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今回の舞台は南オランダの's-Hertogenboschという町。アポストロフィーから始まる見慣れない名前の町ですが、北ブラバント州の州都です。
発音すると"スへルトヘンボッシュ"と聞こえます。別名デンボッシュとも言います。
さて、こちらは中央駅前。
金色のドラゴンが駅前の広場に輝く、最高に気持ちの良い週末でした。
集合した研修生たちとさっそくスヘルトヘンボッシュの街を散策しました。
レンガ造りの美しい街には観光客が溢れていました。なんでも、この週末はJazzのフェスティバルとかで、町のいたるところで音楽が聞こえてきました。
そんないい雰囲気の中、研修生たちはカフェのテラスで椅子を並べてのんびり休憩。お昼時の集合ということもあって、オランダ定番のパタート(フライドポテト)をいくつも注文する研修生たち。
それにしても、太陽の強い光とジャズミュージックが情熱的な雰囲気をかもし出していました。
今回、残念ながら一名の研修生が体調をくずしてしまって参加で来ませんでしたが、その代わり、ドイツとオランダの国境で研修中のドイツ研修生が遊びに来てくれました。
さて、今回も宿泊場所を提供してくれたのは心優しき酪農家バイスさん家族。
ロボット搾乳機を導入している農家で、今年は1人研修生を受け入れてもらっています。日本人が大好きな農家さんです。
この農家には今ロシア人研修生も来ているのですが、その甘いマスクに女性研修生たちがすっかりとりこになってしまう一幕もありました。
そのハンサムガイ、実は3日ほど前に農地で携帯電話を紛失してしまっていたのですが、話しの成り行きで皆で探す事になりました。
バイス農場は農地面積40haなので、果てしない冒険のように思われたのですが、落としたフィールドはわずか20アール程度の広さでした。そこで、皆で横一列に並びステッキで草を掻き分けながらローリングです。
そして、わずか10分かからないうちに、
「あったー!」
バイスさんのご友人がこの捜索に参加していたのですが、その手に小さな携帯電話が握り締められていました。
携帯を受取りほお擦りするイケメン研修生。
女性研修生たちはちょっとがっかり。
「私が見つけてお礼のキスをしてもらおうと思ったのに!」
そして一仕事の後記念撮影。
なんだか珍しい経験をしたのでした。
そして、その後は皆で近くの歴史的な町Heusden(ヒュースデン)へ。第二次世界大戦で壊滅的になってしまった街並みを1649年の地図を参考に再建、かつての美しい街並みを再現している町です。
連休ということもあってたくさんの観光客が来ていました。ボートで港へ乗りつける人もいて、いかにも運河が発達したオランダらしいと思いました。
なんでも年間35万人の観光客が訪れるとか。
そして、例のロシア人研修生も同行。
一緒に街を回って、たくさん写真を撮って、随分と楽しそうでした。
幸せそうな女の子達。
「今日は心ときめく乙女でいさせて!」
明日からまた農業研修生に戻って下さいね。 (A.K.)
今度はスイスの春季会合を御紹介しようと思います。お楽しみに!
前にご紹介した「ドイツ初上陸メイドカフェ」、やっぱり気になるので行ってきました。興味半分、取材半分の結果をご報告いたします。
やはり謎は謎のままにしておいたほうが面白かった気がします・・・。 前宣伝はかなり充実していたので、つい期待しすぎてしまいました・・・。冷静に考えれば、ドイツのウェイトレスさんに期待するほうが間違っているのでしょうが、つっけんどんとはいかないまでも、大忙しの「メイド・コスプレ」のウエイトレスさん、テーブルに注文取りに来ない、注文品間違える、お皿は紙皿、当然「中世メイド風喋り方」も、「いらっしゃいませ、ご主人様」もなし。何だか「萌え~」には程遠いような・・・?写真用に振りまいてくれた笑顔はチャーミングでしたが。
HPにNatの名で載ってる女の子です。
メイド・カフェに期待をかけてはるばる電車で3,4時間のStuttgart近郊から泊りがけで来た若者と相席になりました。「想像したのと全然違うー」とかなりショックの様子でした。その日は一日中座って入れ替わり立ち代りのメイドさんに好みのタイプがいないか探すのだとか。今度日本に行くそうで、「今度こそアキバのメイドさんに会うんだ!!」と熱く語ってくれました・・・。
コミックマーケットのイベントのほうは「パラパラ」や、「コメディアン」、「コスプレ大会」、「漫画の描き方コーナー」・・・などなど盛りだくさんで、主催者の一人によると来客数は2000人を数えたとか。結構な数です。州知事も挨拶に来る大掛かりなイベントだったそうです。開催場所はとある高校。大半が10台の若者で、元ねたもわからないコスプレの少年少女の中、普段着の筆者は浮きに浮きましたが、久しぶりに童心に返って(??)遊んできました。
外は快晴。一日いるつもりの子たちが座り込んでいます。
日本語の漫画もドイツ語の漫画もぎっしりありました。
販売コーナーの一角です。水ヨーヨーなど面白いものが人気でした。
この子の衣装は注文したそうですが、手作り派も結構いました。
古い漫画や、キャラクターグッズを持ち込んで売ったりする「Bring&Buy」や、デュッセルドルフに店を構えるT書店なども出展しており、普通の展示会とは違っていろいろ購入できるようになっていて面白かったです。
一日券なので夜遅くまでいても良かったのですが、体力に限界を感じ早々に退散してしまいました・・・。
参加していた子達に聞くと、こういったイベントはほかの都市でもやっているそうですが、これだけ規模の大きなものはそうないそうです。「もっと堂々とコスプレを披露できる場を作ってほしい」と口々にいっていました。
何に情熱を向けるかは人それぞれ、ということですよね。 (M.I.)
