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パブの入り口にはこんな文句が。「ご自分で栽培した野菜、育てた動物、仕留めた動物、あるいは盗んできたものが、うちのメニューにふさわしいものだと思ったなら持ってきて下さい。商談にのりましょう。」「盗んできた」とは穏やかではありませんが、要は大手スーパーマーケットよりずっと新鮮で高品質のものを調理できるということです。この店の売りは、素朴な家庭料理。そんな家庭料理にぴったりの持ってきてもらった食材を、その場で調理して、別のお客さんに出します。
「こちらにそのウサギを撃った人が座っています。」
こういった掛け合いも可能。まさに「顔の見える」食材です。
何でもすでに2年前からこの試みは始まっているとか。
常連のタクシードライバー、Derek Feast さん (64)によると「このやりかただとますます我が家のように感じるよ」だそうです。
ビール一杯に対してじゃがいも1kgとはお客さん、損をしてないのかな、とちょっと考え込んでしまう記事でした。
先日の新聞に、カールスルーエにある連邦憲法裁判所(BVG)では7月30日、ベルリンと南西ドイツのバーデンヴュルテンベルグ州のバーに関する喫煙禁止条例は法律違反、との判決を下したと言う記事が載っていました。
数々のイベント時の特例や喫煙部屋と禁煙部屋があるレストランなどの例外が競争率を低下させる原因になると認めたのです。徹底的にレストラン及びバーでの室内喫煙を禁止しているバイエルン州とすでに小規模バーでも喫煙を許可しているザールランド州以外の12州も似たような条例を作っていることから、ドイツ16州のうち14州がこの決定に従うことになります。
一部屋しかない(喫煙部屋と禁煙部屋にわけられない)75㎡以下のバーでは「喫煙バー」の看板を掲げる限り今までどおり室内での喫煙を許可する、という判決を出しました。これによって全国70,000件の小規模酒場ではタバコが吸えることになります。
ただし、喫煙バーでは18歳未満お断り。自家製料理の提供もNGです。前にご紹介した「喫煙クラブ」より条件が厳しくなっています。(ドイツでは現時点で喫煙は18、飲酒はアルコール度の弱いものなら16歳からOKです。)
ある判事は飲食店での喫煙禁止条例は非喫煙者の健康保護、という大変重要な役割を担っており、法律に違反は全くしていない、むしろ特例や例外などを作らず屋内全面禁煙にするべきだと力強く述べています。
・・・何となく小規模飲食店の商売上がったり、という状況に変わりはないような気がしてきました・・・。
店の雰囲気が好きだからと、非喫煙者でも喫煙クラブに入る人も結構いるようです。かくいう私もタバコは吸ったことはありませんが、友人と一緒にボンのとある小さなバーで喫煙クラブのメンバーになりました。名前と連絡先を申告するという簡単なものでしたが。店主によると「メンバーの半分は非喫煙者よ」とのことでした。
それまでに現存の法律を各州ごとに公正に改正することが待たれます。(MI)
今日読んだ新聞に面白い記事が載っていたのでご紹介させてください。
今している仕事とはまったく違う分野の仕事にあこがれている人も少なくないはず。でも実際に行動に移すのはほんの一握りの人のみです。そんな中から大手自動車販売業者の内装デザインの仕事から一転、オーガニック食材のみを使った手作りアイス屋さんに転職した青年がいます。ノベルト・トゥルクサさん(33)、自分で改造したアイスモービルに材料を詰め込んで今日もケルンの街を走ります。
普通の会社員としてではなく、もっと人とふれあえる仕事に就きたい、そう思っての転職にはうなずけますが、そもそもなぜにアイス屋さんなのか、それは去年の休暇でとあるイギリスの億万長者が彼の財産の基盤をアイス売りとして作りあげた、という記事を読んだからだそうです。すでにその休暇中からインターネットでアイスモービルとレシピ集の検索にいそしんでいたとか。転進の計画は、専門書とインターネットのみであとは自分の力で切り開いたそうです。
どこにきっかけが転がっているかなんて本当にわからないものですね。
街角のアイス屋さんです
