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公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部のブログ ドイツより農業と若者の夢お届けしています
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JAEC欧州支部
ブログ作製:
JAEC Europe
性別:
非公開
自己紹介:
ドイツのボンに事務所を構える公益社団法人国際農業者交流協会欧州支部です。

本ブログはA.K.及びM.I.2名が執筆しています。今日はどちらが書いているかな?

本ブログについてはこちらを参照下さい。
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何言ってるんだよ、6月の第三週日曜日だよ。という声が聞こえてきそうですが、

ドイツではなぜかキリスト昇天祭が「父の日」です。(Vatertag,Männertag ともいいます。)

そもそもキリスト昇天祭とは、毎年復活祭(日)から数えて40日目(木)に行われる祭典で毎年日付がずれます。一番早くて4月30日、一番遅い年は6月3日です。2008年には5月1日、メーデーと重なり、祝日が一日消えてしまい悲しい思いをしました・・・。(日本のように振り替え休日などという便利なシステムはないので)ただ、次にこうなるのは2160年との事、もう一生ないから貴重な経験だったかもしれません・・・。

この「父の日」の始まり、なかなか歴史が深く、19世紀末まで遡ります。 元々はこの日を境に少年から青年、「大人の紳士の仲間入り」をする意味合いがあったようです。

この風習が特に顕著なのは北部ドイツ、東部ドイツのHerrenpartie。参加者は伝統的に全員男性、老若問いません。一緒にどこかへでかけたり(本当ならBBQやつりが人気ですが今週は天気が寒いし雨だし最悪です)、遠足(ハイキング)へ出かけたり。旅のお供にかかせないのはやっぱりビール。手押し車一杯の飲み物(アルコール)はお約束です。(ワインでも良いでしょうが、あまり目にしません)

家族サービスに当てて一家総出で出かけるもよし、伝統的に「男だけの日」を一貫して飲み屋さんをハシゴするも良し。2人乗り(タンデム)、12人乗り自転車などにこの日のためだけに特別改造した自転車でのサイクリングもよくある話だそうです。

そして、お酒がすぎると問題になるのは飲酒運転。州警察によると、この日アルコールが原因で起こる交通事故は実に普段の3倍だそうです。
Vatertag1
 

Vatertag2

---「長い週末」でもあるし、ついつい浮かれてしまうんでしょうね。スイス、オランダ、デンマークもお休みのはずですが、紳士の皆様、明日のお酒は程ほどに。(M.I.)



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世の中のお父さん、いつもお疲れ様です。

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・・・シェフと言っても三ツ星レストランなどではありません。 ドイツ語で「上司」のことをこう呼びます。オランダ語ではBaas, デンマーク語は・・・何でしょう??

ドイツの最大手スーパーの1つ、Reweや大手ディスカウントスーパー、、Lidl、大手ドラッグストアdmなどでは実習の一貫としてAzubi3年生に数週間店の運営を任せるプロジェクトを行っています。

そんな彼女達の一日を追いかけた記事を見つけました。

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S.H.さん(21)の長い一日がやっと終わりました。ぐったりとベッドに沈み込みます。明日はE.K.(19)さんが5時おき、6時始業で一日「シェフ」です。
現在4人のAzubi(Auszubildende、3年間の見習い生)が交代で のALDIを切り盛りしています。

「見習い生の場合は1つ1つの仕事を順番にこなすけれども、店長の仕事は全部平行進行、そして全ての仕事に対して責任があります」、と見習い3年目のS.H.さん。今回のプロジェクトでは6週間にわたって同僚達と交代で店の経営を任されています。

「店長の仕事として言えるのはいつもの仕事を100%とするならとその更に10%以上の労力が必要です」とは同じく3年目のP.F.さん(21)。

品物の注文、清算、店員のシフト作り、配備(人員の割り振り)、だけが店長の仕事ではありません。経営者として店1つ開店させるのに実に細かいところまで配慮が必要です。

ここまで大変だけれども確実にやりがいのある仕事、見習い生からは大きなチャンスとして好意的に受け止められています。店側も未来の経営者の素質を見抜くことができて一石二鳥のプロジェクトです。「素質の高い社員を見極めるのはなかなか大変ですが、この方法なら高い確率で優秀な社員を確保できます」とはこのプロジェクトを監督しているALDIの地域販売責任者、A.D.さん。

