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今年の5月は休みが多いです。キリスト昇天祭の次は聖霊降臨祭(Pfingsten)。
日、月とお休みが続きます。その間を利用してオランダ研修生の農場をちょっと覗いて来ました。とってもフレンドリーな御主人は最寄駅から農場まで送り迎えしてくれました。「ほら、あそこに見えるのがオランダで2番目に高い山だよ」山?丘なら見えるのですが・・・。「いや、山だよ、70mもあるんだ(笑)」
・・・。さすが平地のオランダ、一番高い山でも100mくらいしかないそうです。
・・・なるほど、だからわざわざ山を見るためにドイツへやって来るオランダ人観光客は後を絶たないんですね・・・。何処までも広がる草原。雰囲気的には北ドイツとよく似ています。
駅から車で15分ほど離れた農場に到着。真っ黒に焼けた研修生とご対面です。腕の筋肉もついて到着時よりもたくましくなったような・・・?「ミルクの桶や重いチーズを毎日運んでいますから」 なるほど。
ちょうど食事時ということで、自分の分までお昼も用意してくださり、奥さん手焼の大きなライ麦パン、牧場自慢のチーズに舌鼓を打ちます。研修生も傍らでパンをパクパク、チーズをもぐもぐ、バターミルク(ヨーグルトのような酸味のある乳製品です)をごくごく・・・。おかわりの手が良く伸びます。食べ盛りの若い男の子ですもんね。元気そうで何よりです。力いっぱい食べてしっかり働いてくださいね!
お昼の後は研修生が案内してくれて農場見学。気持ち良さそうに牛が草を食んでいます。
チーズ作りの現場も見学できました。朝のうちに全部やってしまうので、製造工程は見れませんでした。
白い上っ張りなどは着なくて良かったのがちょっと気になりましたが、研修生の説明のおかげでチーズができるまでの行程が良く分かりました。
研修生の解説によると、チーズ作りの行程は主に6項目だそうです。
1)搾った牛乳をカード(偽乳)とホエー(乳清)に分けます。
2)そのカードを型にはめ、塩入のぬるま湯で洗います。
3)しばらく漬け込みます。
4)取り出して乾燥させます。
5)何回も上下をひっくり返して水を抜き、表面を乾燥させ、熟成させます。 段々黄色くなってきます。
6)最後に蝋かコーティング剤を塗りつけて完成です
・・・メモなど取らずにうろ覚えですので、順番が違ったり、間違った工程を挟んだりしていたら酪農研修生のみなさん、すみませんが訂正よろしくお願いします。
若いチーズ、少々若いチーズ、中度に古いチーズ、よく熟成したチーズ、と一口にチーズといっても色々です。熟成度の進み具合でも味は変わりますが、ここにハーブが入ったり、色々工夫が凝らされます。お昼に頂いたのは、浅葱と、にんにくとパプリカが入っていました。
直売所では牧場で作ったチーズの他にも色々な食品がぎっしり。・・・といっても写真にはチーズしか写っていませんね・・・。向かい側には卵、ミルク、パスタ類、ジャムなどなどが並んでいたんです。
新しく仕入れた商品は「わさびドレッシング」だそうです。・・・売れるかな?
搾乳から加工、販売まで一通りの作業が学べ、チーズ作りを勉強に来た子には正に理想的な農場だな、と感じました。
次のお休みは6月初めのFronleichnam(聖体の祝日)、別の農場を訪ねる予定です。研修生の皆さん、流石にアポイントメント取らずに行く、なんて無謀な事はしませんので、時間ありましたら相手してやって下さいね。
(M.I.)頑張れ研修生!応援宜しくお願いいたします。
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