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たった一人、あとは風景があるだけ。
都会に暮らせば、どんなに人気がないところでも何となく人の気配を感じたり、アパートの部屋に帰っても隣人の生活音が聞こえてきたり、気分転換で出かけた公園で誰かにであったり、意外と全くの一人ぼっちの状況というのはありません。
まして、仮に一人になってもテレビやラジオ、MP3プレーヤーやパソコン、携帯電話でいくらでも外部と繋がったり自分の気に入った環境を作ったりできます。
そういった意味では、現代人には一人ぼっちの時間は望んで作らない限りなかなか手に入れられないものかもしれません。
わざわざ一人ぼっちになろうなんて、ちょっと普通じゃないかもしれませんが、プチ断食ってものが流行る時代、プチ孤独もありではないかと思いました。
そして、春こそそれが相応しい季節ではないでしょうか。
具体的には、自然の中で言葉を発さず、自分以外の動物は無く、このまま自分は植物になってしまうのではないかという状況を作るのです。
しばらくすると、空気の微かな動きが産毛に感じられ、地面から上ってくる湿気を鼻に感じるかもしれません。
地面に耳を寄せると、本当に小さな音が聞こえるかもしれません。目に見えない蟲たちが、命を爆発させる音です。
蕾だった花が数十分後に満開になるその過程を見守る事だってできるかもしれません。
私たちの見えない世界に気が付くかもしれません。
現代人がなかなか手に入れられないもの、それは、自分の時間です。何かに使わなくちゃと急かされる「Time is Money」のTimeとは異質な「空っぽで充実した時間」がなかなか手に入りません。
プチ孤独は、自分が日常的に持っている一人の世界とは違う、自分がいなくても回っている世界を感じるためにとっても役に立つと思うのですが、どうでしょうか?
イヤホンを外して足元の土に耳をつけてみましょう。
きっと春の足音が聞こえてくるはずです。 (A.K.)
さあ、早速パソコンをシャットダウンして春の太陽の下へ!
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H19欧州派遣研修生が帰国の途について早3日。東京での報告会も無事終えて、今頃それぞれの家族との再会、久しぶりの日本食、肩まで浸かれるお風呂など堪能していることでしょう。
トランクでいっぱいだった事務所も今はがらんとしています。 しんみりする間もなく現地では今週からH20組の本格的な農場研修が始まっています。一番早いデンマーク研修生は今週月曜日から農場で働いています。オランダは木曜日に各仕事場へ到着、今日から仕事が始まっているはずです。ドイツとスイスは明日土曜日農場へ移動、実質的な仕事開始は来週からとなっています。研修分野は今年はオランダでは酪農を筆頭に切花、苗木、野菜。ドイツ組は野菜と果樹が半々で他に酪農。デンマークは酪農。スイスは家政、複合(養鶏、野菜、酪農など)と国によって特色が出ているようです。初仕事、色々などきどきが待っていることでしょう。
語学研修はいわゆる「ウォーミングアップ」の時期。グループで語学を習い、共同生活をします。日本の講習会の延長(現地バージョン)と考えてもよいような気がします。
この3週間、語学やその国々の生活習慣などをどれくらい身につけられたかによって農場でのコミュニケーションは変わってくるでしょう。
まだ1年は始まったばかり。何事にも積極的に取り組んでほしいものです。
今まで語学研修中ずっと一緒だった仲間たちとはしばらくお別れ。次の春の会合までそれぞれが一人でがんばります。それぞれの地域でまたたくさんの新しい出会いが待っていることでしょう。次に会うときにどんな話が聞けるのか今から楽しみです。
日曜日にはサマータイムに切り替わり、(日本との時差が7時間に縮まります)春の不安定な天気が続き(一日に晴れ、雨、曇り、嵐、を繰り返したりして天気の変化が激しい時期です)、体がなれないうちは少し辛いかもしれません。みなさん、体が資本です。体調には十分気をつけて、元気に研修がんばってくださいね!! (M.I.)
異国の地で汗を流す若者たちへ応援のクリック、よろしくお願いいたします。
相も変わらず脈絡のないタイトルですが、先週末のドイツ研修生農場視察を一言でまとめるとこうなります。ドイツの語学学校では毎年恒例で1度は学校近郊の農場訪問をすることになっています。プログラムを組んでくださるのは農業プログラム専門の先生。毎回数ある知り合いの農家さんから研修生の興味を引きそうな農場を選んでくださっています。
土曜日の朝7:01にボン駅を出て、8:54に語学学校付近のWeselでH20ドイツ組と合流。もうすぐ農場配属、語学の仕上がりはいかがでしょう?「授業のスピードが速すぎて追いつきません」・・・。それは困りました。でも日本人研修生以外の生徒たちとせっせとドイツ語で会話している様子。教科書の勉強も大切ですが、やはり言葉は日常的に使って覚えるのが一番の上達法。その点は安心してよさそうです。
1件目の農場は2家族共同経営の酪農家です。共同経営だと交代で休みがとれる、というメリットがあります。今年酪農家配属の研修生は1名。訳すまでもなく大体は雰囲気でわかったとか。さすが専門家です。その他専門外の研修生からも色々な質問が出されました。飼料関係などが興味深かったようです。
こちらの牛はホルスタイン種1種類のみだそうです。
ミニバンにゆられて30分もしないうちに次の目的地に到着。こちらは50年以上続く有機果樹農家です。主にりんご、ほかに梨なども栽培しています。果樹農家配属の研修生は4名。熱心に色々聞いていました。りんごの病気予防に対する気象ステーションの設置、特許取得済みの選別台(先々代の発明)などが興味深かったようです。この農家では直売所もあり、自家製のりんごワイン、ジャムなどがその場で買えます。もちろん加工前のりんごも売っていますし、その他の食品も置いていました。
直売コーナーの一角に釘付けの研修生の図。まだまだ不思議がいっぱい。
その後はちょっと寄り道してライン川を見学。まだ寒いですが、見事な青空だったので、川辺でのんびりしている家族を何組か見かけました。最近雨が多かったからか、ライン川はあふれ気味でした。
そんなライン川よりさわやか笑顔をお届けします。(後列左が付き添いの先生です)
いよいよ来週から農場配属です。みんな散り散りになってしまいますが、それぞれの持ち場でこれからもしっかり頑張ってまいりましょう!! (M.I.)
頑張る研修生たちへ声援代わりにクリックよろしくお願いいたします。