公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ
ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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ヨーロッパ農業研修生たちが日本へやってきてもうすぐ1週間です。
アイスランドの噴火のせいでもう一日飛行機が遅かったら来られなかった危うい時期でしたが、運よくプログラムは予定通りスタートしました。
今は、代々木オリンピックセンターで1週間の到着セミナー中です。
今年の欧州研修生は、
ドイツ5名
スイス1名
デンマーク1名
ということで、例年と比べて若干参加者が多くなっています。
今週の末からはいよいよそれぞれの農場へ配属されて研修を行うことになります。
今は日本語のブラッシュアップに精を出しています。レベルに差はありますが、みんな一生懸命で、とてもいい雰囲気です!
日本人研修生たちが海外へ出かける前に、私たちは海外で暮らすことの意味についてレクチャーしています。どのような文化圏に入っていくのか、外国で暮らすことはどういう意味があるのか、体験談や実話を交えながら説明します。
同じようにヨーロッパから日本へ来た研修生たちにも、日本の文化や習慣をまず理解してもらう必要がありますので、日本語のレッスンの以外にも色々話をしたり、街へ出かけて教えたりします。
さらに、今回は欧州研修生たちは朝早起きしてラジオ体操をしています。
みんなで同じ運動をするというのは、欧州では珍しいのではないでしょうか。音楽に合わせて体を動かすといえばダンスぐらいですから、ただひたすら自分の健康のためにあるラジオ体操は、全く新しいジャンルだと思います。
また、食事の前には「頂きます」、食べた後は「頂きました」をみんなで唱えるようにしました。最初はぎこちなかった研修生たちもだいぶスムーズに言えるようになってきたと思います。
兎に角他人と合わせるという日本の習慣は、彼らからすれば不可思議なのではないかと思います。それでもそういうことが普通に行われる社会に溶け込むためには、まず真似してみなくてはいけません。そして、多少強引に引き込む形でないと、速やかに導入できないのではないかと思います。
自主性に任せて三日坊主というのではダメなのです。
欧州では、集団より個を大切にします。他人に合わせるより、他人を納得させることに腐心します。
一方、日本は、他との関係をスムーズにするために、なるべく他人に合わせるようにしています。
たとえば、「とりあえずビール」という習慣。
まあ、ビールを頼むこと自体に異論はないでしょうが、どうして「とりあえず」全員同じものを注文するのかということは、あまり考えません。
他にも、「じゃあ、わたしも」と、同じメニューを注文することがよくあるのが日本の外食。
人と同じものを注文するということは、少なくとも相手が選んだものに異論が無いことを潜在的に認めているのだと思います。
日本では、
相手に合わせること=仲間
という了解があるような気がします。
今、ヨーロッパ人研修生たちは私たちの説明に耳を傾けて一生懸命異国の音や考え方を掴もうとしています。その姿勢は受入側の国の人からするととても喜ばしく、そして、俄然その人たちを大切にしたいという気持ちを強くさせるのだと思います。
これまで私はドイツに滞在しながらヨーロッパ研修生をサポートしてきたので、今回日本の到着セミナーに参加し、見えなかったものがいくつか見えた気がしています。
彼らの前途に成功と良き出会いがありますように、そして1年間無事研修を終えられますように。
(A.K.)
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アイスランドの噴火のせいでもう一日飛行機が遅かったら来られなかった危うい時期でしたが、運よくプログラムは予定通りスタートしました。
今は、代々木オリンピックセンターで1週間の到着セミナー中です。
今年の欧州研修生は、
ドイツ5名
スイス1名
デンマーク1名
ということで、例年と比べて若干参加者が多くなっています。
今週の末からはいよいよそれぞれの農場へ配属されて研修を行うことになります。
今は日本語のブラッシュアップに精を出しています。レベルに差はありますが、みんな一生懸命で、とてもいい雰囲気です!
日本人研修生たちが海外へ出かける前に、私たちは海外で暮らすことの意味についてレクチャーしています。どのような文化圏に入っていくのか、外国で暮らすことはどういう意味があるのか、体験談や実話を交えながら説明します。
同じようにヨーロッパから日本へ来た研修生たちにも、日本の文化や習慣をまず理解してもらう必要がありますので、日本語のレッスンの以外にも色々話をしたり、街へ出かけて教えたりします。
さらに、今回は欧州研修生たちは朝早起きしてラジオ体操をしています。
みんなで同じ運動をするというのは、欧州では珍しいのではないでしょうか。音楽に合わせて体を動かすといえばダンスぐらいですから、ただひたすら自分の健康のためにあるラジオ体操は、全く新しいジャンルだと思います。
また、食事の前には「頂きます」、食べた後は「頂きました」をみんなで唱えるようにしました。最初はぎこちなかった研修生たちもだいぶスムーズに言えるようになってきたと思います。
兎に角他人と合わせるという日本の習慣は、彼らからすれば不可思議なのではないかと思います。それでもそういうことが普通に行われる社会に溶け込むためには、まず真似してみなくてはいけません。そして、多少強引に引き込む形でないと、速やかに導入できないのではないかと思います。
自主性に任せて三日坊主というのではダメなのです。
欧州では、集団より個を大切にします。他人に合わせるより、他人を納得させることに腐心します。
一方、日本は、他との関係をスムーズにするために、なるべく他人に合わせるようにしています。
たとえば、「とりあえずビール」という習慣。
まあ、ビールを頼むこと自体に異論はないでしょうが、どうして「とりあえず」全員同じものを注文するのかということは、あまり考えません。
他にも、「じゃあ、わたしも」と、同じメニューを注文することがよくあるのが日本の外食。
人と同じものを注文するということは、少なくとも相手が選んだものに異論が無いことを潜在的に認めているのだと思います。
日本では、
相手に合わせること=仲間
という了解があるような気がします。
今、ヨーロッパ人研修生たちは私たちの説明に耳を傾けて一生懸命異国の音や考え方を掴もうとしています。その姿勢は受入側の国の人からするととても喜ばしく、そして、俄然その人たちを大切にしたいという気持ちを強くさせるのだと思います。
これまで私はドイツに滞在しながらヨーロッパ研修生をサポートしてきたので、今回日本の到着セミナーに参加し、見えなかったものがいくつか見えた気がしています。
彼らの前途に成功と良き出会いがありますように、そして1年間無事研修を終えられますように。
(A.K.)
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