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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
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JAEC Europe
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非公開
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ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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“農業の役割”と聞いて一体何を思い浮かべるでしょうか? 

きっと「お米を作る」とか、「野菜を作る」とかいうことがまず思い浮かぶと思います。 もちろん人が生きていくに必要な食料を生産することは農業の大切な役割です。
そして、それこそが戦後長らく日本の農家に求められてきた最たる役割でした。

貧困な日本を飢えから守り、世界の大国に成長させたのは日本の農家さんたちでした。しかし、日本経済の発展と共に農業で暮す人と工業で暮す人との間で所得格差が生じていきました。 
1961年より施行された農業基本法ではこの格差をなくすために、農産物の価格水準を高めたり、農地整備や農業の機械化を推進して、農家にとってより良い環境作りを目指してきました。 

そしてさらに時代は変わり、現在、日本人が食べ物で困る事はほとんどなくなりました。それに伴って、日本の農家に求められる役割も変わってきています。 
1999年より農業基本法に替わって食料・農業・農村基本法が制定されました。この取決めでは農業の役割を次の4つに大分しています。 

1. 食料の安定供給の確保
2. 多面的機能の発揮
3. 農業の持続的な発展
4. 農村の振興 

食料の安定供給の確保とは、食料を確実に生産すること。
生物にとって飢餓ほど恐ろしい事はありません。
安全にかつ安定的に食べ物を供給する事は、相変わらず農業の本質です。しかしながら、近年の日本は食物の多くを輸入に頼らざるを得ない状況にあります。もし世界で天変地異が起こって日本に入ってくる食べ物が十分でなくなったら、もし、外国が日本への食物輸出を止めてしまったら、1億3千万人の日本国民を十分に食べさせていけるでしょうか?ですから、日本の農家が国民に足りる十分な食料を生産することは最も重要な任務ともいえるでしょう。 

多面的機能の発揮とは、農業が秘めている可能性を生かすことです。
世界中のどの田舎へ行っても日本と同じ風景はありません。それは日本とは違う農業があるからであり、日本らしい農村風景は日本の農家が作っています。同様に、文化や伝統も農村や農業を営む人たちの手によって紡がれ、未来に繋がっていくのです。
また、自然環境との調和、農業を取り巻く産業との連携も大切な役割です。 

農業の持続的な発展とは、将来も何の不安もなく農業を営んでいくための準備です。
若者達に農業技術を教えたり、農業の大切さを教えたりするのは、農家自身のためばかりではなく、未来の人たちの平和と安泰のためにも大切です。
また、使い捨て感覚で農業をするのではなく、私達の子供、孫、ひ孫、その先もずっと営める農業を考える事が求められているのです。

 そして、農村の振興とは、高齢化・過疎化に伴う農村の弱体化を防ぐ事です。
日本の農業の中心は地方農村です。多くの若者が仕事や勉学、流行やファッションを求めて都会へ出て行き、農村には高齢者が残されています。こうした現状がある中で、どうやって農村を活気付けるか、若者達に魅力ある農村にしていくか、農業の見せるパフォーマンスの真価が問われています。

 農業の役割は時代と共に変わってきています。しかし、いつの時代でもおざなりにしてよかった時代はありませんでした。
今の時代に生きる私達には職業の選択肢が無数に与えられています。

しかし、誰かがやらなければならない、絶対に必要な職業があるといえるのではないでしょうか?
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