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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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昨年3月に欧州に渡ってきた研修生たちが来月上旬で研修を終えます。

彼らの帰国はまだ先(3月下旬)ですが、研修終了に先立って全ての研修生たちには報告書の提出が義務付けられています。

こんな書き方をすると、いかにもやらせているように聞こえるかもしれませんが、報告書というのはとても大切な役割があると考えています。

・自分が参加したプログラムを振り返り、自分が何をしてきたのか再確認する事ができる

・何年も後になって記憶が薄れても、ちゃんとした文面でその時の状況が書き表されている文書は思い出にも、大切な情報にもなりえる

・お世話になった人たちに対する謝意と敬意を込めて自分の学んだ事を再確認し、次のステップへ進むやる気に繋がる

・アバウトに頭の中で考えている事を文章に表す事で、具体的に考えたり、まとめたりできる

そろそろ研修生たちからその報告書が届き始めました。
一年間の研修の中で、彼らが一体何を感じ、そして、日本について何を感じるのかは、大変興味深い事です。

たとえば、今日届いた報告書の中から一文をご紹介してみましょう。

デンマークで研修をした彼女は農場での日常生活の中には、農業以外のことでも発見があったといいます。歴史を愛する彼女はデンマークの歴史について農場主と話をしたり自分で調べたりする中で一つの答えを導き出しました。

今まで大ざっぱに捉えていた世界史も一つの国の歴史を辿っていく事でより良く理解できた。(中略)世の中はグローバル化が進んでいるが、あまりにも世界が一つになってしまうのは詰らない。同じ価値観をもつのではなく、他人の価値観・歴史・文化を認め合える世界になってほしいし、私自身もなりたい。



彼女は国際社会の弱点と本質に気が付いたといえないでしょうか?


海外で農業研修するというのは、必ずしも農業だけの為にあるのではないということです。(A.K.)



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