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今日の農業省HPに興味深い記事がありましたのでご紹介します。
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ベルリンの記者会見にて. 「ドイツでのMon810 栽培は禁止」
農業省からモンサント社に出された保護規定によってGMトウモロコシMON810 の栽培許可はひとまず凍結された。これによって今後のGMトウモロコシMON810 栽培及び種苗販売は不可能になる。 「早急に各州 にこの決定を連絡し禁止の実践を監視する必要があります」とアイグナー農業相は語る。
アイグナー農業相はモンサント社から3月末に 提出されたGM作物Mon 810 の栽培 観察結果に基づく詳しい評価と環境への影響に関して新しい観点がないかどうか調査するように消費者保護及び食品安全連邦庁、ユリウス キューン 研究所、自然保護連邦庁へ依頼した。前述の担当局からの調査結果は統一性を欠いた。
今回の決定でイルゼ アイグナー農業相 は 現段階でEU加盟国のうち5カ国が法律に基づいてGMトウモロコシ MON810に関する防護策を打ち出したということも考慮した。最近では今年3月末ルクセンブルグで同上の防護策が講じられている。
アイグナー農相はGMトウモロコシ Mon810 が環境へ悪影響を及ぼしているという推測が根拠あるものだという結論に達したと語った。この見解は環境、自然保護団体、および環境庁らも認めた。
農相はこれはほかの主張に対しての政治的決定ではなく、あくまで専門的な決定で法的理由に裏付けられているものでなくてはならないと説く。
GM作物MON810栽培許可は1998年 にEUで下り、失効期限は定められておらず、EUレベルで新しい認可が下りるまでそのまま有効とされている。
「将来における遺伝子組み換え農作物に関する基本的な姿勢がこれで決まったわけではないということを改めて強調させてください」とアイグナー農業相は説明した。
「この決定はあくまで一例であって、実際の是否はしっかり吟味し科学的根拠に基づいて問われなければなりません」、とアイグナー氏。
EU内で唯一栽培を許された遺伝子組み換え農作物に関する数々の疑問は更なる安全性研究の必要性を顕著にするだろう。
「遺伝子組み換え農作物に関する安全への研究がまさに必要です。遺伝子組み換え農作物の実際利用は人間、動物、植物 そして 環境 に対して安全だと完全に保証できない限り原則認められません」とアイグナー氏。
農業相は農業省に今後の遺伝子技術に関する規定計画書を作成するように指示を出した。 その際には専門家の協力が欠かせない。安全性研究に向けのプログラムが予定されており認可へのマニュアルが作成されることになっている。賛同するGMフリー地域が抱える疑問もそこで解決されるはずだ。
記事参照:********************************************************
ちなみにこのMON810、日本では栽培認可されているようです。今回の決定は今後の遺伝子技術研究全体に影響されると教育相が懸念したり、かなりセンセーショナルな話題のようです・・・。「脱遺伝子組み換え」の波、まだまだ続くでしょうか? (M.I.)
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