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昨晩インターネットでこんなニュースを目にしました。
ドイツ:日本人観光客の罰金件数、上昇中
どういう事かといいますと、日本と違ってこちらには改札口がありません。
駅員さんも新幹線級の電車なら必ずといっていいほど来ますが、ローカル線はコントロールされずにすんでしまうこともしばしば。
そこで、ただ乗りするつもりはなくても、回数券の切符をスタンプ機に入れて有効にするのを忘れたり、電車にただで乗れるんだと勘違いしたまま何回か乗り続け、「うっかりキセル」をしてしまって罰金対象になっているとのことです。
回数券のスタンプは機械に通さないと有効にならないと教えてもらってなければ、自分で気づくのは無理と思われます。
ローカル線の切符は高くても25ユーロ、一方罰金は一律40ユーロ(プラス電車代)、ここはしっかり自分の切符がどういう切符か(例えば1日券ならスタンプは要りません)調べてから乗るのをお勧めします。
もっとも中には、悪戯心で無関係の人が罰金請求してくるときもあります。(悪い大人もどこにでもいます)
本物のコントロール員は写真入身分証明書を持っていますし、ちゃんと罰金請求書の緑の紙(色は変わってるかもしれません)を持っています。そういうものがない人に安易に財布を開かないように注意しましょう。
特にクリスマスシーズンでドイツに遊びに来ようと計画している他国研修生の皆さん、無駄な出費にならないよう、気をつけておいでくださいね。40ユーロあれば、美味しいくりすますのお菓子が籠いっぱいは買えますよ。
(もちろんお菓子でなくてもよいですが・・・)
何人か遊びに来ると聞いているので、念のためお知らせでした。(M.I.)
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訴訟大国のアメリカに負けず劣らずドイツの人も訴訟好きです。自分の敷地に隣の木の枝が入ってきたの、窓ガラス割った近所の子供がガラス代弁償しないのと些細なことで裁判になります。
そんな国にいながら20年近く裁判と無縁だったのはただ単に運がよかったんでしょうか・・・。ひょんなことから裁判デビューです。もっとも簡単な訴訟でしたので、6月のはずの公判は延びに延び、もう裁判取り消しなんじゃと期待したところに10月中旬やっと初公判です。
ボンの街中にあることすら知りませんでした、Landgericht(地方裁判所)に初めて足を踏み入れます。写真はNGだったので残念ながら文書のみのご紹介です。
まずは入場チェック。他の政府関係の建物もそうですが、空港と同じようなセキュリティチェックがあります。前もって必要な書類、身分証明書などのお知らせがあるのですが、そのとおりにパスポート持っていったのに誰も見てくれませんでした。x線を通してかばんの中身をチェック、携帯にカメラついてるか聞かれて入場OKです。
中は明るくて広く、モダンな感じです。ちょうど市役所を思い出しました。扱う分野ごとに分かれているようで今回自分は2階の小さな、小さなホールに案内されました。
そこには裁判官と公判中一言も発さなかったアシスタント?が机の前にすわっていました。部屋の配置はこんな具合です。ドア側が原告、小さい机、椅子二つ窓側が被告、小さい机、椅子二つ壁側が証人待機席/傍聴席、椅子7つくらいで自分はここに座っていました。
裁判官は1人で、お仕着せの黒いローブを白シャツ、白ネクタイの上に羽織っています。1日に何十件も同じような事件を裁くので目の回るようなマシンガントーク。1階の裁判の時間も1時間と決められているらしく、裁判公判にはもう次のグループが入ってきてしまいました。
裁判官は始終録音機を握り締め、全員の発言を一語一句自分で喋り直して記録します。証言があやふやになったとき有効だと思います。
被告側も原告側も弁護士は裁判官と同じ黒いローブを羽織っていました。
正直飛び交うマシンガントークにあてられて内容の半分もわからなかったのですが、まだ判決は出ておらず、示談でどうだといわれています。11月12日までに弁護士間で示談にならなかったらもう一回やり直しだそうです。
何がなんだかわからないままに「はじめてのおつかい」気分で裁判1回目の幕は閉じたのでした。
クイズ:私は何の裁判に巻き込まれたのでしょうか?正解者には拍手を差し上げます。(笑)
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他に表現が思いつかなかったので「お祭り」なんて書いたのですが、実際は、ハリボーのとあるキャンペーンが実施されたのです。
その名も「Kastanien Aktion」
訳してクリ活動。
何ともアンニュイ響きなり、クリ活動。
何をするのかと言うと、秋口から子供達が拾い集めたトチの実やどんぐりを、ハリボーの製品(グミ菓子)と交換してくれるのです。
そして、この集められた木の実は冬の間の森の動物(特に野鹿)のえさになるのです。
もとは、今年8月に亡くなったハリボーの社長ハンルリーゲルト氏の発案で、彼の趣味(狩猟)の為に森の動物を増やす事を目的としていたのですが、今は恒例として地元に愛される行事となっているようです。
ハリボーのお菓子は家族共々お世話になっているし、面白い取組みだからと、私たち家族も今年初めてこのキャンペーンに参加し、町に出ると街路樹の下をうろついてトチの実をビニール袋に拾い集めたり、散歩の時には公園で袋一杯集めたりしていました。
その量実に10kg
これだけたくさん集めると小さな木の実でも、ダンボール一杯になります。
この10kgの木の実は、1kgのグミ菓子と交換してもらえます。
1kgのグミキャンディーなんて、相当な量に感じるかもしれませんが、ドイツ人は平気で数日のうちに食べ終えてしまいます。
それでは、そんなグミキャンディー好きのドイツ人たちが、このキャンペーンを知ってどのようになるか、想像できますか?
