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毎度おなじみGeneral Anzeigerで、地元の有名人として暗算の世界記録保持者が紹介されていました。
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ボン在住の数学者は普通の学生だったが、IQは大多数のドイツ人より高い
どんなコンピュータでも彼の計算速度にはかなわない。13,3秒のうちにゲルト・ミットリング氏は1000桁の数字の137乗根を計算できるという。この他にも暗算の世界記録は20数種類保持していてここ5年間負け知らずだ。
教育学と心理学で博士号をとっているミットリング氏、4歳で足し算引き算掛け算割り算ができ、12歳にして何日が何曜日かわかる計算式を算出。2005年には毎年行われる「マインド・スポーツ オリンピヤード」で前人未到の20分野で満点を出した。
彼の家にお邪魔するとそこは至って普通の世界だ。本棚にはゲーテやシラーと並んでハリーポッターシリーズが置いてある。凝ったデザインの家具もなく、きっちりと作業机のスペースが確保されている以外はいたって普通だ。
「もし111111桁の数字の11111乗根が11桁だったらそれは楽しいことだ」といったことをやや早口で話す。一日中数字とにらめっこしているのかと思うとそうでもなくトランペットを吹き、ドラムをたたき、読書家で、旅行好き、討論好きで「ハイキング大好き」。実に多趣味だ。
「学生時代は1から5まで(注:日本と逆)ばらばらの成績だったよ」。高校卒業時の成績は下から数えたほうが早かった。幼稚園時代から計算にかけては人一倍の才能を見せたものの知能検査は26歳にしてコンピュータ学者になってから初めて受けた。結果はIQ170.ドイツ国民の99%より高い知能指数だ。
テレビなどメディアへの露出も高い彼だが自分のことを「まったく普通の才能だ」と言う。つまりこつさえわかれば誰でも解けるようになる、というのが彼の言い分だ。
数学は彼にとっては心理学のようなもので問題を解決、複雑な問題なら簡単に分解して一つ一つ解決していくものだそうだ。ドイツ政府は2008年、ミットリング氏を「数学親善大使」に任命している。
心理分析に公演、イベント、インタビュー、学校でのワークショップと引っ張りだこ。世界記録を打ち立てるのはほんのついでのようだ。そんな彼にも弱点はある。「忍耐づよくあることと綿密な計画をたてるのは性に合わないね」
そしてこうしめくくった。「数字が僕を支配するんじゃない、僕が数字を支配するんだ」
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公式HP(ドイツ語)Generalanzeiger
ちなみに公式HPによると、ネットストーカー被害にあっておられるそうです。「有名税」とはいいますが、非凡な才能を持つというのは大変ですね・・・。 (M.I.)
世の中いろんな人がいるものです。新しい世界、海外農業を通じて広げてみませんか?
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