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農業の世界的な傾向として、大規模化・集約化が進むのでどうしても農家戸数の減少が避けられません。
例としてドイツの農家戸数の変遷をグラフ化して見ました。
(図) ドイツの農家戸数
2007年ではドイツの農家戸数は34万9千戸ほど。農業従事者は85万人ほどで、人口に占める割合としては1%ほどです。
一方で日本についてもグラフ化してみました。
日本の場合は、北海道とその他の都府県の農業形態(規模)に大きな差があるので、統計が別になっています。そこで、グラフも北海道とその他の都府県に分けてあります。
左が北海道、右が都府県合計です。
(図)日本の農家戸数
2007年で日本には180万戸ほどの農家があります。
わずか20年弱の間に農家が半分にまで減っている事が分かります。
仮に他の諸国でグラフを作ってみても同じことが起こっているのではないかと思います。農業の未来へ向かう滑り台のように、グラフは必ず右肩下がりになるのだと思います。
しかしながら、ドイツにしても日本にしても確かに農家戸数が激減しているのですが、根本的な部分で違いがあります。
それは、規模の大きな農家の増減です。
日本ではどの規模の農家も減少傾向にあるのに対して、ドイツでは比較的大規模な農家の数が増えているのです(残念ながらグラフにできる統計が見つかりませんでしたが)。
大規模といってもドイツでは10haや20haの農家はむしろ中小規模に含まれ、50ha以上の農家あたりから大規模農家となります。
農作物の価格が安くなる中で、農家が生き残るすべはもはや大規模化、特質化に限られてきています。
右肩下がりの統計を見て嘆くばかりではなく、現実から世界のスタンダートを見出し、厳しい農業政策に乗り込む時期に来ているのかもしれません・・・。 (A.K.)
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さあ元気を出して、週末を愉しみましょう。
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