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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

本ブログについてはこちらを参照下さい。
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今日欧州支部の大掃除をしました。

1年間溜まった雑誌やら片付けたり、普段掃除しない棚の上の掃除やら窓拭きやら、絨毯のしみ取りなど終えて、少しはましになったかなと事務所の中を見渡してみると、案外外見は変わらないもので、根本的に使わない物や古い資料の整頓が必要なのかと思うところです。

今年ももう残すところわずか。

ドイツは明後日からクリスマス期間になるため、明日の午後までに買い物をしておかないと何も食べ物が無いクリスマスになってしまいます。

にほんでは、一部のシングルの間で、

「クリスマス中止のお知らせ」

なんて言葉があるようですが、クリスマスをボイコットしたところで食べ物の無い3日間(25、26日がクリスマス、27日が日曜日)は、かなり悲しいサイレンナイトになってしまします。

因みに、ヨーロッパのクリスマスは俗っぽい日本のクリスマスと違い、どちらかと言うと正月とイメージが近いものです。むしろニューイヤーをシングルで過ごす事の方が切ないでしょう。

兎にも角にも、今日はこれから買出しに行きます。
(A.K.)

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日に日に明るい時間が短くなり、緑だった葉も少しずつ色づいて、冷たく感じるようになった風とともに秋の気配が色濃くなっていますね。

お昼休みに外に出まして、近所のGymnasium(5年生から13年生までが通う学校)の前を通りましたら、面白い光景に出くわしました。学校の裏庭のようなところに実験用の畑があり、いろいろな草花が生えているのですが、そこでは夏が美味しいトマトが赤く色づき、秋が旬のほおずきが見事に丸く実り、何故かその横で春が盛りのクロッカスがいっぺんに咲いています?!

7fa79f4c.jpeg 後ろで色づいているのはほおずきです。


9f3c4383.jpeg アップでも撮りましたのでごらんください。



事務所に戻って調べて見ますと、クロッカスはクロッカスでもこちら秋に咲くクロッカス属「サフラン」だったようです。wikipedia
春に咲くクロッカスとは違い、こちらは花は薄紫の一種類のみ。それ以外は形も大きさも同じように見受けられます。

しかし、サフランといえばあの赤い紐みたいな部分と、それを調理した黄色いご飯、いわゆる「サフランライス」くらいしか馴染みがなく、花が咲いている状態で見たことがなかったので、どこで間違って今時春の花が咲いたのかとかなり不思議な出来事でした。

「クロッカス属」というからには、春に咲く色とりどりのクロッカスからも、「サフラン」が取れるのでしょうか??でも大量に咲くクロッカスからも普通に取れるくらいなら希少価値は薄れて値段も安くなるでしょうし、多分無理なんでしょうね・・・。 ティースプーン1杯以上のサフランをとれば、最悪の場合死に至ることもあるようです。

情報リンク最も、普段料理に使う人でも使う量は耳掻き1、2杯程度、そうそうそんなにたくさんのサフランをまとめて食べる人もいないとは思いますが・・・。

命あってのものだねといいますし、あんまり危険なこともやらないほうがよさそうですね・・・。
春に咲いても秋に咲いても、花が可憐なことに変わりはありませんが・・・。



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海外で暮らしていると、気が付かないうちに自分の中に西洋的な部分が形成されていくものです。

自分の中に日本人的ではない一面を感じるというのは、私自身が感じることもありますし、周りの日本人から似たような話しを聞いたりします。

よく耳にするのは、「自己主張が強くなる」と言う事。

欧米では能力や雄弁さがよく評価されます。年功序列というのはあまり大切にされません。自分の能力についても謙遜したりしません。自分がキャリアアップしたければ、どんどんスキルをつけて自分がきる人間であると主張し見せていく必要が西洋文化にはあるようです。

私の中に少しずつ形成されてきている西洋的な面は、まさにこの自己主張の部分のような気がして、時々愕然とします。

「能ある鷹は爪を隠す」のは日本だけなのでしょうか。

そしてその反面、他人の日本人らしい面にも敏感に気が付くようになった気がします。

毎年、海外研修候補者達には研修に応募した動機や自己紹介を書いてもらっていますが、そこには実に日本人らしい言い回しが書かれていたりします。
日本語では、最初に自分の欠点を取り上げそれを打ち消す形で自分の能力を表現することがあると思います。

