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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

本ブログについてはこちらを参照下さい。
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酪農家さんのストライキ、残念ながら状況は芳しくないようです。
今日の新聞には、大手スーパーがスト宣言前からストックしており、早くとも週末以降でないと影響はないのではないかとのことです。
全員ストライキ、とはいいますがストに参加していない残り30%から何とかまかなえてしまう、というのが現状のようです・・・。

気を取り直して、 先週末は電車に揺られて4時間弱、オランダ春季会合会場は北ブラバント州の州都Den Boschという古い静かな港町まで行ってきました。久しぶりに見る6人の顔は逞しく、ドイツ組ほどではありませんが日に焼けていました。

「色々させてもらえて満足してまーす。」 みな元気そうで何よりです。

砲台の前でポーズ


研修生を何度も受け入れて下さっている酪農家の農場に泊めていただいたのですが、とても朗らかな農場主で面白いお話も沢山聞けました。Den BoschとHeusdenの町を案内していただきました。観光の町らしくHeusdenにいたっては日曜日も開いている店が多いとのことです。(羨ましい・・)名物のチョコレート・ボール のお店はすでに閉まっていましたが、その大きさにみんなびっくりです。後から少し調べてみたらあれはシュークリームのチョココーティングだったようです。大きいのにも納得です。「あー、食べてみたかったな」とつぶやく研修生に「味は落ちると思うが、大きい町の駅なら売っていると思うよ」と農場主がフォロー。夜はドイツ組みに倣って庭でBBQ。天気も何とか持ってくれました。農場主一家と一緒にみんなオランダ語で話が弾んでいます。残念ながらドイツ語とオランダ語が似ているといっても会話が成立するほどではなく、何を話しているんだろうと頭の仲は「?」でいっぱいな夜でした。

これはラッキーだったのですが、ちょうど破水した牛がいて、その夜、初めて牛のお産を間近で見物できました。動物がちょっと苦手な研修生約1名、初めての感覚にどきどきです。農場主と一緒になって赤ちゃん牛を引き出そうとしています。このあと無事にオス牛が誕生。よろよろでしたが、すぐに立ち上がれるのには驚きです。


子牛が一頭生まれるとこのお酒を飲んでお祝いするんだと「Boerenjonge」(農家の息子)というお酒を全員に振舞ってくださいました。ブドウの浸かった梅酒のように甘いお酒です。
次の日は朝から運河ツアー。あいにく天気は今ひとつでしたが小一時間ボートに揺られて町の下を通ったのは面白い経験になったと思います。

シント・ヤン教会、「ケルンの大聖堂よりうちのほうが凝ったつくりをしている」とは農場主の弁です。2つをご存知の方はくらべてみてください。

次の日からはまた仕事に戻ります。皆さんその調子で引き続きがんばってください!!
(MI)

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※フォームに不具合があったため、一部変更いたしました。(2008年6月13日)

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今週から乳価の上昇を目指して酪農家さんたちがストライキを始めました。
明日からは70%の牛乳が市場に届かないという事をラジオで言っていました。
今の乳価1キロ当たり32セント(ノルトライン・ウェストファーレン (NRW)州)という低水準から40セントにあげようというのが今回のストライキの狙いです。

「まあ上がるとすれば、せいぜい5,6セントだろうがね。それでもなにもやらないよりはましさ。政府は何にもしてくれないし」とはここNRW州の研修生受け入れ酪農家の方のご意見です。
せっかく搾乳した牛乳を売らずに排水溝に流しています。この農場の奥さんは「週末には牛乳風呂でもやるわ、子供も喜ぶし、お肌にいいから」とさびしげに笑いながら話してくださいました。
「『世の中には飢えで苦しんでいる人たちがいるのに食べ物を捨てるなんて』という意見もあるけれどもこうでもしないと私たちが飢え死によ」と真剣な目で語ってくださいました。

今日読んだ新聞によるとドイツだけではなく、お隣のオーストリア、オランダ、フランス、スイスなどヨーロッパ各地でも乳価上昇を目指して似たようなボイコット活動が酪農家さんの間で計画されているそうです。

ちなみに業界では在庫があるのでまだそれほど打撃を受けておらず、牛乳および乳製品が店頭から姿を消すのは早くて月曜からのようです。この週末のうちに牛乳を買いだめしておいたほうがいいよと言われて家路に着きました。

今回のストライキには好意的な意見も批判的な意見もあります。この博打が吉と出るか凶と出るか。続報をお待ちください。

(M.I.)

