10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
すでに一月近く前になってしまいますが、ベルリンで「緑の週間」(Internationale Grüne Woche 21.01-30.01) があり、それに合わせてドイツ組みがベルリンに集合しました。同行するのはボンのDBVからB.HさんとJAEC欧州スタッフのM.I.です
残念ながらカメラの容量オーバーで写真が途中から撮れなくなったのですが、何枚かご覧下さい。
金曜の集合日、切符の都合で前日からいた子あり、偶然休暇中でライプチッヒや周辺都市まわりながらのんびり来る子あり、みなそれぞれが思うように集まってきました。9月以来の面々ですが、顔に余裕がにじみ出てるような・・・。もう一山もふた山も越えた後ですものね。
土曜日は日本で言う「国会議事堂」にあたるドイツ連邦議会(Bundestag)を見学。
前回はアポ無しでも自由に見学できたのですが・・・。
テロ対策のお陰で、一般見学はNG。ちゃんと予約してあったので入れはしましたが、それでも通常の二重、三重の厳しいセキュリティチェックがあり、なんとか全員クリア、無事に見学できました。
こちら正面入口前です。 こちらは屋上から。ガラス張りです。
・・・ただ政治関連の話は難しかったようで説明中若干名・・・熟睡していました。会議所の屋上から眺める景色は圧巻です。この日、ちょうど有機農業の現政府システム反対デモがあり、研修生の知り合いも参加しているとかで急遽見物へ。
こんな農耕車が何十台も・・・
ちょうど終盤でしたがキューナスト元農相が現農相や、農業システムに気炎をあげているのは聞こえました。
・・・見えませんが(汗)何か言うたびやんやの拍手喝さいです。
デモと言っても、演説だけではなく、周りの興味を引くように音楽や他のイベントもあります。
この後は一日中ベルリン観光。タフな研修生たちも夜はくたくたに疲れていました。
日曜日はミュージカル見物。
往年のロックスター、クイーンの音楽をベースに使った、コメディー要素の高いミュージカル。
撮影は残念ながら禁止・・・だったはずなのですが、あちらこちらでフラッシュが・・・(あれ?)
ベルリンも3日目、いよいよこの度のメインのMesse.食と農の見本市、「緑の週間」視察です。
まずは農村青年連盟(Deutscher Landjugend)の会長さんにご挨拶。
ボランティアの会長(自分も若い酪農家、農家の視点から地域を動かす、農政にも参加)と職業として運営する事務局長(農業畑出身ではないが、交渉、お金関連など経営はこちら任せ)のお二人からお話を聞きます。Landjugendの活動は日本の4Hクラブに似ているとの話しで、 「4Hクラブとも交流ありますよ。日本で4Hクラブに入ってる人?」(会長さんからの質問) ・・・誰もいませんでした。会長さん、ちょっと寂しそう。
10時からはいよいよメッセ開場です。2年ぶりのMesse会場はなんだか出展が少なかったような・・・?
小さいブースは日替わりでブースの数を制限したようですが・・・。前もそうだったのかな・・・。2年前の記憶は当てに出来ません・・・。
まずは体験農場のブースを案内つきで見学します。畜産、畑作、農薬の必要性、食品の衛生管理など多岐にわたってブースがあります。
その日のPRビデオに研修生たちが写っていました。 (4:13-4:25 研修生たちが写ってます)
お昼は自由に見学して、午後からは花のコーナーを回ります。
毎年テーマがあるのがポイント。2年前は「絵画」でモネの絵を上手く再現してありましたが、今年は・・・。「音楽」です。音楽ホールをイメージしたフラワーアレンジ。(控え室、クロークなどを花で再現)
作曲家コーナーではそれぞれの曲のイメージに合わせて作られた花園が見事です。
バッハ、モーツアルト、ベートーベンにシューベルト、と有名どころですが・・・。「各音楽家の特徴を花でイメージしています」シューベルトは可愛らしく、モーツァルトはエキゾチックに、バッハは重厚に、ベートーベンは濃密に・・・と言われても研修生、どうやらそれぞれの音楽を聴いたことがないようです、残念。
それでも興味深そうに色とりどりの花を眺めていました。
「外はまだ冬ですが、ここだけ春の花が咲き乱れています。この季節にこれだけ花をウォ見られる、というだけでこの見本市に来る人もいるくらいですよ」とは案内してくれたベルリンのDBV(ドイツ農民連盟)の担当者さん。
自分はその日の晩帰りましたが、ドイツ組とボンのDBVの担当者Hさんは一緒にカードゲームなどして楽しく過ごしたようです。
今回はDBVのスタッフさんとも物怖じしないで話す子が多く「これだけ沢山の研修生と会話が楽しめたのも初めてよ」と大変ご満悦の様子(後日聞いた話です)。
残りあと2週間もない実習生活ですが、最終報告会まではあと1月余り。それまで怪我や病気に気をつけて最後まで頑張って下さいね!!
