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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

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乳牛の世界で男女の比率を表すと、限りなく女の方が多くなります。

いわずもがな、牛乳は雌牛しか出さないので生まれてくる雄牛は畜肉に回されてしまいます。
しかし、例外的に生き残ることが許されている雄が種雄牛たちです。

種雄牛はつまり、交配に使われる雄牛の事ですが、長年の系統分類の結果、最も優れた血統を受け継ぐ雄牛だけが選りすぐられています。
現在の酪農をはじめ畜産業を支えるのは、こういった家畜の血統・遺伝です。

Youtubeでベルジアンブルーというベルギー原産の牛の紹介をしています。
この牛は、非常に優れた赤肉産力(つまり筋肉が多い)を備えており、もはや牛なのかバイソンなのかと見まごうほどです。
(・・・牛もバイソンもどちらもウシ科ですが・・・)


映像を見ていただくと分かるとおり、体の各所の筋肉が、これでもかというほどに張りあがり、ボディービルダーのようです。しかも、この状態にするために特別なホルモン剤や栄養剤を与えたわけではなく、遺伝でここまで発達させてきているということに驚きます。

肉牛を評価するうえで筋肉がたくさんついているかどうかというのは大切な観点です。特に値段が高い部位の筋肉がしっかりついているというのは理想的です。

そして、これら種雄牛から精液を取り、雌牛に人工授精を行い仔牛を生産、肉牛として育成して出荷するというのが畜肉生産のサイクルです。
Youtube内でもリポーターが思わず「Sperm machine」といっていますが、畜産界において、雄牛の役割は精液の生産です。
採取された牛の精液は緩衝液で薄められてストローに充填され、人工授精に使われれるまで液体窒素の中で保存されます。

種雄牛は本当に選び抜かれたサラブレットしかなれません。いわば牛界のスーパースター、スーパーエリートなのですが、自分たちの努力によってどうこうなる世界ではないことを思うと、「人間でよかったー」と思ってしまいます。
(A.K.)

こちらのホームページにベルジアンブルーの美しい写真が掲載されています。



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