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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

本ブログについてはこちらを参照下さい。
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今日、同僚と話をしていて、そういえばそうかという話になったもの・・・

S「旅行のガイドブックって、日本のと外国で書いてある事だいぶ違いますよね」

A「どういうこと?」

S「日本のガイドブックにはおいしいものや観光名所なんかたくさん書いてありますけど、ドイツで見かけたガイドブックには、歴史や建物の様式なんかがぎっしり書いてあって…」

A「おお、そういえば!」

日本の旅行ガイドブックといえば、地球の歩き方や、るるぶ、Tokyo walkerなど有りますが、どれも写真がふんだんに用いられて、分かりやすく、地図も細かくイラストも楽しく、行かない場所であっても、思わず手にしてしまうものがたくさんあります。

一方で、ドイツ語や英語のガイドブックを見ると、日本語のものに比べて明らかに文章が多く、ページの端々までみっちり埋まっている印象があるのです。

研修生たちも自分が派遣される国の旅行ガイドブックなど持ってくる人がいます。日本の旅行ガイドブックには確かにたくさんの見どころが書かれていますが、結構画一的で、慣習的なアイディアが載っている気がするのです。

どちらが面白いかと言われたら、明らかに日本の物の方が楽しいのですが、

S「ドイツのガイドブックに載ってることって、旅の内容を深めるのに役立つと思いますけど、日本のは便利なだけになりがちですね」

案内してくれること=ガイドですが、そうしなくてはいけないわけではありません。そういった意味で、ドイツのガイドブックは、読者の自活力に期待した「アドベンチャー」要素を残している意味で、好印象です。

でも、日本とドイツのガイドブック、どっちを買うかと言われたら、迷わず日本のガイドブックを手に取るだろうと(言葉の問題を抜きにして)思う自分は、楽をしているのか、それとも、それが普通なのか…。
(A.K.)

 
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今年の初め、2月頃から、私の住むボンの旧市役所には工事中のシートが掛かっています。

ところで、ヨーロッパ各地を旅行された方ならあちこちの名所が「整備中」の名の下緑のシートに覆われてがっかりしたことも一度や二度あるのではないでしょうか。(それにしてもなぜ一様に緑なんでしょうね?目に優しいから??)
bild1.jpg

こんな具合に↑。

でもでも、今回の工事シートは一味違います。工事中シートのスポンサーはドイツ最大手電話会社のTelekom.工事中でも人々の目を楽しませたいとボン市と協力してカラフルなシートを作り上げました。

幅5mの巨大印刷機で55時間かけてプリントした4色デジタルカラーのシートを提供しています。1553m²、重さ950kg、留め金1000箇所以上のビニールシートが市役所をすっぽりと覆います。

そして1枚ではなく、季節ごとに変わるんです。
張替えには2日かかります。シートを剥がすのも工事のうちですね。
1270763959269l.jpg

まずはこちら。↑
春はやはりTelekomがスポンサーになっているTelekomBasketsの選手が屋根を支えています。

rathaus_fu_ball_03.jpg

そして初夏にはワールドカップ開幕。カーテンを開ければそこはスタジアム。
puzzelrathaus2.jpg

8月末からパズルになりました。完成(来年初め予定)まであと2回「お色直し」するそうです。

建物の中には入れませんが、これなら外観だけを見てもがっかりしませんよね?
冬はどんなシートが出てくるのか楽しみです。

Altes_Rathaus_Bonn.jpg

ちなみにこちらが「普通の」旧市役所。(シート無しです) ピンクの可愛い建物です。



来年初旬まではシートに包まったままですが、お近くまでお寄りの際は是非足を運んでみてください。
以上、CMでした。(M.I.)