いつも応援のクリック、ありがとうございます。
毎年恒例の家政研修+農場視察の季節がやってきました。
私は関係機関で打ち合わせなどあったりした後、週末にかけて3年ぶりにチューリッヒから1時間半、スイスの26州のうち最大面積を誇るGraubünden(グラウビュンデン)はSchiersの家政学校へ研修生を訪ねてきました。みんな笑顔。学校では「楽しく学んでます」(男子は期間が短いので)「男子も女子と同じ期間がいいです」。学校は充実しているようです。
当時停電になったり、寒さで凍えた思い出があったので懐中電灯をつめたり、真冬のセーターを詰めたりしたのですが、今年はまだ暖かいのか、凍えもせず、ブレーカーも落ちず、快適に過ごせました。・・・といっても山の上は3年前と変わらない雪景色です。
家政学校では料理、テーブルセッティング、編み物織物他手芸などなど様々な「家政」が学べますが、(スイス、特に女子の農業研修には家政が3割から7割含まれています)農場視察&遠足も楽しみの一つです。
今年の研修生の希望でアルペンホルン(Alphorn)を聴きたいというリクエストがあり、家政学校からバスで30分ほど上った山へ趣味でアルペンホルンを吹いているおじさんの音楽を拝聴しに行きました。趣味と言ってもアメリカで公演したりしていらっしゃるそうですからセミプロ、というやつですね。おじさんの待つ山小屋までの道のり、雪がかなり深く、ころぶたびにリュックから何かが落ちたような気がしますがきゃっきゃはしゃぐ研修生の後ろを頑張って付いていきます。「雪の中へダイブしてきました」確かに雪がまだ残っていますが、だいぶしていない筆者の方がついてる雪が多いのは・・・。
標高1200mの山の上で聴いたホルンは何処か染み渡るような、落ち着くような音色でした。
(写真では音が出ないのが残念です)「これで四方雪に囲まれていなければもっと反響がよいんだがなぁ」とおじさんちょっぴり残念そう。
(研修生全員トライしましたが音が出た子は少なかったです)
演奏の後はアルペンホルンの由来や、おじさんのホルンとの出会いなど音の効果や、スイスの歴史など交えて拝聴。おやつにチーズや、サラミ、暖かいリンゴのお茶など頂き寒さで凍えてた研修生にも笑顔が戻ります・・・。
(若干戻ってないようです)
すっかり暗いですが、まだ17時前でした。
次の日土曜日はSchiersから電車で1時間ほど離れたScuolで乗馬に挑戦です。標高1465m!昨日よりさらに高い山を45分ほどかけて歩きます。前の日ほど雪に足をとられないものの氷に悩まされどおしです。滑る、滑る・・・。雪に慣れてる子は何処拭く風といった感じでしたが、前日に続いてあちらこちらで聞こえる悲鳴・・・。でもすぐに起き上がれる研修生。鍛え方が違います。
一方スニーカーの研修生よりも丈夫な靴にもかかわらず滑って転べば起き上がれないM.I.