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5月の風物詩、Maibaumも雨風にさらされてそろそろ色あせてきました。

もうすぐ6月。初夏がやって来ます。

というのはここライン流域独特の一風変わったアピールの総称です。適当な大きさに切った白樺の若木を色とりどりの紙テープでデコレーション。時期になるとクリスマスツリーのように白樺の若木を売り出す店もあるようですが、http://www.maibaumtaxi.de/bestellen.htm

冒険心豊かな若者はどこぞのお宅の白樺の枝を失敬しているようです・・・。4月30日から5月1日に日付の変わるころ、憧れのあの人、あるいはガールフレンドの家の傍にこっそり立てかけます。大抵は何かにくくりつけられています。(街灯とか、街路樹とか・・・)今年はたまたま夜更かしをして何人かの取り付け作業を見ることができましたが、1人できていた子はおらず、3人から5人のグループでした。かなり大振りの若木を抱える子、はしごを持っていたり、かなづちを持っていたり。なかなかの重労働のようです。あんな大声を出して「彼女」は気づかないのかしらとほほえましい光景ではありました。これだけでもよいのですが、木か丈夫なダンボールで作った赤いハートに愛しの彼女(候補)の名前を書いて誰宛とはっきりさせるとなお効果的。アパート住まいの彼女には名前を書いておいたほうがよさそうですね。

Maibaum.jpg


Maibaumをはずすのは6月1日。シングルの方、OKだったらばはずすときに食事に呼んでもらえたりビールをご馳走してくれたりするようです。カップルの方はその辺ご自由に。駄目だった方・・・。こっそりはずしに行きましょう。今年はこのMaibaum、とてもよく見かけました。何でもうるう年には男性もMaibaumを贈ってもらえるらしいのです。赤いハートには「Jan」や「Thorsten」など男性の名前がちらほら。

Maibaumをもらえなかった紳士淑女の皆さん、がっかりすることはありません。

Schandbaum(直訳:恥の木)をもらわなかっただけましというものです。こちらは理由は問いませんが嫌いな相手の家の前にトイレットペーパーでデコレーション(?)した普通に育ったもみの木を相手の家の前に堂々と置いて帰ります。黒いハートに名前が書いてあったらもう逃げ場はありません。もらって嬉しいものではありませんよね。
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ちなみに私の住んでいた地域ではMaibaumといえば、マユミの大木で、5月1日に老若男女問わず楽しそうにそのまわりで踊っていました。

Maibaumを飾る地域は主に南西ドイツのようです。

まだまだ少数派なんですね。日本のバレンタインのように全国に広まっても面白いのにな、とバスの窓からテープが色あせて葉が落ちても飾られ続けているMaibaumを見て思うのでした。

MI


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「へ、なのか、に、なのか?」
と、大学で日本語を学んでいるドイツ人の友人に聞かれる事があります。「へ」なのか、「に」なのかとは、例えば、

・車の中へ入る
・車の中に入る
の時の、「へ」と「に」の使い分けなどです。

あるいは、

・~というわけですから
・~ということですから
の違いなどの微妙なニュアンス、

・~ということがあるわけではない
とは、あるのか、ないのか?
など、ちょっと分かりにくい言い回し、

その他、取組み(プロジェクトなのか、アプローチなのか、努力なのか)などの不明瞭な単語もろもろや和製英語は、日本語を勉強する人にとっては難しい問題のようです。

いやしかし、日本語の説明は、むしろ母国語としている私達にとっても難しさがあります。

大学の卒業論文を書くために日本の文献を読み進める友人。すらすらと難しい漢字を読み、私の知らない日本の地名と地理を説明し、時に英語でジョークを飛ばしながら、今読んだ文献の文章をドイツ語に簡約し、
「こんな感じだと思うのだけど、どう思う?」
と振られた傍らの相棒(私)は、舌を巻くばかりです。

外国で暮す上で語学は嫌でもつきまとう至上の問題。
研修生に頑張れと言う前に、まずは自分が頑張ろうと思います。

とりあえず、皆さん、よい週末を。

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スイス研修生がSwissinfoと言うホームページで紹介されました。
スイスの農家で研修

是非ご覧下さい。

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