このようになります。
直線500mの道路を埋め尽くす人人人。交換所までは1kmのハリボー行列です。
ドラゴンクエストの新作より、Windowsの新製品より、グミ菓子のために並ぶドイツ人。
ドイツ在住6年目にして、ボンで一番大きなイベントは何かを知りました。
そして、
「いやー、10kg。よく集めたよねー・・・」
なんて我々の小さな満足感をいとも容易く踏みじにる光景があちこちに広がっているのでした。
みんな、実集めすぎ・・・。
いったいどんだけグミ菓子食いたいの!!
少なく見積もっても、100kgはあるでしょうな。
こんなに木の実拾われちゃったら町中のリスがハリボー難民と化すのではないでしょうか!?
恐るべしドイツ人のグミ菓子にかける情熱。
そして集められた木の実たちはコンテナに移されて保管されます。
いったいコンテナ何杯分集まったのだろう。
後日、新聞は8000人とも15000人ともいう参加者があったと伝えていました。
もし、街の中に落ちている木の実だけでこれほど集まるのならば、森への資源還元としては大変価値ある取組みです。
でも、もし、けちな人が木の実がたくさん落ちている森から大量にかき集めてきてここへ持ち込んでいるのだったら、善意に付け込んだひどい仕打ちになります。
ハリボーはこのキャンペーンを子供達の為にやっているのですが、見た限り、明らかに業社のような人も混じりこんでいました。
余談ですが、私たち家族は朝10時に出かけて行き、1時間たっても一歩も進まない状況にため息をつきつつ、ついに前に並んだ子供づれに私たちが一生懸命集めた10kgトチの実を託し、近所のハリボーショップで1kg以上のハリボーのグミを購入して帰ったのでした。
ということで、時間給にしたら、並んでいる方が高くつくボンのクリ活動をレポートしました。
(A.K.)
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今年の秋は短そうですね。くっきりと晴れ渡る青空に紅葉を通り越して黄色く朽ちた葉っぱの山、身を切るような冷たい風・・・。朝は霜が降りていましたし、昨日の新聞では初雪がトップニュースを飾っていました。
寒くなるとどうしても落ちてしまいがちな体力。新型インフルエンザ、とうとうドイツでも死者がでましたが、普通のインフルエンザでも毎年死者は出ているので、やはりそこまで脅威でもないのでしょうか・・・。
季節の変わり目には毎回風邪を引いてしまう軟弱体質なのですが、今年は特に喉がやられやすいようで、他は元気でもがらがら声が長引きます。ちなみに喉が痛いときによく作るのが「大根あめ」。皮をむいて角切りにした大根に蜂蜜をかけて一昼夜置きます。大根の水気をすって蜂蜜がシロップと化しますのでその汁をお湯にといたりして飲みます。もともと蜂蜜好きなので、風邪引いてなくてもレモンと蜂蜜でレモネードや、リンゴ酢と蜂蜜のお湯割りなど飲んでいます。
風邪に対する民間療法は何処にでもあるもので、日本の「ネギ巻き」(焼いたネギをガーゼに包んで喉にあてるやつです)のように、「-wickel」と呼んでドイツでもいろいろなものをガーゼやタオルに包んで体に巻きつけているみたいです。
その1)玉ネギ巻き(Zwiebelwickel)>
細かく刻んで潰した玉ネギをガーゼに包んで暖め、耳に当てると耳鳴りが和らぐとか。頭痛に梅干貼るのと同じ感覚でしょうか・・・。
その2)じゃがいも巻き(Kartoffelwickel)>
ふかして潰したじゃがいもをタオルでサンドしまして1時間ほど胸に巻きます。効能は咳どめやのどの痛みの緩和。あつあつを巻くのではなく、「あたたかい」と感じるくらいがベストだそうです。
その3)Quarkチーズ巻き(Quarkwickel)>