萌え~はなくともアグトレで海外農業に燃えてみませんか??
筆者はベジタリアンではありませんが、周りに「私は菜食主義者だ」と公言している人は結構います。統計によればドイツ国民の1.6%(2007年現在)しかベジタリアンではないはずですが、中々の遭遇率です。
大抵の人は乳製品と玉子もOKの「ラクト・オヴォベジタリアン」ですが、まったく動物性のものを受け付けない「ビーガン」の人もいます。普通にケーキを焼いたりできないので、お客様としては正直少々厄介な相手です。
ある知り合いの親戚がそんなビーガン家族だそうで、遊びに来るときは、かごいっぱいの食材を持ってくるそうです。自分で用意してくれるなら助かるな、と思って聞いたのですが、「せっかくゲスト用にあれこれ考えても何もできないのよ、そこまでするくらいなら別に家にいたって同じじゃない」・・・。どうやらご不満のようです。
菜食主義だ、と言いながら「お寿司はやっぱり新鮮な魚に限る」とか、「チキンソテーにはベーコンを加えるとおいしい」とか言われると「なんだ、ベジタリアンって口だけか」と思っていたけれども違いました。
肉は食べなくても魚は食べる「ペスコ・ベジタリアン」、主に菜食でも肉もたまに食べる人「フレキシタリアン」、肉を常食している人に比べて少なく食べる人「セミ・ベジタリアン」・・・とちゃんと分類があるようです。ベジタリアンの世界、まだまだ奥が深いようです。
他にも色々な細かい分類がありますが、参照サイトを見ていただくことにして、省きます。
ただ、これだけ様々な分類があるのに、「ベジタリアン」が1.6%と言うのは不思議です。セミ・ベジタリアンなどは統計では外されているのでしょうか・・・。 (M.I.)
ベジタリアンの貴方も、ミータリアン(?)の貴方もクリックよろしくお願いいたします。
Sauerbratenという料理があります。牛肉の塊を数日ほど酸味のある調味液に漬け込んでから焼く、というものですが、それぞれの地方で調味液の材料、配合や上にかけるソースなどの作り方が少しずつ異なります。
その中でも有名なここ近辺のRheinischer Sauerbraten、赤ワイン、お酢、ブイヨンを混ぜ合わせた調味液に漬け込んで、拭いてから焼いた肉をレーズン入りの甘いグレービーソースでいただきます。おもてなしには欠かせない定番料理です。
漬け込む肉は、今では牛肉が一般的になっていますが、昔は馬の肉で作っていたと聞きました。どうして馬だったかというと、単純に牛肉より安かったからで、貴族などは牛肉を食べていたそうです。
大衆に広まったのは、フランスに食文化が近いラインランド地方では馬を食べることがタブー視されてはいなかったからだそうです。
2008年現在ドイツでは100軒ほど馬肉を取り扱っているお店があるそうです。柔らかいフィレ肉のほかにはソーセージなどは人気が高いとか。
今では「人間の友達」を食べるなんて、と白い目で見られることの方が多そうですが、昔ほどではないにしても今でも欧州で馬が食べられているんですね。ちょっとびっくりです。
参考サイト(画面右上のアイコンで英語に変換できます)
そして、調べたところによりますと、牛や馬よりもずっと少ないですが、豚肉のSauerbratenもあるそうです。その場合に使うのは腿のところで柔らかい肉なので、牛肉、馬肉と違って漬け込む時間は48時間以内で良いそうです。
まだ牛肉のSauerbratenしか食べたことがないので、他の肉のものがどんな味かは分かりませんが、「今では滅多に食べられない」と聞くと食べてみたくなるのは食いしん坊の性でしょうか・・・。 (M.I.)
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