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5月の風物詩、Maibaumも雨風にさらされてそろそろ色あせてきました。
もうすぐ6月。初夏がやって来ます。
というのはここライン流域独特の一風変わったアピールの総称です。適当な大きさに切った白樺の若木を色とりどりの紙テープでデコレーション。時期になるとクリスマスツリーのように白樺の若木を売り出す店もあるようですが、
冒険心豊かな若者はどこぞのお宅の白樺の枝を失敬しているようです・・・。4月30日から5月1日に日付の変わるころ、憧れのあの人、あるいはガールフレンドの家の傍にこっそり立てかけます。大抵は何かにくくりつけられています。(街灯とか、街路樹とか・・・)今年はたまたま夜更かしをして何人かの取り付け作業を見ることができましたが、1人できていた子はおらず、3人から5人のグループでした。かなり大振りの若木を抱える子、はしごを持っていたり、かなづちを持っていたり。なかなかの重労働のようです。あんな大声を出して「彼女」は気づかないのかしらとほほえましい光景ではありました。これだけでもよいのですが、木か丈夫なダンボールで作った赤いハートに愛しの彼女(候補)の名前を書いて誰宛とはっきりさせるとなお効果的。アパート住まいの彼女には名前を書いておいたほうがよさそうですね。
Maibaumをはずすのは6月1日。シングルの方、OKだったらばはずすときに食事に呼んでもらえたりビールをご馳走してくれたりするようです。カップルの方はその辺ご自由に。駄目だった方・・・。こっそりはずしに行きましょう。今年はこのMaibaum、とてもよく見かけました。何でもうるう年には男性もMaibaumを贈ってもらえるらしいのです。赤いハートには「Jan」や「Thorsten」など男性の名前がちらほら。
Maibaumをもらえなかった紳士淑女の皆さん、がっかりすることはありません。
ちなみに私の住んでいた地域ではMaibaumといえば、マユミの大木で、5月1日に老若男女問わず楽しそうにそのまわりで踊っていました。
Maibaumを飾る地域は主に南西ドイツのようです。
まだまだ少数派なんですね。日本のバレンタインのように全国に広まっても面白いのにな、とバスの窓からテープが色あせて葉が落ちても飾られ続けているMaibaumを見て思うのでした。
(MI)
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