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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
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JAEC Europe
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非公開
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ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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明日、一年間のヨーロッパ農業研修を終えた研修生たちが日本へ帰国します。

昨年3月にやってきて、それぞれの国のそれぞれの農場でたくさんの農業経験を積み、農業の技術やシステム、マネージメント、そして理念や考え方を学びました。

確かに、海外農業研修は海外で農業を学ぶことを前提とした取組みですが、それが全てではありません。
それ以外にも、さまざまな人と出会い、文化に触れ、時には故郷から離れた寂しさを味わい、自立心と仲間の強い絆を学んだに違いありません。外国で暮す1年間には実にたくさんの出来事が詰っているのです。

さて、海外研修と日本国内での農業研修との一番大きな違いはなんといっても言葉でしょう。
私達の欧州農業研修生たちは主にデンマーク、ドイツ、スイス、オランダへ派遣されていますが、それぞれ、デンマーク語、ドイツ語、オランダ語で日常会話をすることになります。スイスは4つの公用語を持つ多言語国家ですが、私たちの研修生は主にドイツ語を話す地域へ派遣されています。

研修生たちは元々それぞれの国の言語ができるわけではなくて、日本からヨーロッパへ出発する前に語学講習を受けたり、しっかり自習して出発します。何もせずに他言語の世界へ飛び込むのはやはり無謀です。

英語が世界の共通言語として通用する世の中ですが、現状として、日本人で英語を日常会話レベルに喋られる人はまだ少数派です。そして、英語が世界共通語とは言いつつも、やはりただの旅行者でないので現地語を学び、現地の人たちと親身になってコミュニケーションをとることには意味があるのではないでしょうか。

しかしながら、場合によっては英語が主要会話言語となる場合もありますが、研修生が苦労しながらも徐々に現地語を習得し、それぞれの目で見たこと、耳で聞いたこと、歩いて、触って、感じたこと全てに大きな価値があるといえます。

明日帰国する若者たちがこの一年を通じて吸収した栄養(経験)を生かして、大きく立派な木となり、そして花を咲かせ、実をつけることを願ってやみません。




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