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Merry Christmas!
今年の冬は本当にすごい雪ばかりで、ボンに住み始めて10年になりますが、初めてのホワイトクリスマスになりました。
電車も不通、飛行場も閉鎖、そんな中普段5時間の道のりを9時間かけてお客さんが車でやってきてくれました。高速道路は見たこともない大雪で、除雪車が全然追いついていない状態だったそうです。
ヨーロッパのクリスマスは初めての現役研修生も多いと思います。雪がこれだけ降り積もったのは特別としても、このしんとした感じは毎年恒例です。きらびやかな日本のクリスマスとはかなり違うでしょう?
クリスマスは家族一緒に静かに過ごす日です。日本のようにお店が開いてるわけでなし、どうしようと時間を余している人もいるかもしれません。今年1年を振り返るのによい機会です。欧州人に倣ってのんびり過ごしてください。
それでは皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
(MI)
今年はろくに更新もしないでごめんなさい、まだ生きています。 来年はもっといろいろな農業情報をお送りできるようにしたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
気がつけば今年もあと数週間。
毎年言うのですが「今年は特に早かった」。
今年のドイツは大雪です。バスは止まるし、飛行機は欠航するし・・・。交通関係はかなり混乱しています。
去年の生ぬくいクリスマスと違って、今年はホワイトクリスマスになりそうです。ちなみに私の住むボンでは可能性25%、例年の4倍だそうです。今も窓の外は雪がしんしんと降っています。道路に、自転車に降り積もってゆく雪はさらさらで粉砂糖のよう。粉砂糖のたっぷりかかったお菓子って食べるの大変だけれども、綺麗ですよね・・・。
そういえばドイツ組OBから「またシュトレン食べたいなぁ」とメールが来てたっけ。・・・ということで、Christstollenをご紹介します。
Stollen
一言で言ってしまえば、日持ちのするドライフルーツを入れたケーキです。特にクリスマスの時期に食べるのは「Christkindstollen」と呼ばれています。その形がおくるみにつつまれた赤ん坊の頃のキリストを思わせるから、というのですが、どうでしょう?
生地に好みの具を入れて練りこんで焼き上げた後は 溶かしバターをたっぷりかけて粉砂糖をふりかけます。これを3,4回繰り返し、厚い粉砂糖の層で覆われたら完成です。(真っ白い粉砂糖がおくるみの見立てです。)でも食べるのはじっくり熟成させてから。最低3週間は「寝かせて」ください。
その後は冷暗所にしまっておけばイースターまで持ちます。
その歴史は古く、クリスマスの食べ物としては14世紀にNaumbergで紹介されています。当時はAdventsfastenといってクリスマス4週間前から「断食」を行っていたそうですが、その間バター、ミルクは使用禁止、シュトレンは水、燕麦、菜種油からできていたそうです。(砂糖はもともと一般には高価すぎて禁止しなくても使えなかったようです)お菓子というより、パンですね。
15世紀に法皇様がじきじきに「バターを使ってもよろしい」と声明を出すまで変化はなかったようです。
その後、宮廷お抱えの料理人がクリスマス前に食べている質素なパンをフルーツなどをふんだんに使ってクリスマスのご馳走にしようと考え、今日お店でも見られるシュトレンの原型が出来上がったそうです。
現在シュトレンはアーモンド、バター、マジパン、芥子、ナッツ・・・などさまざまな種類がありますが、一番よく知られているのはやはりドレスデンのシュトレンでしょうか。ご当地菓子です。(ドレスデン製造社以外は売れない)
材料によって「純粋なドレスデン シュトレン」「純粋な ドレスデン クリストシュトレン」「オリジナル・ドレスデン クリストシュトレン」と分けて呼ばれるそうですが、「元祖」「本家」のようなものでしょうかね?ややこしいです・・・。.ミュンヒェンやケルンなどほかの地域にも「ご当地シュトレン」もちろんありますが、一番有名なものということでご紹介します。
100年以上続く伝統の材料表がこちら:
3ポンド(1.5kg)の小麦粉に対して
・ 砂糖300g
・ バター 1.25ポンド
・ 0.25ポンド牛脂(最近はラードが多いようです)
・ 1.5ポンドラムレーズン
・ 0.75ポンドレモンピール
・ 0.75ポンド アーモンド
・ 生イースト 110g
・ 塩ひとつまみ
・ 牛乳250ml
そういえば、現役さんで「友達とシュトレン作るんです」と言ってた子はうまくいったのかしら・・・。
ドイツ語圏の皆さんだけでなく、今年の冬はみなさんの国の伝統のお菓子、作ってみませんか?