ヨーグルトより濃いクアルク・チーズをガーゼやタオルの上に1cmの厚さに塗りまして、もう一枚のタオルではさみ、患部(胸など)にぺたっと貼り付けます。冷たくて気持ちいいので熱、腫れが収まります。風邪とは違いますが、Quarkは顔面パックの材料に使われたりもします。(手作り化粧品など)
その他、ラード巻き(気管支炎予防)、レモン巻き(熱冷まし)、
ふくらはぎ巻きなんてのもあります。>ふくらはぎを切って巻くのではもちろんなく、熱さましの一案です。ぬるま湯を吸わせたタオルをふくらはぎに巻いて冷めるまで10-15分置きます。濡れタオルの上から乾いたタオルでしっかり包めば、保温も期待できます。できれば2,3回繰り返しましょう。
ちなみに紹介記事のしたにこんな注意書きが・・・。「とても役立つ民間療法ですが、あくまで軽い風邪の場合ですので、熱が下がらない、症状が治まらないという危険な状況下では素直にお医者さんを頼りましょう。」・・・
みなさん、風邪引かないで元気に外仕事がんばってくださいね!!
(M.I.)
9月中旬から下旬にかけてお休みを頂き、日本から来た友人とベルギー、ルクセンブルグ、ドイツを回りました。
ベルギー ブリュッセルといえば「小便小僧」(Manneken pis)
世界各国の衣装も持っていますが、今回の彼は裸でした。
日本からのお客さんはユーレイルパスが使えますが、欧州在住の自分は自国以外で使えるInterrailパスを購入。ベルギー、ルクセンブルグ、オランダが1つの国扱い(よくBeneluxでひとまとめにされますよね)なので、便利です。体力が余っていれば、オランダにも行きたかったのですが、残念ながら断念。一日分のチケットが余ってしまいました。
共通の趣味が博物館巡りと食べ歩きの2人の旅はなかなか愉快なものになりました。王宮もぎりぎりセーフ(王族ご一同がバカンス中のみ見学可)で内部見学できましたし、王立美術館を筆頭にビール博物館、ルーベンスの家、小便小僧の衣装ギャラリー、建築博物館、楽器博物館、・・・と歩き回りました。その他ベルギーの見所は下記をご参照ください。
旅の前にチェックしたウサギのビール煮、ウォーターゾーイとよばれるクリームシチュー、ムール貝の蒸し物、小エビのコロッケなどの名物料理も1品を除いて制覇しました。前回の訪問で飲めなかったフルーツ味のビール、グーズやクリークも美味しくいただきました。チョコレートとワッフルを食べに行ったはずなのですが、気がつけば一番食べたのはどの料理を頼んでもついてくるフライドポテトでした。(流石にケーキやチョコレートには付いてきませんが)
これが今までドイツで食べたものとは違って揚げ物なのにとても軽く感じられ、毎日のように食べても旅行最終日まで飽きが来ませんでした。もっともコロッケになったり、芋の大きさが違ったりとちょっとずつ変化はありましたが。
特に認識したことはなかったのですが、フライドポテトはもともとベルギーが生み出した副菜だそうです。実際にいつ、どのようにできたのかは謎のままですが。お芋に関するこだわりは強そうです。こんなブログを見つけました。(ドイツ語ですが)
研修生の中にも同時期にベルギー首都へ旅立った子達がいたのですが、流石にブリュッセルは広かったようで、ばったり遭遇というのはありませんでした。
研修生にかかわらず、次の休暇の旅先が決まっていない人、機会がありましたらぜひベルギーまでお立ち寄りください。美味しい料理と、地方地方で違えども、オランダとフランスが融合したような町、大らかで親切な人々があなたを待っています。
ただし、買い物目的の人はご用心。都心でさえ18時には閉まってしまう店がほとんどです。23時まであいているチョコレートやさんを1件だけ発見したときには思わず「おー」と声に出てしまいました。
以上、CMでした。(M.I.)
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