なエネルギー生産は難なく原子力発電と置き換わることがでる。風力発電の潜在能力は現在の原子力発電より本質的には大きい。現在の原子力では毎時140テラワットを生産しているにすぎないのですから。」
さらに重大な研究結果がある。
現在各州で使われている風力発電では潜在的な能力を十分引き出しきれないというのだ。
もっとも有効なところでバイエルン州の毎時80テラワット。3位では毎時45テラワットでバーデンブルテンベルク州。どの州を比べてみても、現在のやり方では先が見えている。
「研究によれば、ドイツの風力発電の底力はまだあることになる。南部ドイツではいよいよ本格的に風力発電に力を注ぐ時が来たと言えます。
風力発電は現在ドイツで最も導入コストが安いエネルギー。もしも本格的に持続可能エネルギーへの転換を加速する必要があるならば、エコロジーだけを考えるのではなく、価値ある経済活動を拡大するべきです。」
アルバース氏はそう強調する。
発電効率についてIWESの研究では、風力発電機は3メガワットクラスの装置であるという。場所によっては風力発電機は高さ100メーターから150メーターにもなる。
風力発電機の平均では、利用効率は2000単位(全負荷時間)となる。
「風力用タービンは特に経済的なので、旧来型から2メガワットクラスの、いわゆるお手頃な物に取り変わってきています。より効果的に発電するためには、大きなローターと高い塔が必要で、REpower社であれば、3.2M114型や3.4M104型があります。」
と、今回の研修に関わった同社のアンドレアス=ナウエン氏。
「さらに例を出すならば、3.2M114であれば、塔の高さ147メーター、ローター93メーターで、コンスタントな弱風であっても50%程度のエネルギー効率が見込めます。」
目下4月15日に予定されている首相とエネルギー担当相との政策会議について、アルバース氏は、
「議題は主に高さ制限のある風力発電機の撤去に焦点が絞られるでしょう。それは発電機の効率を上げるためのガス抜きとなる非常に価値ある処置ではないでしょうか」
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日本の原発がこれだけ大きな問題になる中、ドイツではますます風力など継続可能エネルギーへの追い風となりそうな雰囲気ですね。
(A.K.)
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海外研修の説明会開催しています。どうぞお越しください。
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何が?と当然聞かれるでしょうが、こちらをご覧下さい。
イベントサイト日本と当時のプロイセン(後のドイツ)が1861年1月、「日普修好通商条約」を結びました。
今年は2011年、ちょうど150年です。去年の秋から1年間日本とドイツで交流150周年を記念するイベントが開催されています。
例として記念切手の発行や、日独漫画家のリレーコミックなどあります。
お互いの文化を知るためにも交流イベントは重要だと思います。特に日本が大変な今、日本を良く知る機会があるというのはドイツの人にとってもチャンスだと思います。
最近日本から来たばかりの研修生たちには日本の文化を外から見れるチャンスでもあります。(ドイツでのイベントは日本の文化紹介になるので)
両国の結びつきがさらに強いものになりますように、切に願う今日この頃です。おまけ:他の国はどうかと言いますと、オランダは2008年に一足早く150周年を迎えており、次はスイスの2014年、それからデンマーク2017年で研修生たちの国も全部150周年を迎えます。欧州の国々と日本、遠くはなれていても繋がっています。その繋がりを大事にしていきたいと思います。
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3月11日から2週間が経過していますが、相変わらず新聞の1面に記事が載ります。
昨日もケルンでは4万人規模の反原発デモがありました。
何はともあれ平成21年度研修生が無事帰国、のお知らせに安心しました。
3月26日、語学講習を終えて平成22年度研修生の農場実習が始まりました。移動日が土曜日だった事から、今日から仕事スタート、だった人も多いのではないでしょうか?
語学講習では日本語を話せる仲間に囲まれていましたが、農場ではそれぞれ1人。
(例外もいますが) 個々の力が試される時です。(主にコミュニケーション能力と作業能力)
日曜日から時間も夏時間、日が伸びていい季節になって来ました。
さあ、みなさん 張り切って頑張りましょう!!応援しています!!