例えば、
「私はよく落ち着きがない、もっと腰をすえて物事を考えなさいと両親に言われてきました。!確かに、1つの事に長時間集中するのが苦手な面があると思います。しかし反対に、色々な物事に興味を持ち、自分のアイディアを実際の行動力に移す事については誰にも負けない自信があります(引用の文章は完全にフィクションです)」
という自己紹介は、日本人ならではだと思います。

ドイツ人ならば、上のような表現をしません。
もっとはっきりとした自分のスキルや長所をたくさん説明し、いかに自分が優れているのかを強調すると思うのです。
「私は、~大学で~を学び、優秀な成績を修めました。大学では学業の傍ら、ビジネス感覚を磨くため友人数名で~という組織を立ち上げてバーチャルマーケティングを展開、私たちのプロジェクトに賛同する他校の学生達との交流も大切にしてきました。また、シンガポール、タイ、ベトナムなどアジア各国を3ヶ月間バックパックで旅した事もあり、アジアに対する理解もあります(引用文章は完全にフィクションです)」
「ホントにそんな凄い事してきたの?」と思わせる自己紹介をします。
 ― 実際はそんなではなくても・・・。

謙虚さを秘めた文章を書くよりも、ダイレクトに自分の能力の説明を書く方が勇気が要ります。自分ができるという自信が必要だからです。

どちらの方が良いということは無いのですが、考え方が根本的に違うというのは面白いと思います。
(A.K.)

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蜂蜜といっても実際には花の蜜を蜂が集めてきた物です。あの黄金の甘い液体を人間の味覚で感じられるまでにするには相当量を集めてもらう必要があります。

一匹の蜂が生涯 (約40日間) をかけて集める蜂蜜の量はティースプーン一杯程度と言います。何万という花を訪れては花弁の中に頭を突っ込み、ひたすら集めに集めて回る、働き蜂たちが私たちの蜂蜜文化を支えてくれているのですね。

さて、蜂蜜というのは花の蜜なのですから、花の種類によって成分も異なりますが、ドイツではスーパーへ行けば色々な蜂蜜を購入できます。

多いのはアカシアですが、菩提樹(リンデン)、菜の花、トチノキ、ラベンダー、ソバ、果樹(リンゴやナシ)、百花(色々な花の蜜)、モミノキの蜜などあり、インターネットによれば、他にもタンポポ、シロツメクサ、エリカ、ヒマワリ、などがあるそうです。日本では結構ポピュラーなミカンやレンゲなんかの蜂蜜はあまり見かけないような気がします。

また、他にもアルプスの高山植物の蜜、山岳の蜜、森の蜜と称する蜂蜜など、日本ではあまり見たことのないものもあります。これらは高原や森の中で養蜂をすることで生産されるものですから、特定の植物の蜜で構成されていないわけです。例えば、キイチゴ類や野草、どんぐり(ブナ、オーク、ナラ)などの木の花から蜜を集めてくるようです。

これだけ色々な種類の蜜があれば味わいも様々で、私がドイツで色々な蜂蜜を食べてみての感想としては、確かにどれも甘くて美味しいけど、食べ慣れた蜂蜜が一番美味しいような気がすると言うことです。私にとってはアカシアであり百花の蜜なのですが、コクがある濃厚な蜂蜜よりシンプルに甘さが引き立った蜂蜜が好きですね。

一度森の蜜を買って食べてみたところ、甘さの中に強い苦味があり、とても食べられなかった事があります。好みにもよるのかもしれませんが、蜂蜜という総称で呼べないほど、味に幅があると思います。

また、あまり日本では見かけたことがなかったのですが、蜂の集めた花粉(蜂花粉)も売っていて、どうやって食べるのだろうと興味はありますが、まだ手を出したことがありません。 なにやら黄色の顆粒が瓶に一杯詰っているのですが、見るからに不味そう・・・。
子供の頃、花には蜜があるのだから甘いはずと思ってタンポポの花を舐めたところ、黄色い花粉が舌にたくさんくっつき、しかも大変苦かった記憶があります。
と言う事は、花粉はやっぱり苦いのかな?

花が咲けばそこには蜜があるわけで(ない場合もあるかもしれないけど)、ふと思ったのは、トリカブトやドクゼリ、キンポウゲが群生するところで取れた蜂蜜はやっぱり毒で食べられないのだろうかと言う事。
それとも蜜は植物達が受粉の恩恵として与える対価のような物だから、毒は含まれないのでしょうか?
(A.K.)

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今週末はオランダの研修生を受け入れている酪農家でBBQがあるということで、ほかのオランダ研修生たちと共にお邪魔してきます。

ボンからは3時間ちょっとかかります。

それでは皆さん、良い週末を! (A.K.)

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