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昨日、ノーベル賞の受賞が報じられた日本の2名の科学者、根岸先生、鈴木先生、おめでとうございます。

今回の受賞で、両先生の世界の一線での活躍が認められたという事になるのでしょう。素晴らしいことです。
今日の日経新聞に、根岸先生の受賞のコメントが全文で載っていました。

その中で、「日本の若者の科学離れが言われて久しい」というテーマでの質問に、

「かつては人本の若い研究者が頻繁に(根岸氏のアメリカにある研究室を)訪れていたが、最近はほとんどいない。『若者よ、海外に出よ』と言いたい。日本が居心地がいいし、海外の(研究機関の)方が優秀とは限らない。しかし日本を外から見る機会がこれからますます重要になる。日本はもっともっとノーベル賞を取っていいと思う。その為にはそれなりの努力が必要。今後はその役にたつ活動をしたい。」
≪日経新聞オンライン抜粋≫

というコメントがあり、外国に出て学ぶことの大切さを実感された方何だろうと思った次第です。

海外農業研修の中でもほとんどの人が「実感する」日本を離れてみることの大切さ。それは、時として漠然とした説得力しかない「良さ」かもわかりませんが、確実に人間の成長を促す大切な機会になります。

例えるならば、海外へ出て自分を試すのは、親元を離れて自立する子供のようなもので、もっと社会的にそして哲学的に高める為のイニシエーションなのではないでしょうか。

「若者よ、海外に出よ」

本当に、ほんとうに。
(A.K.)

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先週木曜から日曜までオランダ組はMidpoint Meeting、つまり中間報告会でした。各国から研修に来ている外国人研修生が一堂に会して親睦を深めよう、という意図もあります。

報告会といってもそこまで堅苦しいものではなく、初日に小一時間ほど話し合って、問題がなければあとは農場視察、博物館見学、交流会、パーティなどイベントのほうがむしろメインです。

今年のオランダ組みには結構あっているのですが、オランダ受入機関のスタッフに会える滅多にない機会、電車に揺られて行ってきました。幸い、まだ会ったことのないオランダスタッフにも会え、有益な旅となりました。

集合時間を少し過ぎた頃、日本人研修生全員到着。他の研修生は7カ国からハンガリー、ブラジル、ドイツ、韓国、ウクライナ、ポーランド、といった具合でした。ドイツでもそうでしたがブラジル勢が多いです・・・。

初対面のスタッフには韓国から来た研修生に間違えられましたが(涙)、無事に自己紹介も済んでミーティング開始です。他の外国から来た研修生たちは英語で会話。現地語を話す研修生たちは別に固まって話し合いです。近況報告ではみんなの農場の様子が聞けて面白かったです。

claudia230910.jpg

集合3日前に農場移動した研修生たちに様子を聞いてみましたが、「また一からやりなおしですね」「右も左もわかりません」「今のところ大丈夫です」・・・まだ3日ですからね、これからが楽しみです。

c9362611.jpeg

研修生たちは和気藹々と近況報告を語り合ったり、自分の農場ではこうすると他の子にアドバイスしてみたり忙しそうです。 半分の期間が過ぎて大分余裕が出てきたようです。他の国で頑張ってる同期の子たちはどうなっているのか名指して聞いてきたりもしました。(実際ドイツ組み以外は最近会っていないのですが・・・。)

心優しきオランダボーイズ、
心機一転、新しくスタートする皆さんも、通年で色々分かってきた皆さんも頑張って下さいね!!

もちろん他の国の皆さんも、体には気をつけて楽しくがんばってくださいねー!応援しています!!(M.I.)

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昨日からタイトルの農家さんのリンクを張らせて頂きました。
ビオファーム美土里

農場主の美土里さんは、2年前にドイツで農業研修をして、帰国後に新規就農した、行動力あふれる女性です。
昨日電話で話をしたところ、この頃は都内のレストランや宅配等で取引をしているということでが、今年のカンカン照のせいで、秋野菜がずいぶんやられてしまったとか。

有機農業を選び、自分の足で農業界を進み始めた彼女の前に、自然はなかなか厳しい背中を見せるものです・・・。

農家として走り出してまだ1年目。色々あるだろうけど、ぜひ頑張ってほしい、素敵な農家さんです。

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