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何の期間かわかりますか? ずばり、休暇日数です。年の平均有給消化日数が10日にも満たない日本の皆さんにはぴんと来ないかもしれませんが、ドイツはじめ西欧諸国では 被雇用者は大抵30日の休暇と休暇金(夏のボーナスのようなもの)がもらえる仕組みになっています。あらかじめ契約でそのようになっていれば、ですが。
契約で決められている休暇用特別手当は業界によって異なり、中流企業の従業員が受け取る休暇手当ての額は155ユーロから2023ユーロになります。 2010年の経済社会研究所の調査によると22業界のうち、一番休暇手当てが少ないのは農業と炭鉱の従業員。休暇手当て最高額をマークしたのは重化学工業、木工産業、印刷業者でした。
西側のほうが東側より休暇手当ての額は大きく、公務員、鉄鋼業界では契約で休暇手当てを決めていません。クリスマス手当て(冬のボーナスのようなもの)と一緒に年間特別手当てとして支払われる。銀行やエネルギー関連(水力発電ほか)も契約で取り決めされた休暇手当てはないそうです。
州の規定にもよりますが、年間20-30日の有給休暇が保障されているドイツ。長引く不況対策に、この休暇を削って経済効果を出そうという動きが出てきました。
中流企業連盟の代表が「6週間の休暇は長すぎる、4週間で十分でしょう」とドイツの有給支給日数が世界ランキングでもかなり上位に入ることに加え、ほかの国の倍以上の休日があることを理由に挙げています。
ここで来年から早速4週間でやってみようという企業と、いやいきなり縮めすぎると従業員の反発を買うから5週間にしようという企業が出ています。どーんと3週間休む相手側をうらやましく思う反面、その間事業が進まなくなるのも事実なので自分的には6週間(30日)が4週間(20日)になってもいい気がするのですが・・・。
いきなりこんなことをつぶやきだしたのは、NRWは来週末まで夏休みシーズンで、7月W杯も手伝ってあれだけにぎわっていた町がとても静かなこと、最近ピークを過ぎたのか夏休みをとる研修生たちから連絡をもらうからです。
限られた1週間という時間で結構いろいろいけるものだなぁと感心しつつ、自分もどこかへ行きたいなぁと現実逃避に走る今日この頃です。
ソース 日本人らしく短い休暇で頑張る研修生に暖かい声援をお願いいたします。もちろん、ことわざですが、風が吹くとおけ屋がもうかる理由を調べてみました。それによれば、
①風が吹くと目に砂埃が入る
②そうすると盲人が増える
③江戸時代には目が見えない人が「耳無法一」のように弾き語りをする人が増える(当時は三味線弾きだった)
④三味線を作るのに、猫が必要。三味線のボディーは猫の皮
⑤猫が減るのでネズミが増える
⑥ネズミが増えれば桶をかじるのでおけ屋が儲かる
ということらしいです。なんともわらしべ長者的です。
今、ロシアで大干ばつが発生して、モスクワ近郊の森が多火事に見舞われて大変だというニュースを聞きますが、まさに風が吹くとおけ屋が儲かるというのでしょうか、今年のドイツの小麦の値段はかなり上昇しそうです。
その理由は、ロシアが大穀物地帯であるから。世界第3位の小麦生産国であり、世界中に穀物を輸出しています。年間100万トンを生産するところ、今年は、20パーセント減少の見込み。
今年の7月に西ヨーロッパで発生した熱波がロシア方向へスライドして、ユーラシア大陸の今の大干ばつを引き起こしているそうです。ロシアの隣国、ウクライナやカザフスタンも干ばつの影響が出ていますが、これらの国々もヨーロッパの穀物庫と呼ばれて良いところです。
自然災害がもたらす不作に、今度は投資家たちが人為的に関わってきます。
ロシアの干ばつを見越して投資家たちが先物取引を行い、市場での穀物価を引き上げてしまっているというのです。
干ばつの被害状況はまだはっきりしませんが、専門家の間では、深刻な事態にはならないだろうという期待感があるようです。
しかし、穀物の値段が上がれば、小麦粉や家畜飼料への影響も懸念されてきます。小麦粉や乳製品への影響が出てくれば、お菓子など小麦を使う食品の値段に響くかもしれません。そして、最終的には消費者にも被害が及び、日本から遠い国で起こった事件が、思わぬところで私たちに衝撃を与えるかもしれません。
だから、ウォッカを舐めると製菓会社の社長の冷や汗の味がする、なんてタイトルつけました(A.K.)