売っているのはマンゴーミント、ニワトコヨーグルト、スペルト小麦入り牛乳、インドのチャイなど一風変わったアイスです。どのアイスもオーガニック、添加物は一切使用していません。お値段は1ユーロとまあ標準。今日日80,7%が工業化されているアイス業界で16%が手作り。しかもオーガニックはまだ数えるほどでしかありませんのでかなりの冒険といえるでしょう。
オープンにこぎつける前は他にも「ホワイトチョコとブラックオリーブ」「ミルクチョコレートと塩味ピーナツ」など試作したようですが、うまくいかなかった模様。現在も町のアイス屋さんに場所を借りて試行錯誤とか。店主とも仲良くなり、アイディアも交換し合えている、とのことで、もっと人と触れたい、という第一の希望はかなっているようです。
スタンダードはバニラ、チョコ、イチゴ。
第二の億万長者になる夢ですが、こちらは微妙。普通の会社員と違って、収入は不定期だし、アイス屋さんは天気に大きく影響されます。アイスが売れない冬の間はどうする、という課題も残っています。「オープンしてからやっと一月、これからのことはわかりません」と語るトゥルクサさんですが、彼にはまだ自動車内装の仕事に戻る、という奥の手があります。職場で気に入られていたので、いつでもフリーランスでもどってきていいとのお達しがあるようです。逆に最後の保障があるからこそできた冒険かもしれませんね。
今度ケルンの広場に行ったときは目新しいアイスモービルがとまっていないか探してみようと思います。 (MI)
記事を書いていて食べたくなったので買ってきちゃいました。
参考資料:http://www.general-anzeiger-bonn.de/
(MI)
参照新聞社:http://www.general-anzeiger-bonn.de/
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7月1日、通称「ボンの穴」と呼ばれるボン中央駅地下の周辺が飲酒禁止となりました。
これで地下や駅にたむろしているアルコール依存症のおじさんたちはいなくなる計算です。
違反者には5~1000ユーロの罰金、あるいは禁固刑が科せられます。・・・こう書くと昨日の煙草の件とほぼ一緒ですが、こちらはあくまでボン市が考案した対策で、全国の駅の周りで同じ規制をしているわけではありません。
・・・むしろ他の駅では、飲酒取締りをしなくてはならないほど、駅のマナーはひどくないと思います。もともとボン中央駅の地下は至って評判が悪く、折角遠路はるばるとやってきた訪問客も、一度で懲りてしまって「私はボンなんかもう行きたくないから、あなたが来て」と言われる始末です・・・。
私もボンに住んで間もないころは、酔っ払いのおじさんにアジア特有の細い目をからかわれたり、おばさんに絡まれたりと色々ありました。今はなるべく駅の地下には近寄らないようにしています・・。
ちなみにあくまで飲酒が禁止なのであって購入するのはOKです。
従ってキオスクなどのお店に影響はありません。
ここも禁煙制度と違うところですね。
通行人はこの対策に「駅の治安が良くなる」とおおむね賛成ですが、一部の見識者は、「ただ単にたむろする場所が移動するだけではないか、禁止しても大元を解決しないと意味がないのではないか」と危惧しています・・・。
実際に禁止2日目の今日、駅から少し離れた噴水の周りで数は少ないものの、いつものようにたむろしているアルコール依存症のおじさん、おばさんを見かけました。やはり場所が移動するだけであまり変わらないような気がしました。ボン市も警察、慈善団体Caritasを挙げて相談室、駅以外の場所の斡旋、その他のサポートプログラムを実施中とか。なんとしてもこの試みを成功させようと言う意気込みです。
もっとも新聞記事を読む限りでは「禁止されようが何しようが俺はここで飲む」と引き続き駅横の階段で飲む宣言をするアルコール依存症のおじさんもいるようなので、実際に駅の風紀が良くなるのかはまだ謎のままです。2,3ヵ月後にはどこからの訪問者も気後れしないような駅になっているといいな、と思う反面、おじさんたちが散らばってしまうと市も警察も管理しにくいだろうな、と不安も広がるアルコール取締り対策なのでした。
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