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最近暗くなるようなニュースばかり続いていますが、今朝の新聞で面白い記事を見つけました。
今週の土曜日に直径3mのフライパンで世界一大きなジャーマンオムレツを市役所広場の前で作ろうという企画です。参加するのは地域の農家さんの他にTVでもお馴染みのプロのコックさん、ボン出身のミスタージャーマニー、ライン地域のジャガイモの女王(他にもさくらんぼの女王、エリカの女王、・・・と色々います、日本のキャンペーンガールと似ていますね。)等といった錚々たる顔ぶれです。
用意されますのはじゃがいも1400kg、玉子7200個、そしてベーコン400kgです。
記事を読むとジャガイモの皮はすでに昨日剥かれているようです。おそらく下茹でしたものが土曜日に使われるのでしょう。どんな具合になるのか見に行ってみたいです。この企画の趣旨はもっと身近な農産物のこと、現代の農業のことを良く知ってもらおう、と言うことのようです。近年話題の「持続可能な農業」推進協会主催で行われると書いてありました。
日本でもよくジャンボ太巻きとかジャンボお好み焼き、とか挑戦しているけれどもドイツでもあるんだなぁと思いました。
ジャーマンオムレツ、と言っても分からない人がいるかもしれません。
基本はベーコンとジャガイモの入ったオムレツです。似たようなものでスペインにトルティーヤがありますね。
ただ、ドイツでは「農家の朝食 Bauernfruehstueck」と言いまして作り方は色々あるようです。
私は正直具がベーコンだけでは塩辛すぎるし、物足りなく感じてしまうのですが、それには訳があります。
大分前にヘッセン州で老ご夫婦の営んでいる民宿に宿泊した際、朝ご飯に出てきたのがこの「農家の朝食」でした。その時は上の基本材料のほかに人参、玉ねぎ、ピーマンも入っていまして、奥さんが「要は何でもいいのよ、ベーコンじゃなくてハムでもいいし、ソーセージだって良いわ。冷蔵庫の残り物に玉子を混ぜれば立派な農家の朝ごはんよ」と笑いながら話してくださったのは今も記憶に残っています。
我が家ではこの奥さんの出してくださった材料で作るオムレツが今や定番になっています。
作り方、と言っても本当に簡単なのですが教わったものは野菜を一口大に切って鍋で茹で、火が通ったらざるで水気を切る。ボールに玉子を割りいれ炒めたベーコン(あるいは適当に切った炒めていないハム)と野菜を玉子に絡ませる。そして油を引いてよく熱したフライパンに流し込んで両面こんがり焼けば出来上がりです。
上にかけるのはケチャップが良く合います。
昼ごはんなど単品料理で済ませたいとき、栄養バランスにも優れていてお腹にもたまる優れものだと思います。
いずれにせよ、「良いものはやっぱり美味しいんだ」と土曜日にみんなが実感してくれると良いと思います。
(M.I.)管理人のみ閲覧可