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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
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JAEC Europe
性別:
非公開
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ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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3月6日で無事農業研修を終えたH19研修生たちは今ヨーロッパのあちらこちらを最終研修旅行中です。
そんななか、また一人、支部に遊びに来てくれました。今度はスイス研修生です。

先日あった受け入れ機関(Agroimplus)主催の最終報告会にて、発表の際に言い切れなかったことがあるそうです。

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ドイツ語で言いたかったこと

他の国の研修生が、研修国の言葉での最終報告書を書く中、なぜかスイスは日本語のみで、ドイツ語ができない私は、ラッキーと思っていました。ただ、3月5日にあったスイスの受入機関での報告会では、何人かの受入農家の家族の前でこの研修についての感想を話すという機会がありました。前日に短いドイツ語の文章を書いていた私ですが、発表する仲間たちの話を聞いているうちに、予定とは全く違う話を始めてしまいました。結果、ボロボロな発表で、正直うまく通じたとは思っていません。なので改めてここに、報告を。もちろん日本語で。

12月にドイツの研修仲間を訪問する機会があり、そこのChefinに、「スイスで何か学んだ事はある?」と質問されました。その時、私は答えられなかったのです。そこには、ドイツで研修する仲間がいるわけで、もちろん日本語で答えたって構わなかったのに。日本語ででも浮かばなかった。それから、ずっと考えていました。私は何をスイスで学んだのか?他の仲間のように、搾乳や牛の世話を一人でこなせるわけでもないし、野菜の種類や特徴を流暢にドイツ語で言えるわけでもない。と、へこんだこともありましたが、渡航前にできなかったことが少しはできるようになったと、今は思います。

何を?
あったかい食事を出すためには料理の時間の計算を。子供たちには常に自分の居場所を伝えること。掃除の日を作ってしまうことの利点。スイス料理、焼き菓子の作り方、などなど。農業研修生なのに、家政ばかり・・・。

正直に言うと、農業技術で新たにこれを学んだと言える事はないのです。それは渡航前から承知していたことですが。学んだのは技術ではなく、農業を新しく始めた農家の心意気。労働時間は常に賃金というものが発生すること。つまり、だらだらと働くのではなく、いつまでに終わらせるのだという意識を持って、働く事。常に何をすれば仕事が潤滑に進められるのか考える。常にアンテナを張って消費者の気持ちや世の中の動きに柔軟に対応する。そういう考え方。

たぶんそれは、他の人にとっては小さなこと。そんな小さなことを少しずつ、そしてたくさん、学んだと今は言いたいのです。

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以上、一年を振り返った研修生の感想でした。


10人10色というけれど、研修で得るものも一人一人違ってくるようです。
今日はいずこの旅の空、研修生の旅行の安全祈願に、クリックひとつ、お願いします。
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