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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

本ブログについてはこちらを参照下さい。
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「へ、なのか、に、なのか?」
と、大学で日本語を学んでいるドイツ人の友人に聞かれる事があります。「へ」なのか、「に」なのかとは、例えば、

・車の中へ入る
・車の中に入る
の時の、「へ」と「に」の使い分けなどです。

あるいは、

・~というわけですから
・~ということですから
の違いなどの微妙なニュアンス、

・~ということがあるわけではない
とは、あるのか、ないのか?
など、ちょっと分かりにくい言い回し、

その他、取組み(プロジェクトなのか、アプローチなのか、努力なのか)などの不明瞭な単語もろもろや和製英語は、日本語を勉強する人にとっては難しい問題のようです。

いやしかし、日本語の説明は、むしろ母国語としている私達にとっても難しさがあります。

大学の卒業論文を書くために日本の文献を読み進める友人。すらすらと難しい漢字を読み、私の知らない日本の地名と地理を説明し、時に英語でジョークを飛ばしながら、今読んだ文献の文章をドイツ語に簡約し、
「こんな感じだと思うのだけど、どう思う?」
と振られた傍らの相棒(私)は、舌を巻くばかりです。

外国で暮す上で語学は嫌でもつきまとう至上の問題。
研修生に頑張れと言う前に、まずは自分が頑張ろうと思います。

とりあえず、皆さん、よい週末を。

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ここ数日、ボンは大変良い天気に恵まれています。
連日日中の気温は28℃ぐらいになっていて、夏のような陽気です。

街にはTシャツに短パンの男の子、ノースリーブにホットパンツの女の子が行きかい、ボン大学キャンパスの芝生にはフリスビーやフットサルをしたり、BBQセットを持ち出しておいしそうな煙を青い空へ向って立ち上らせている集団も見かけます。

もはやドイツにはがやってきています。

日本には衣替えという行事がありますが、ドイツにはありません。恐らくヨーロッパ中のどの国にもないでしょう。
衣替えといえば、6月1日に冬服と夏服を入替える(或いは制服が冬服から夏服になる)ものですが、毎年日本の衣替えのニュースをテレビで見ると、暑かろうが6月1日まで襟付き学ラン、寒かろうが10月1日まで白い半そでブラウスの高校生が映し出され、大変だなあと思います。

その点、ドイツ人は自由です。

4月だろうが5月だろうが、暑くなったら長袖を着てあるくドイツ人はいません。
極端な話し、衣替えがないので、いつ何を着ても自分の気分次第。周りの人を気にしません。
(何度か真冬のTシャツボーイを見かけました。この人は本当に極端だと思います)

日本の衣替えの文化がドイツにあったら面白いと思いますが、個人主義で、人の格好などあまり気にしないドイツ人は、
「なぜ人に合わせてみんな一斉に半そでを着なくちゃならんのか!」
と言うに決まっています。
しかし、逆に、天気が良くて気温が上がれば皆が自然と薄着をするので、誰も言っていないのに揃って5月に衣替えしています。

ただ、私達日本人だけが、ヨーロッパの強い日差しから素肌を守るために、相変わらず長袖を着ています。恐らく夏の間中長袖着ているかもしれません。

衣替えができなくなった日本人。勝手に衣替えしているドイツ人。



農業研修生の皆さん、UVケアをしっかりして農作業に励んでください。


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日本はゴールデンウィークの真っ只中ですね。

ドイツは昭和の日も、みどりの日も、憲法記念日も、そして、こどもの日も無いので、ゴールデンウィークはありません。

しかし、例年キリスト教にまつわる祝日があるので何となくゴールデンウィークのような雰囲気があり、人によってはしっかり休みを取る人もいます。
5月1日はメーデー。日本は休みではありませんがドイツはお休み。そして、昇天節(キリストが天に昇ったお祝い)も5月1日でした。昇天節は毎年日にちが変わるので、今年はメーデーと昇天節のお休みが重なりました。

ドイツには振り替え休日が無いので何となく損した気分になります。

5月1日はドイツの各地でMaifest (マイフェスト)という春のお祭りをします。
小さな村のレストランで開かれる事があれば、大きな町の広場で大々的に開かれる事もあります。

それで、5月1日はお休みでしたので、ライン川沿いのBraubachという町へ車で出かけました。
Marksburg(マルクスブルク)というお城が山の上にあり、そこからの眺めが素晴らしいと言う友人の誘いだったのですが、なるほど、ライン川の流れに沿って随分遠くまで見渡せて素晴らしい長めでした。

お城を昼前に下りたので、どこかで昼食を取ろうということになり、車で山を下る途中に手書きで「Maifest」と書かれた看板を発見。それじゃあ行ってみようということで、Braubachから約6km山に登ったところにあるHinterwaldという村へ。

恐らくそのマイフェスト唯一のアジア人訪問者だっただろう私達は、奇異な目を向けながらもレストランへと招き入れられ、向かいに座った老夫婦からは「何故こんなところへ来たんだ?」と質問されたり、ドイツ語で話をしているにもかかわらず英語で話しかけられたりしましたが、よくぞこんな場所まで来たと言う雰囲気で歓迎されました。

たしかに、方田舎の公民館代わりのレストランで開かれた村人達の昼食会という感があり、お祭りらしからぬ催しでしたが、アットホームな雰囲気が意外と心地よくもありました。ささやかな出会いと五月晴れが嬉しい一日となりました。


さて、皆さんはどんなゴールデンウィークをお過ごしですか?