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前の記事に少々かぶるのですが、毎年NL研修生の夏の会合の会場としてお世話になっている農場主の方が突然倒れられてしまい、7月の会合は当分延期と言う事になりました。
リクエストの本を用意したり、カレー粉買ってきたり、寝袋虫干ししたり・・・と準備していた筆者はただただ呆然とするばかり・・・。お見舞いにカードは送りましたがはたして届いたのでしょうか・・・。A.K.さんのレポートを読む限り、入院中にしてはお元気そうですが---、早く良くなりますように。
しかし、延期のお知らせ後、研修生からこんな問い合わせが。「でもせっかく休みもらってるんで皆で集まって何かしたいんですが、自分たちで行動しても問題ないでしょうか?」さすがに逞しいです、
ないのなら自分で開こう夏会合。加えて「Iさんももしよろしければ食事くらい一緒に参加して頂けたらいいなと思います」日本独特の社交辞令という奴だったかもしれませんが、3月から会ってない面々の様子が知りたくて二つ返事で1日参加希望しました。
ドイツのソーセージ食べてみたいと言うので、せっかくだからいろんな種類を買ってクーラーボックスならぬ保冷バッグかついで、いざオランダへ。急遽集合場所を提供してくれたのはT研修生の農場主さんです。スキポール空港駅の近くで代々切花を営んでらっしゃいます。
みんないい笑顔ですね。今年はオランダは男の子ばかりです。本当はもう1人いるのですが、都合により欠席となりました。即席会合にしては出席率良いですよね。農場見学もさせていただきました。伝統的な農法だそうで、仕事場は水の上です。(陸地にも色々ありましたが)オオデマリ、ライラックといった花の木の畑は囲いを造って人口湖に浮かんでおり、移動はボートです。眺めの良さに感激しましたが、ご主人曰く「いやー、毎日見てると飽きてくるよ」・・・そういうものでしょうか・・・?ちなみに花畑は囲っていても土が流れ出すので毎年補充しているそうです。
農場見学の後はお楽しみBBQ。材料は各研修農場から野菜とチーズ、前の日から泊まっていた研修生有志が買ったお肉、お肉、お肉・・・。(正直ソーセージもって帰ろうかと思ったくらいです)火おこし(&テーブルセッティング)班と台所(材料調理)班に分かれて準備。 BBQならカレー粉はいらなかったかなーと思いましたが、「ひき肉とソーセージのカレー農場の野菜入り」、なかなか好評で9人分があっさりとなくなりました。
男の子は豪快ですね~。
丸かじり。チーズも・・・?
お天気は昼頃までぐずついていましたが、農場見学の時も、BBQのときも晴れ、ラッキーな一日でした。NL研修生の皆さん、混ぜてくれてどうもありがとう!!
あんまり楽しすぎて帰りの電車を忘れてしまい、最終列車にも乗れずに寝台車に無理やり乗り込み、切符の失効寸前(1日往復きっぷは翌日の3時までしか使えないのです)なんとかかんとか自宅に辿り着く、というちょっと悲しい旅の終わりでした。
みんなとっても元気そうで安心しました。もうすぐ研修も折り返し地点、半年移動の人はそろそろ農場移動の季節ですが、引き続きその調子で頑張って下さいね!!(M.I.)
