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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

本ブログについてはこちらを参照下さい。
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今年4月から日本で農業研修をする予定のドイツ人研修生たちが現在ドイツで日本語を勉強中です。

日本人にとってのドイツ語が難しいように、彼らにとっての日本語は難しいもの。とくに、ひらがな、カタカナ、漢字と三種類も表記方法があり、しかもその数がドイツ語のアルファベットよりずっと多いわけですから覚えるのが大変です。

明日は彼らの頑張り具合を見に集中講座を受けている施設まで行って来ます。
(というか、日本へ行く前のオリエンテーションなのですが)

因みに、今年はドイツから3名、オランダ、スイスから1名ずつ研修生が日本へ旅立つ予定です。
 


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いきなり何のことやらというタイトルですが、カーニバルの語源、carne(肉) vale (去る、命令形)を自分なりに和訳してみました。いわゆる謝肉祭ですね。

カーニバルといえば、この時期リオで毎年煌びやかにサンバを踊っているのを皆さん想像されると思いますが、ここラインランド地方でもにぎやかです。

期間中、TVからはジョークがとめどなく流れ(どこで笑えばよいのかよく分かりませんが)、コメディ番組が増え、老若男女が浮かれた(こちらでは「気の狂った」と言っています)扮装をして馬鹿騒ぎをして愉快に過ごします。どれくらい愉快かというと、その雰囲気についていけない地域住民や、イベントの習慣がない地方出身の人たちがカーニバル期間中は他所へ逃げ出すほどです。わが事務所の大家さんも木曜日から今日までカーニバルの騒ぎが聞こえない山奥まで「逃げて」おられました。

お店もこの地域は木曜日は午後から、月曜日は一日中、休みになっているところが殆どです。全国的にも個別州的にも公的には祝日ではないのですが、バスも祝日扱いにしか走らず、企業も会社を上げて休みにしてしまうところが多く、暗黙の了解で「祝日」のようです。

先週木曜日が「女たちのカーニバル(Weiberfastnacht)」で幕開け、昨日がピークの「バラの月曜日(Rosenmontag)」で朝から夕方までパレード、今日がフィナーレの「カーニバルの火曜日Karnevalsdienstag」で明日から「灰の水曜日(Aschermittwoch)」、一気に馬鹿騒ぎはおしまいです。敬虔なキリスト教徒は教会で額に灰で十字架を書いてもらい、イースターまでの7週間(今年は4月の半ばです)、「断食(Fastenzeit)」に入ります。これはその昔イエス・キリストが砂漠で断食した名残だそうです。

断食の前に滋養をつけようという目的で、カーニバル中は揚げ菓子パン、Krapfenが出回っています。レーズンを入れた落とし揚げ、バニラクリームの入ったドーナッツのようなもの、形も味も様々ですが、共通するのは「カロリーが非常に高い」ということ。もっともKrapfenの一種、Berlinerは年中手に入りますが。この時期はカラフルな味代わりバージョンが多数にあって楽しいです。

ちなみに断食といっても敬虔なキリスト教徒以外は「断食」しません。語源にあるように肉を絶ってみたり、好きなTV番組を見るのをやめたり、何かひとつ、「我慢」をするのが一般的のようです。好きなものを「絶つ」、なかなかできそうにないですが、期限付きならがんばれると思いませんか?・・・といいつつ筆者は去年「肉断ち」に失敗していますが・・・。 (M.I.)



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懲りずに今年は「お菓子断ち」に挑戦です。応援のクリック、ありがとうございます。

ここ何年かの傾向ですが、安全で美味しいものはBio、つまり有機栽培食品に限るという風潮が非常に高いです。

最近の不景気も何のその。上げ幅こそ2007年度の15%から10%に落ちましたが、それでも青息吐息の他業界から見れば驚異的な数字です。ちなみに2008年の売り上げは58億ユーロ(約6800億円)慣行農業から利益が20-30%上がる(その分手間はぐんと増えるのですが・・・)有機に鞍替えする農家さんが増えつつあるのもうなずける数字です。

有機製品を求める消費者は、空輸するとBioの概念に反するとしてフードマイレージの高い外国産に目をむけ、できるだけ国産品を欲しがっています。
・・・そうはいってもドイツの農地の有機栽培面積はおよそ5.4%。いくら将来20%にあがる見込みがあるとはいっても今はイタリア、スペインなど南ヨーロッパ(野菜)、オーストリア(牛乳)、デンマーク(牛乳)、他東欧諸国(穀物)からの輸入に頼らざるを得ない状態です。

安さを売りにしているディスカウント・スーパー「Aldi」でもBio製品が手に入るようになってもうしばらくたちます。
あちらのスーパーのチラシもBio,こちらのデパートの食品売り場もBio,...
Bioであふれ返っているような感があります。「Bioと書いてあれば売れるのか」と首を傾げたくなるような名ばかりのBio製品も出回ったりしていますが、今回はドイツの有機認証条項をパスした、オーガニック食品専門店に負けず劣らずの質の高さを誇りつつかなり低価で手に入るスーパーのBio製品をご紹介して結びに変えたいと思います。

公認されている有機認証団体は8団体ですが、そのいずこにも所属せずいずれも独自のBioブランドで勝負しています。

このままいくと、有機食品専門のスーパー、Biomarktをしのぐ勢いだそうです。普通のBioより安く、かつ品質は同じ、となると、消費者側としてはどうしてもスーパーに流れそうになるのではないでしょうか?(M.I.)