冬靴はいていったのにあそこまで無様に転ぶとは・・・面目が立ちません。
ようやくついた牧場では馬がスタンバイ。(お尻だけでごめんなさい)
「自分の乗る馬は自分で世話しましょう」蔵を置く前にお手入れ&ブラッシング、牧場のお姉さんに手伝ってもらって鞍置き、あとはヘルメットかぶってのるばかり。・・・。
良く分からないうちになんだか物々しい空気が・・・。その少し前
別の馬が気持ち良さそうに走ってるなーとのんびり眺めていたのですが・・・。脱走でした。一時「柵をとじて!」「すぐ戻る!」全頭回収するのに30分は掛かったでしょうか?(感覚的に。もっと短かったかもしれません)手袋無しの指先に感覚がありません。何でも自力で柵を開けたとか。賢い馬達です。
ハプニングも収まりようやく乗馬にトライ。でも待った甲斐はあったというものです。くっきりと青い空に白銀の山、森・・・。スイスならではの景色にはみな満足してくれたことと思います。ちなみに馬の手綱引くのに精一杯で写真がありません。他国現役sはスイス組みから見せてもらってください。みんな器用に馬に乗りながらとっていましたよ。
自分の靴も滑りますが、牧場のお姉さんによると「馬はもっと滑るわよ。蹄鉄って人間にしてみたらハイヒールのようなものだから。」・・・なるほど。じゃあ、野生の馬なら滑らないのかしら・・・。
ハプニングのお陰でご主人のお話はカットされましたが、美味しいお昼をレストランで頂き大満足です。
心も体も軽やかに。
土曜日の晩は男子にとっての最終日。みんなで飲み会&座談会です。夜中の3時ごろまで盛り上がっていたようです。
全員集合~♪
なれない土地で色々ありますが、スイス組一同、元気に頑張ってます!
スイス組みも、もちろんオランダ、デンマーク、ドイツ組みも!!
研修生へ応援のクリック、ありがとうございます。
先週木曜から日曜までオランダ組はMidpoint Meeting、つまり中間報告会でした。各国から研修に来ている外国人研修生が一堂に会して親睦を深めよう、という意図もあります。
報告会といってもそこまで堅苦しいものではなく、初日に小一時間ほど話し合って、問題がなければあとは農場視察、博物館見学、交流会、パーティなどイベントのほうがむしろメインです。
今年のオランダ組みには結構あっているのですが、オランダ受入機関のスタッフに会える滅多にない機会、電車に揺られて行ってきました。幸い、まだ会ったことのないオランダスタッフにも会え、有益な旅となりました。
集合時間を少し過ぎた頃、日本人研修生全員到着。他の研修生は7カ国からハンガリー、ブラジル、ドイツ、韓国、ウクライナ、ポーランド、といった具合でした。ドイツでもそうでしたがブラジル勢が多いです・・・。
初対面のスタッフには韓国から来た研修生に間違えられましたが(涙)、無事に自己紹介も済んでミーティング開始です。他の外国から来た研修生たちは英語で会話。現地語を話す研修生たちは別に固まって話し合いです。近況報告ではみんなの農場の様子が聞けて面白かったです。
集合3日前に農場移動した研修生たちに様子を聞いてみましたが、「また一からやりなおしですね」「右も左もわかりません」「今のところ大丈夫です」・・・まだ3日ですからね、これからが楽しみです。
心優しきオランダボーイズ、
心機一転、新しくスタートする皆さんも、通年で色々分かってきた皆さんも頑張って下さいね!!
もちろん他の国の皆さんも、体には気をつけて楽しくがんばってくださいねー!応援しています!!(M.I.)
9月、研修も折り返し地点、日本では早々と次の年の選考会が行われています。今回は昨年よりぐんと増えてアメリカも加えて100人近く応募があったようです。
そんな中現地で頑張るOBたちの声が聞こえてきました。それぞれ様々な理由から研修を終えて再渡航した人たちです。
実家の農業とは違うけれども研修で触れ興味を持ったワインの知識を更に深めたいとオーストリアワイン研修プログラムに9月から参加しているF OB,来た早々セミナーに参加、色々と楽しく勉強できたとメールが来ました。ブドウの収穫にはまだ早いようですが、これから忙しくなるようです。 早くもドイツ語とはまた違うオーストリアドイツ語の独特の訛りに苦戦中との事ですが、この辺の事情はスイス研修生なら容易に理解できるかと思います。
前にも触れましたが、ドイツの有機野菜栽培に魅せられ根本から勉強したいと 日本で大学院を出ながらドイツでまた3年の職業訓練(Ausbildung)を受けることにしたH OG. 彼女は農場から自分で探し出しました。思い出したようにメールをくれるのですが、メールの中では研修生と職業訓練生の違いを実感したり、農場主にめったに参加できないセミナーへの便宜を図ってもらったりと色々と勉強面でサポートしてもいつつ、逆に日本からのゲストの通訳などに使われたり、外国からの(モロッコ、韓国など)後輩研修生の指導員をまかされたりとギブ・アンド・テイクで楽しんでいるようです。最近のお便りではBahncardといって電車の切符が何処へ行っても半額になる割引券を半分負担してもらえたとか。相変わらず可愛がられているようで何よりです。
デンマークにも1年働いてみてもう少しこの国で働きたいとやはり自力で農場を探し、4月から酪農で頑張っているU OBがいます。つい最近電話をくれたのですが、「明後日帰国するんですよ」帰国のご挨拶でした。「自分が昔借りてた本と、もう要らない本沢山送ったので宜しくお願いします」ありがとうございます。 現役研修生の皆さん、農友会文庫の本が増えますよー。お楽しみに。 U OBお疲れ様でした!! 日本ではまだまだ残暑厳しいそうですが体調に気をつけてこれからも頑張って下さいね。
(M.I.)
