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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC Europe
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非公開
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ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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「子供置き去り事件」

―先週日曜日、とあるドイツのカップルが北イタリアのレストランに3人の子供を(6歳、4歳、10ヶ月)置き去りにして消失した事件

やっと母親とその恋人が見つかりました。

現地では国境検問所、鉄道駅、および空港を厳しくパトロールし、このカップルの行方を追っていましたが近所の森に潜伏していたところを住民に発見されました。住人から通報されて捜索ヘリが飛び、数度の捜索の結果、見つかって身柄を拘束されました。カップルの残した日記のメモからお金がないのを苦に自殺でもするのではないかと心配されていましたが、二人とも健康上の問題はないということです。

子供たちの父親(30)は4人目の子供を揺さぶりすぎて死なせてしまい現在傷害致死で拘留中。今回の事件に対して「説明できることはない、彼女の中で子供は重要な位置を占めていた。彼女はいつもいい母親だった」とコメントしています。近所でもいいお母さんで通っていたようです。いったい何故こんなことになったのでしょうか?

恋人S.S.(24)は強盗的恐喝、窃盗、及び余罪で2011年まで拘置されますが、2日間の休暇中(注:ドイツでは刑法に従って年間21日の「休暇」が囚人に認められています)に逃亡し、ドイツ警察では捜索中でした。

子供たちの母親、I.R.(26) は拘束後、「ああするしかなかったんです」とお金がないのに子供たちがピザを食べたがって泣いたので、払わずに食べさせてあげられるベストな方法を選んだと釈明しています。

現在子供たちは安全な養護施設にかくまわれて、イタリアの子供たちと元気に遊んでいます。精神的に今のところ影響がなさそうなのは救いです。子供たちは今日、明日にもドイツの施設に引き取られ、その後祖父母の元で暮らすそうです。当然ながら母親は養育権を取り上げられました。

こんなひどい親ですが、もうすぐ自由の身になります。未成年児童置き去りの罪で告発されたあと、「休暇」から逃げたパートナーも、母親もイタリア警察に拘留されないそうです。ドイツの捜査員はS.S.に自発的にドイツの拘留所へ戻ってくるチャンスを残すそうです。

参照サイト一例

子供を置き去り、とか児童虐待とか、挙句の果てに自分の子供を殺める、という事件、残念ながら後を絶ちません。子供は親を選べません。そして小さい子供は親しか頼れる大人がいません。どうしてもこういう事件は許せません。ただ、どうすればこういった事件がなくなるのかと問われると、具体的な解決案はなにもでないのですが・・・。 (M.I.)


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ついつい主観的になってしまってすみません。子供たちに明るい未来を。
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