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今日ではなくて昨日の話なのですが。

1994年から毎年423日にドイツのビール醸造者たちはその昔(1516年)時のバイエルン公 ウィルヘルム4世が定めたビール純粋令を祝うようになりました。

1516年4月23日に発令されたそのビール純粋令は「ビールは大麦ホップ以外の原料を使用してはならない」と原料を定め、1マース(約1リットル)あたりの価格制限を定めるものでした。
当時のビールの原料には、麦芽、水、ホップの主要な原料の他に香草、香辛料、果実などが用いられ、時には毒草さえ混じったりして今のビール王国ドイツからは考えられない粗悪なものもあったようです。そんなビールの品質向上に一役買ったのがこの純粋令でした。また、小麦は、主要な食糧のパンの原料であったため、ビールへの使用を禁止することで食料を確保する狙いがあったようです。

ただ、小麦のビールは一部の修道院や宮殿内の醸造所では許可され、一般市民の口には入らない高級品として生き残りました。

食品法としては世界で一番古いとされるこの純粋令を記念して毎年全国でさまざまなイベントが開かれています。新種のビールの品評会だったり、醸造所案内だったり、あるいは熱気球で醸造者と一緒に空へ舞い上がったり。
そんなイベントの一角として南ドイツの一部の中小、家族経営のビール醸造者たちは「4月23日ビール」と銘打った記念ビールを醸造しているそうです。その記念ビールが店頭に並ぶまであと120日。まだまだ先の話ですね。限定版なので数に限りがあり、愛好家の間で話題を呼びそうです。

純粋令発令からほぼ500年。1987年に純粋令は非関税障壁になるという理由でEC(現在のEU)発足に伴って非合法化されました。最近目にするビールにはスパイスや香料を含んだものもありますが、多くの醸造所は昔ながらの作り方を守っています。伝統を大事にするドイツならではの取り組みだなぁと感心しています。

少し調べたら昨日は日本でも「地ビールの日」だったようです。日本のビールはあっさりしすぎている、とこちらの方からよく言われますが、自分的には飲みやすい日本のビールのほうが好きだったりします・・・。

(M.I.)

ところ変われば品変わる、とはよく言いますが、洗い物もそのひとつです。

 

まず洗濯機ですが横向きドラム式が一般的で、低温(30,40度)、中温(50,60度)、高温(90度以上)と温度設定を自分でする方式になっています。
水温設定と言うと耳慣れないかもしれませんが、水の質の良い日本と違って硬水の多いドイツの一般家庭ではタオルは60度以上、ふきんやシーツ等微生物殺菌の必要のあるものは90度以上とかなり高い水温で洗濯されています。

そんな高温で生地がボロボロにならないのかな?と不思議なのですが、商品のタグにそういった表示がしてあります。(「洗濯機で60度」等)
90度以上の
Kochwaescheは白物か薄い色、60度のタオルは木綿、など生地が傷まないように一応細かく分類されてはいますが。
私は白物は40度、色物は30度、その他は手洗いという風に決めていたのですが、タグの表示に忠実な新しい同居人の子と一緒に洗濯するようになってからというもの驚きの連続です。

洗濯機をなるべく一杯にして使おうとすると、一人分より二人分まとめて洗ったほうが効率が良いです。ベッドのシーツなど一人で洗うときもありますが、同居人と一緒に洗濯する場合、どうしても彼女の温度設定に合わせることになるので
今朝のタオルは60度洗いです。色落ちしませんように・・・。

 

汚れは低温でも十分落ちると思うのですが。
実際に
Kochwaescheは川にやさしくない、電気量も低温洗濯より30パーセントも多い、60度で充分殺菌効果はあるとメディアのあちこちで言われていますし。
・・と言ってもここ10年くらいの話で、昔ながらの高温洗濯は根強く残っています。

 

さて、洗い終わったら干すのですが、日本の洗濯バサミと比べるととてもとても貧弱な洗濯バサミで洗濯物をとめます。どれだけ貧弱かと言うと細長いその洗濯バサミを5回も使えば砕けます。単に私が怪力だ、ということではありません。
高いお金を出して買えば、いくらか丈夫なものもありますが、それでも日本のバネとは比べ物になりません。「いいものを安く」、日本と言う国はこの辺に特化していると思います。日本のバネの強い洗濯バサミが恋しくなる洗濯日和です。

 

M.I.)

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