ある専門家の意見としてはこういったプロジェクトは「確かに有意義だし、見習い生の意欲を高めるのに有効な手だが、いつでも質問が出来る、いざと言う時は誰かに頼れるという保証がないとやはり難しいでしょう」とのことです。

 

Rheinbachの本来の店長M.Tさんはあくまでも見習い生達の自主性を大事にし、問題はまず自力で解決するように促していますが、いざとなったらいつでも手を差し伸べられるようにしています。「今のところは上手く行っていますよ、見習い生も二言三言ヒントを与えるだけで何をするべきか分かってきていますしね」

参照記事:Generalanzeiger

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・・・農場主と研修生の関係に少し似ていませんか?日本のゴールデンウィークのようにはいきませんが、5月は休みの多い月です。将来農場を持つ人は勿論の事、非農家のみなさんも「休暇だからあとは任せた」なんて言われたときには「とんでもない」と萎縮しないで大きなチャンスと思ってどんどんチャレンジしてみてください。

  (M.I.)


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去年の暮れもそうでしたが、今年に入ってからも、希に見る大雪に見舞われているドイツです。ここ数日やっとあたたかくなったと思ったらまた冬に逆戻りです(涙)

昨日も一日粉雪が舞い、日中の気温も薬局の温度計を当てにすればマイナス2度。バスも来ない、電車は混乱、車の事故多発・・・。

そんな時期にもやってきました、カーニバル。雪を物ともせず、上着も着ずにカラフルながら見ているだけで寒くなりそうな薄着な衣装のお嬢さんたちをある意味尊敬のまなざしで眺めた今日この頃です。 お祭り騒ぎが苦手な人にはこの時期は苦痛でしかないらしく、今年も大家さんは山奥の方へ「避難」されました。

毎年11月11日11時11分から始まるとされるカーニバル。でもどうしてこの数字なんでしょう?ぞろ目ということなら11だけではなく、1月1日、2月2日、3月3日(・・・以下略)でもいいわけですよね。

11月11日(11時11分)をカーニバル開始日としたのは19世紀の頃だそうです。

実は「11」という数字には「不摂生」「罪」という意味があり、これは宗教的な意味合いがあるんだそうです。地域によっては「11」は悪魔の数字なんだとか。(13じゃないんですね) そして、カーニバル(Karneval, 地域によってFastnacht, Faschingとも呼びます)は、羽目を外して祝うことから、この数字が選ばれたのではないかという説があります。

もう一説によると、11という数字はフランス革命の要綱のイニシャルに通じるというものです。E=egalité(平等), L=liberté(自由), F=fraternité(博愛). つなげて読むと“elf“(ドイツ語で11、ちなみにフランス語ならonze). ちょっと苦しいような気もしますが、フランス革命は全欧州に刺激を与えたので、あやかろうとしたのかもしれませんね・・・。

また、別説では11月11日はその昔冬支度で農家や商家が仕事を中断する日で、使用人たちはその日にお給料を頂きそのお金でパーティをしたと推察しています。

どれも決め手にはかけているようですが、色々な説があるんですね。月曜日のハイライトはこの地域に倣って支部もお休み、もう一回カーニバル関連の記事が増えるかもしれません・・・。

(M.I.)
たくさん笑って、リセットしてきます!。

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昔のブログで幸運のシンボルの話に触れましたが、

今朝はそのうちのひとつ/一人、偶然会うと幸運をもたらす煙突掃除やさんに会いました。真っ黒い服に、金ぴかの丸いボタン。シルクハットのような帽子をかぶって梯子と、煙突掃除のブラシを持っているすすで真っ黒にすすけたおじさんが正式なバージョンです。今日会った人は服は合格でしたが、すすで汚れてはいないし、若いし、シルクハットもかぶっていませんでしたが「煙突掃除屋です」と自己紹介しました。

大晦日に大量に売り出されるラッキーグッズ、マジパンでできた子豚や、クローバー、赤白水玉のキノコに混じって、上記のような格好をした人形を見た人もいるのではないでしょうか?大抵クローバーやキノコ、天道虫、蹄鉄などとセットでみかけます。

