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いきなり何だと言うタイトルですが、1947年からアメリカの科学誌「原子力科学者会報」」(Bulletin of the Atomic Scientists)が表紙で発表している「世界終末時計」doomsday clock(直訳:最後の審判の日時計、別名を核の時計)、1992年から毎年旭硝子財団が実施しているアンケートに基づいて地球環境の悪化にともなって抱く、人類存続に対しての危機感を時計の針で表した「環境危機時計」が2008年現在指し示している「残り時間」です。どちらも12時(0時)を最終段階としており、終末時計は2002年の7分前からさらに進んで11時55分、環境危機時計は2007年から2分進んで過去最悪の9時33分をさしています。
この数値はそれぞれ各国の有識者、専門家に意見を聞いて分析したものだそうです。終末時計は冷戦終結以降は必ずしも核関連の動きだけではなく、世界のさまざまな紛争状況、さらには環境破壊による人類滅亡の危機なども考慮して針を進めたり戻したりしているようです。1947年に初めて発表されてから針が動いたのは18回。その間一番危なかったのが冷戦時代にアメリカとソ連がそれぞれ核実験に成功した1953年、(2分前)一番針が戻ったのはソ連が崩壊し、ユーゴスラビアが解体された1991年です。(17分前)一番戻っても12時少し前には変わりないんですね・・・。それでも、本当の時計と違って、針を戻すことができるのが救いといえるでしょうか・・・。
時計の針を戻すには具体的な安心材料が必要です。例えば、2002年に事実上無効化されてしまった弾道弾迎撃ミサイル制限条約をもう一度結びなおすとか、地球上の核兵器を宇宙のどこかへ隔離してしまうとか(到底無理ですが、例えばの話です)。
環境危機時計のほうは、排気ガスをできるだけ抑える、洗剤は使わない、紙の使用量を控える、レジ袋はもらわないなど日常生活で少し気を使えば、針は戻っていくような気がするのですが、どうでしょうか。それくらいではまにあわないでしょうか。もう20年近く前から似たような話が出続けている気がします・・。
「終末時計」の針が進んで終末が近づいていても、周りの日常はいきなり変わるわけではありません。目に見えない危機、目に見える危機・・・。
小さいころに蓮華畑で遊び、丘を転げ周り、川で魚を追いかけ、近くの森でたけのこをほったり、みかんをとったりした記憶。そんな記憶を自分の子供にも持ってほしいと思うのは贅沢なのでしょうか。(20数年後現在、ほぼ住宅地になりました。)
いつまでも緑の地球で平和に暮らし続けたいと思うのは贅沢なのでしょうか・・。
口幅ったいことを言うようですが、一人一人の力は小さくても、地球の住人全体で協力し合えば、この星のためにできることがまだきっとあるはずだと思うのです。
(MI)
ニュースソース: (朝日硝子財団HP 環境危機時計) 朝日硝子財団HP 環境危機時計
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