Rewe(大手スーパー、創業約70年 経営はEdekaに次いで2位)

Edeka(ドイツ最大手スーパー)

Aldi
ディスカウントスーパー、(世界各国に手を広げる)AldiのBio宣伝頁




  いつも応援のクリック、ありがとうございます。

2月、日本のお菓子業界はバレンタインで大変でしょうが、こちらNRW州は来週に迫ったカーニバルの準備で色々にぎわっています。しかし、今年は連日の悪天候のせいか仮装して町を歩いている人をあまり見かけないような・・・。この話はまた後日にでも・・・。

昨日の日記にもあったように、現研修生の研修がスタートしてもうすぐ1年、研修もそろそろ終わりに近づいています。最終報告書も次々と届いてきています。みんな色々得たものがあったようで何よりです。

今日は現研修生から最終旅行に出る前に、スーツケースを事務所に郵送してよいかという問い合わせがありました。もちろんよいのですが、ヨーロッパの郵送というのは日本ほど安心なものでもないので多少のリスクはあるかもと答えたところ、研修生を怖がらせてしまったようです・・・。脅かすつもりはなかったのですが、周りの人や自分の経験から考えますと、どうしても一言注意しておきたくなるのです。

一方来週には3月ヨーロッパにやってくる新研修生たちの出発前講習が始まります。渡航前の最後のブラッシュアップといったところでしょうか。新しくやってくる皆さんもはりきって準備しているのではないでしょうか。もうすぐ間近であえるのがとても楽しみです。

そしてすでに研修を終えてもうすぐ1年のたつOB,OGの皆さんもご活躍のようです。スイスに続いてドイツ組からも同期研修生結婚式で集まったと写真が届きました。

H17D012009.jpg           H17Dwedding2009.jpg

みんな少しずつたくましくなったような。青空の下笑顔がまぶしいですね。

他の国のOBも研修国が気に入って自力で仕事を見つけて再渡航してきたり、別の国に勉強に行きたいと短期実習を考えてみたり。やはり海外との結びつきもまだ強いようです。

ここボンの事務所には大変うれしいことに年に何回かOB、OGの人が訪れてくれます。何年かたって今の研修生たちがOB、OGとしてまたヨーロッパにやってきてくれたら素敵だなと思う今日この頃です。(M.I.)



1年といえばアグトレブログも開設からもうすぐ1年。なんだかあっという間ですね。
皆様の日ごろの応援、感謝しております。

昨年3月に欧州に渡ってきた研修生たちが来月上旬で研修を終えます。

彼らの帰国はまだ先(3月下旬)ですが、研修終了に先立って全ての研修生たちには報告書の提出が義務付けられています。

こんな書き方をすると、いかにもやらせているように聞こえるかもしれませんが、報告書というのはとても大切な役割があると考えています。

・自分が参加したプログラムを振り返り、自分が何をしてきたのか再確認する事ができる

・何年も後になって記憶が薄れても、ちゃんとした文面でその時の状況が書き表されている文書は思い出にも、大切な情報にもなりえる

・お世話になった人たちに対する謝意と敬意を込めて自分の学んだ事を再確認し、次のステップへ進むやる気に繋がる

・アバウトに頭の中で考えている事を文章に表す事で、具体的に考えたり、まとめたりできる

そろそろ研修生たちからその報告書が届き始めました。
一年間の研修の中で、彼らが一体何を感じ、そして、日本について何を感じるのかは、大変興味深い事です。

たとえば、今日届いた報告書の中から一文をご紹介してみましょう。

デンマークで研修をした彼女は農場での日常生活の中には、農業以外のことでも発見があったといいます。歴史を愛する彼女はデンマークの歴史について農場主と話をしたり自分で調べたりする中で一つの答えを導き出しました。

今まで大ざっぱに捉えていた世界史も一つの国の歴史を辿っていく事でより良く理解できた。(中略)世の中はグローバル化が進んでいるが、あまりにも世界が一つになってしまうのは詰らない。同じ価値観をもつのではなく、他人の価値観・歴史・文化を認め合える世界になってほしいし、私自身もなりたい。



彼女は国際社会の弱点と本質に気が付いたといえないでしょうか?


海外で農業研修するというのは、必ずしも農業だけの為にあるのではないということです。(A.K.)



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