ちなみに偶然会ったのではなく、年に1回暖房器具の検査に来るのです。そう、「煙突掃除やSchornsteinfeger」とはいうけれど、現在は暖房整備士。煙突掃除用のブラシを実際に使っているところはまだ見たことがありません。だからすすで汚れる、なんてこともないんですよね。

最初に指定された時間は12時。「8時過ぎには仕事に出かけるので早朝に変えてください」「じゃあ、8時に行きますね」「あ、お願いします」そんな会話をしたのが1週間前。

さて、当日、8時10分前から準備万端、予定時間5分経過、10分経過・・・。上着を着て、ブーツを履いて、マフラーを巻いて、帽子を手に持ち、リュックを背負っても整備士さんは来ません。鍵を預かっている上の大家さんの部屋と、下の空き家の暖房も見せなきゃいけないのに・・・。

8時24分、ご到着です。思わず顔を見たとたんに「8時って言いましたよねっ?!」「そうですよ、まだ9時じゃないでしょ?」自信たっぷりに言い返されました・・・。確かに9時ではないですが、29分発のバスでぎりぎりなのに、今日は完全に遅刻です・・・。

さてさて、暖房は3個とも「要再検査」、とても「幸運」と呼べる状態ではないのですが・・・。やっぱり「偶然に」会わないとだめなんでしょうね・・・。

偶然に伝統的な格好の煙突掃除やさんを見かけた人はいますか?ラッキーを私にも分けてください・・・。(M.I.)

参照サイト(煙突掃除やさんが幸運のシンボルになった由来など)


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みなさんはいただいたプレゼント、すぐあけますか? 家でゆっくり見る派の人は日本の習慣がばっちり身についています。

自分はこちらのプレゼントは渡した当人がいるその場ですぐにあけます。一応「今開けてもいいですか?」とは聞きますが、否定の言葉はまずかかりません。その場で見て、喜びを表現する、これが暗黙のルールになっています。 特定の日に開けてほしいという場合は別ですが・・・。

特定の日の最たるものが誕生日とクリスマス。こちらではいくつになっても、それほど親しくなくとも誕生日のお祝いをするので、日本のお中元のような感覚だとずいぶん前に書きましたが、クリスマスはさだめしお歳暮でしょうか・・・。こういう習慣は時代が変わってもなぜか廃れませんね

最近読んだ記事で「流行おくれのマナーたち」として最新のマナーあれこれをあげていました。紙面の都合上か1Pしかなかったので詳細は不明ですが、マナーのスペシャリスト、Etikette Trainer International (ETI) の人たちによると、

「食後のコーヒーは、ミルク入り(カフェ・ラテ、カプチーノ、ラテ・マキアート等々)は今ではNG」なんだそうです。「OKなのはふつうのコーヒー、エスプレッソのみ。ミルク入りを頼むということは、ホストに対してまだ満腹でないと暗示しているようなものです」とは件のETIの人の弁です。更に「ミルクはコーヒーのもつ消化効能を鈍らせるだけです」、だそうです。

ちなみにカプチーノや、ラテ・マキアートにうかぶ、細かいミルクの泡、自分に限らず、ついてきたスプーンでミルクの泡を「すくって食べる」人を喫茶店などでよく見かけますが、 これもNGだそうです。理由は「飲み物は食べ物じゃありません」。・・・ごもっとも。スプーンはかき混ぜたら横に置くのがエチケットだそうです・・・。

しかし、つい最近会食があって、フルコースの食後にはミルクたっぷりのカフェ・ラテを頼み、きれいに泡立ったミルクをすくって食べるのに至福感さえ感じている私は、現在マナーからは程遠いようです・・・。(汗)もっともこちらにも言い分はあります。数年前ブラックコーヒーを飲みつけて胃を壊したことがあるので、ミルク入りじゃないと怖くて飲めないのです。最近は「たまになら大丈夫よ、要は飲みすぎなければ」という声に押されて、胃の調子がいいなと思う時だけごくたまーにエスプレッソも飲みますが・・・。

記事には他にもワイングラスの持ち方や、公衆の面前で携帯がなったとき、招待状に「プレゼント不要」とあったとき本当に手ぶらでよいのかなど、なかなか面白い特集でした。

気になる方はご参考にどうぞ。(M.I.)

(ドイツ語)HP

参照:Brandenburger Bauernzeitung 第2号



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最終的に、人様にご迷惑をかけなければそれでよし。
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