新旧含めて研修生たちへ熱いエールを宜しくお願いいたします。
8月30日から明日土曜日までドイツ組は夏季外国人セミナーで南ドイツはバイエルン州のTriesdorfと言う農業学校に集まっています。
Triesdorfでセミナーが始まってから3年、参加する研修生は年々増え続けています。一昨年12人だったセミナーも去年の16人を経て今年は一気に23人です。
参加国数も今年が一番多く、11カ国。かなりにぎやかです。 日本勢7名を筆頭にブラジル5人、中国、ルーマニア各2人、韓国、ハンガリー、ミャンマー、ベラルーシ、ロシア、コソボ、オーストラリア各1人です。
これだけ大勢だとまとめる方も大変。出発前に主催者DBV(ドイツ農民連盟)コーディネーターから電話が。「これでは週末前に僕がつぶれてしまう、今回は全工程参加できないか?」
正直少々悩んだのですが、さすがに1週間事務所を空っぽにはできないのでいつもどおり2泊3日になりました。 その代わり前回は木曜日からの助っ人コーディネーター(ウクライナ出身、本業国際コミュニケーション科 学生)が初日から現地入りしていました。
そもそもの目的は普段は会わないだろうドイツ各地に散らばっている研修生を一度に集め、お互いの近況報告や、情報交換、親睦を深める、と言ったものですが、そのほかにもドイツの農業を実地でもっと知ってもらおうという目的もあります。なので視察内容は有機農業、直売村、大規模野菜、果樹、畜産、畜産加工(精肉)、養蜂・・・と幅広く、色々な分野がカバーされています。 研修生たちの専門分野は、花卉、馬、養蜂、造園、養鶏、野菜、果樹・・・と千差万別でさすがに1週間(正味5日)で全部の分野はカバーで来ませんが、専門外の分野でも熱心に農場主に質問していたのが印象に残りました。
英語しか分からないアジア勢(韓国、中国、ミャンマー)にドイツ語から英語に訳そうとするものの、専門用語で詰ったり、英語が母語ではないので先方が単語を言っても分からなかったり悪戦苦闘・・・。非常手段は筆談です。中国の子は漢字を読めば大抵分かってくれました。(蕎麦や洪牙利など使う漢字は違ってもニュアンスで分かってもらえたようです。)
使い方は違うかもしれませんが、郷に入っては郷に従え。現地にいる以上現地語(皆さんの場合(スイス)ドイツ語、オランダ語、デンマーク語)も使えた方がコミュニケーションはぐっと豊かになると思います。英語は確かに便利ですが、お互いに母語でないと表現も乏しくなったりしませんか? 思っていることを口に出して言う為にも語学は必要です。研修スタートから半年経った今だから延びる部分もあるかもしれません。リフレッシュ勉強、始めませんか?
さて、研修も折り返し地点、日本チームの様子は・・・? 「特に問題ないですね」「元気にやってますよ」「最近家族との距離が近づいた気がします」 おおむねそつのないお答えでした。引き続き元気に頑張って下さい!
・・・雨女の異名に漏れず、傘を忘れていったら当然の如く一日目から雨。ちょっと体調おかしいなと思っていたら帰りの電車ではぶるぶる震え、そのまま風邪を引きました・・・。 東京の事務所のほうでは暑いのに夏風邪が流行っているとか。こんなところで真似するなと言われましたが、仕事の系統が似ているので体調も似てくるのやもしれません・・・。
研修生の皆さん、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。特にバカンス中のみなさん、旅先は気が緩みやすいので怪我や病気に気をつけて!!(M.I.)
少々の風邪なら頑張って働いてしまう、健気な研修生に暖かい声援をお願いいたします。