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今日読んだ新聞に面白い記事が載っていたのでご紹介させてください。
今している仕事とはまったく違う分野の仕事にあこがれている人も少なくないはず。でも実際に行動に移すのはほんの一握りの人のみです。そんな中から大手自動車販売業者の内装デザインの仕事から一転、オーガニック食材のみを使った手作りアイス屋さんに転職した青年がいます。ノベルト・トゥルクサさん(33)、自分で改造したアイスモービルに材料を詰め込んで今日もケルンの街を走ります。
普通の会社員としてではなく、もっと人とふれあえる仕事に就きたい、そう思っての転職にはうなずけますが、そもそもなぜにアイス屋さんなのか、それは去年の休暇でとあるイギリスの億万長者が彼の財産の基盤をアイス売りとして作りあげた、という記事を読んだからだそうです。すでにその休暇中からインターネットでアイスモービルとレシピ集の検索にいそしんでいたとか。転進の計画は、専門書とインターネットのみであとは自分の力で切り開いたそうです。
どこにきっかけが転がっているかなんて本当にわからないものですね。
街角のアイス屋さんです
売っているのはマンゴーミント、ニワトコヨーグルト、スペルト小麦入り牛乳、インドのチャイなど一風変わったアイスです。どのアイスもオーガニック、添加物は一切使用していません。お値段は1ユーロとまあ標準。今日日80,7%が工業化されているアイス業界で16%が手作り。しかもオーガニックはまだ数えるほどでしかありませんのでかなりの冒険といえるでしょう。
オープンにこぎつける前は他にも「ホワイトチョコとブラックオリーブ」「ミルクチョコレートと塩味ピーナツ」など試作したようですが、うまくいかなかった模様。現在も町のアイス屋さんに場所を借りて試行錯誤とか。店主とも仲良くなり、アイディアも交換し合えている、とのことで、もっと人と触れたい、という第一の希望はかなっているようです。
スタンダードはバニラ、チョコ、イチゴ。
第二の億万長者になる夢ですが、こちらは微妙。普通の会社員と違って、収入は不定期だし、アイス屋さんは天気に大きく影響されます。アイスが売れない冬の間はどうする、という課題も残っています。「オープンしてからやっと一月、これからのことはわかりません」と語るトゥルクサさんですが、彼にはまだ自動車内装の仕事に戻る、という奥の手があります。職場で気に入られていたので、いつでもフリーランスでもどってきていいとのお達しがあるようです。逆に最後の保障があるからこそできた冒険かもしれませんね。
今度ケルンの広場に行ったときは目新しいアイスモービルがとまっていないか探してみようと思います。 (MI)
記事を書いていて食べたくなったので買ってきちゃいました。
参考資料:http://www.general-anzeiger-bonn.de/
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