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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
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JAEC Europe
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非公開
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ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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今回の日本の震災は、世界各国で様々な反応を見せていますが、先日は、ドイツで反原発のデモンストレーションが大々的に行われたようです。

ドイツは環境保護を強力なプロパガンダとする「緑の党」が前与党に入って以来、環境問題や有機農産物に対する民意が非常に高まった経緯があります。

今回の震災では、ドイツルフトハンザ航空が(福島原発に比較的近いという事で)いち早く成田空港への到着を取りやめるなど(現在は発着通常化しています)、原発や環境破壊に対してドイツらしい反応を示していました。

そんなドイツの農業雑誌によると、有機農産物市場の成長が留まるところを知らないという事です。

***Agrar Heute記事より***

ますます多くの消費者が地域で作られた有機生産物を手に取るようになっています。AMI(農産物情報会社)によれば、2010年の有機生産物飲食品の売り上げは、5.9億ユーロにも上っています。
これは、2000年のほぼ3倍になります。これは、年率で2桁台という成長です。2009年との比較では、1~2パーセント程度と報告されています。「有機農産については、ここ1、2年はもはや日常となり、マスコミでもあまり取り上げたり宣伝したりしなくなってきています」と、AMIの有機農業経済アナリスト、ディアンナ=シャークさんがいいます。急成長の後のこの成長は健全と言えます。卸市場の活性化と生産アップのチャンスを成長させる事になるのです。

******

今回の原発によって国産農産物の受ける被害は甚大です。しかしながら、ドイツの有機生産物の経済効果を高めたのがマスコミの宣伝によるところということですから、今起こっている農産物不買いの理由の一部は、風評被害と言えるかもしれません。
(A.K.)

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