結構大きな病気で、一時は心肺停止ということもあり、連絡をもらった時は非常に心配しました。
話によると、7分間も心臓が止まっていたという、死の淵から奇跡的に這い上がってきたというのです。
しかも、私たちが訪問したのは、入院して1週間程度しか経っていない時だったので、きっとまだまともに話もできないのではないかと思っていました。
農場の奥さんに電話でお見舞いに行っていいか聞いた時も、
「喜ぶと思うけれど、まだちゃんと喋れないし、声も小さいはずよ・・・」
などと言われていたので、覚悟して病室に入っていくと・・・
よく通る、聞きなれた声が!誰かと電話で話をしている様子。私たちの訪問に気がついて、目を丸くしながら
「おー、日本からお客さんが来た!」
と喜んでくれました。体調がまだまだ悪いということもあって、30分ほどで帰ろうと思っていたのに、マシンガンのごとく話をし始めた彼の話を聞き続け1時間半。
とても病み上がりとは思えませんでした。
時には、
「おい、お前たちは仏教徒だろう。輪廻があると聞いたことがあるが、俺は死の世界を見たぞ。あれは、何もなかった。気が付いたら病室に寝てたのだから」
と、自虐ネタを繰り出し、私たちを笑わせておきながら、
「あんまり笑わせるな、肋骨が3本折れてるんだ(娘さんの必死の心臓マッサージが原因)」
などという始末。
そんな中、彼が言った言葉に感化されたのですが、
「知ってるだろう、雑草は無くならないんだ」
Weed never gone.
人間は、気力で命さえも凌駕するのだと。
(A.K.)
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カティアさんの外国日記
全文ドイツ語ですが、そこの書かれていることをちょっと紹介してみましょう。 7月5日のエントリーから。
「私のホストファミリーと日本のライフスタイルへの切り替え」というタイトルで書きだした、カティアさん。
まず、木更津のにあるホストファミリーの家へと誘われ、初めての日本家屋と対峙した彼女の眼に映った、日本の生活様式は…。
まず、玄関で靴を脱ぐことからヨーロッパとの差を感じ始めるのですが、室内では、どこでスリッパに履き替えるのか、どこで裸足になるのか、よくわからない『決めごと』に戸惑います。
しかし、6週間もたつと血肉となって彼女の習慣になっていくようです。そして、正座もできるようになったとか(ヨーロッパでは床に座らないので正座はしません)。
②仕事は「真似」をしろ!
彼女は農場へやってきて最初から農場は農繁期でキュウリの収穫真っ最中。毎日キュウリの収穫に追われます。
仕事は、家族や友達や、関係者一同、兎に角たくさんの人たちで行われて、それが効率とかテンポよりもまず、みんなでやることに優先順位が置かれていると感じだようです。
また、仕事の具体的な指示もないままに黙々と行われる作業の中から、真似をして慣れていくしかい言います。
「日本人はドイツ人と違う仕事の仕方をする、それは、一つ一つを確認しながら仕事するのではなくて、仕事しながら一つ一つを確認していくということ」
カティアさんが例として挙げたのは、キュウリの箱詰めで、彼女が数え間違えて入れた本数に、後から言葉もなく農場主がフォローしていることなど。間違いに気がつかないまま、訂正されている部分で戸惑いもあるのかもしれません。
③家族の一員になる
日本人は外部者に対してすごく親切になるということもカティアさんが感じた生活習慣の一つ。
到着してしばらくは、農場の家族がとても気を使ってくれたと言います。
「大丈夫?」
「平気かい?」
「もっと食べなさい」
「何かいるものはないかい?」
と、異口同音にあれこれと心配されたらしいのですが、それも時間がたつにつれて少なくなり、それとは反対に打ち解けてリラックスしたものに変わっていったと言います。
最初のころは「いいえ」を日本語でやんわり断ることもできずにいたということですが、今やすっかり慣れて断り方も覚えたのでしょう!?
日本人として、反対の視点で日本の家庭を見てみると、「なるほど!」と驚くことがあるものですね。 (A.K.)
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