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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC Europe
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非公開
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ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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7月1日、通称「ボンの穴」と呼ばれるボン中央駅地下の周辺が飲酒禁止となりました。

これで地下や駅にたむろしているアルコール依存症のおじさんたちはいなくなる計算です。

 

違反者には5~1000ユーロの罰金、あるいは禁固刑が科せられます。・・・こう書くと昨日の煙草の件とほぼ一緒ですが、こちらはあくまでボン市が考案した対策で、全国の駅の周りで同じ規制をしているわけではありません。

・・・むしろ他の駅では、飲酒取締りをしなくてはならないほど、駅のマナーはひどくないと思います。
もともとボン中央駅の地下は至って評判が悪く、折角遠路はるばるとやってきた訪問客も、一度で懲りてしまって「私はボンなんかもう行きたくないから、あなたが来て」と言われる始末です・・・。

私もボンに住んで間もないころは、酔っ払いのおじさんにアジア特有の細い目をからかわれたり、おばさんに絡まれたりと色々ありました。今はなるべく駅の地下には近寄らないようにしています・・。

 

ちなみにあくまで飲酒が禁止なのであって購入するのはOKです。

従ってキオスクなどのお店に影響はありません。
ここも禁煙制度と違うところですね。

通行人はこの対策に「駅の治安が良くなる」とおおむね賛成ですが、一部の見識者は、「ただ単にたむろする場所が移動するだけではないか、禁止しても大元を解決しないと意味がないのではないか」と危惧しています・・・。

実際に禁止2日目の今日、駅から少し離れた噴水の周りで数は少ないものの、いつものようにたむろしているアルコール依存症のおじさん、おばさんを見かけました。やはり場所が移動するだけであまり変わらないような気がしました。ボン市も警察、慈善団体Caritasを挙げて相談室、駅以外の場所の斡旋、その他のサポートプログラムを実施中とか。なんとしてもこの試みを成功させようと言う意気込みです。

 

もっとも新聞記事を読む限りでは「禁止されようが何しようが俺はここで飲む」と引き続き駅横の階段で飲む宣言をするアルコール依存症のおじさんもいるようなので、実際に駅の風紀が良くなるのかはまだ謎のままです。2,3ヵ月後にはどこからの訪問者も気後れしないような駅になっているといいな、と思う反面、おじさんたちが散らばってしまうと市も警察も管理しにくいだろうな、と不安も広がるアルコール取締り対策なのでした。

 

MI)

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