今日も応援のクリック、ありがとうございます
日本に帰ってきて初めて初めてハンバーガーを食べた。
最初に出てきたセットメニューを見て思わず心に浮かび上がってきた言葉が、
「ちっちゃいな・・・。」
日本のハンバーガーって、こんなにスモールサイズだったっけな?
実は、渋谷でEarthday marketがあったので、家族を連れていってきたのですが、店舗に出ている体に良さそうなつまみつつ、けやき並木を渋谷駅に向かって歩いていく途中で、久しぶりにジャンクフードをと思いまして…。
てりやきバーガーにフライドポテト、それに清涼飲料を合わせたセットメニュー。
そんな豪華な組み合わせのお盆の上を見て、思わず心に浮かび上がってきた言葉が、
心なしか、お盆も小さく見える。
私が大きくなったのでしょうか(お腹のまわりだけ)、それとも、日本人の胃袋が、小さいのでしょうか?
ドイツに来た時には、一度ハンバーガーを食べてみてください。こころなし思うはず、
「でっかいな・・・。」
と。
(A.K.)
応援ありがとうございます。
このブログ、今年度後半更新が滞ってしまって、せっかく訪問してきてくれている人たちに申し訳なかったです。
来年度は、もう少し頻繁にフレッシュな話題をお送りできるようにしたいと思います。
などと、しょっぱなから年度末の反省をしつつ、まずは新研修生が2月27日にヨーロッパへと旅立ち、今週からそれぞれの農場で実習に入ったことを報告いたします。
研修生たちは、3週間ほど現地で語学学校に通ってブラッシュアップしていたとはいえ、きっと不安を抱えながら農場へ移動していったことと思います。これからは、自分の持てる力を信じ、精一杯やるしかありません。
どんなスタートをしても、自分のスタート。
人生の通過点として、どんなハプニングも前向きにとらえて一日一日を過ごしてほしいと思っています。
そして、昨年から時々このブログを騒がせてくれた前の研修生たちも、今月24日無事に帰国して、それぞれの道を歩み始めました。帰国して東京で開催された報告会では、みんなとてもポジティブな意見を言ってくれて、現地を司った身として、心振るえるうれしい思いがしました。
みんなが、それぞれ一生懸命だったから、いいプログラムになったんだと思います。感謝しなくちゃいけないのは、我々事業主催者だと、そう身にしみて思いました。
みんなの前途に成功あれ!
ところで、実は2月から欧州支部の体制が変わり、ボン事務所には現地を任される職員が1名になっています。「アグトレヨーロッパ通信」というタイトルですが、このブログ、東京で書いています…。現地の詳しい情報は私の同僚が書いてくれると思いますので、私は今後プログラムの情報や自分がプログラムに関わる中で感じること、欧州生活を思い出して更新してみようかと思います。
4月からは新年度の研修生の募集も始まります。
今年のポスターの出来栄えは上々だと思います。オレンジベースでスタイリッシュなレイアウトを心がけました。
今年も、いや、今年こそは、もっとたくさんの若者に海外農業研修に参加してほしいと思っています。
来年度もどうぞよろしくお願いいたします!
応援お願いします。