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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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今支部事務所のあるNRW州は夏休み。お昼どきでも小学生くらいの子供たちや家族連れをよく見かけます。ドイツでは州によって夏休みの時期がかなり違います。例えばここNRW州は6月末からお休みですが、南のほうの子供たちは7月末まで学校です。
 
働くと同じくらい休むのが大事なドイツでは3週間以上の纏まったお休みを使ってバカンスを楽しみます。しかしシーズン中は値段が高く、少しでも旅費を安く上げようと子供の休暇をシーズンオフまで自主的に延長あるいは前倒し(要はサボりですね)させる親が増えていると、最近読んだ新聞記事に載っていました。
 
どうやって休ませるかという手段ですが、子供を病気ということにしているのが一般的なようです。ただし、せっかく苦労して延長しても、子供の仮病が学校側にばれたら、1000ユーロまでの罰金が待っています。バイエルン州文部省の代表者によると義務教育課程の子供が授業に出ないのは犯罪行為に等しい、ということだそうです。
 
学校側の対応ですが、基本的に休みは校長あてに申請すれば「正当な理由」、例えば親戚に不幸があった、親が急病にかかったなどは休暇延長などの理由にはなるが、「親の休みがその時期にしか取れないため」、「その時期を逃がすと飛行機代が高くなるため」などと正直に書いても理由としては不十分、とのことです。・・・ごもっともですよね・・。
 
最もすぐに罰金刑、というわけではなく、初回は文書にて警告、2回目は成績証明書に注釈がつき、3回目には地域治安局、および学校からそれぞれ最高500ユーロまでの罰金が請求されます。こちらのことわざで "Alle gute Dinge sind drei (3度目の正直)"という言葉があるのですが、悪いことでも3回ともなると放っては置けない、ということでしょうか。
 
子供の学校休暇を延長あるいは前倒しさせてまで旅費を安く上げようという倹約精神は見事ですが、上手くいかない場合は返って大損です。そのリスクを抱えてまで休みを延ばす価値はあるのでしょうか? ちょっと不思議に思ってしまいました。

(MI)

参照新聞社:http://www.general-anzeiger-bonn.de/

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