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半月も前の事になってしまうのですが、スイスで研修中のみんなに会ってきました。
今回のスイス研修生春季会合の会場は、ベルン州のエメンタール地方のLangunauという町でした。
エメンタールは穴あきチーズで有名な地域です。
自然豊かな丘陵地帯の丘の上にあるキプファーさんという農家民宿を借り切って2泊3日(金土日)間滞在しました。
エメンタール地方の家屋(Sumiswald)
ここは、昼間には心地のよい風がエメンタール地方独特の大きな農家の屋根の下を通り抜け、急斜面の牧草地にはカウベルの音がこだまします。夜には草むらからエンドレスの虫の声と空にさんざめく星が夏を素敵に演出してくれました。
研修生たちは日頃の忙しい農作業から少し離れてのんびりとここでの滞在を楽しんだようでした。
彼らは農場に配属されて3ヶ月が経とうという時期で、ドイツ語がだんだん聞き取れるようになったり、一方で自分の言いたい事がまだうまく相手に伝えられないもどかしさを噛み締めている様子でした。
でも、みんなの話を聞く限り、日々の仕事や農場家族との付き合い方やスイスの愉しみ方はすっかり身についているのではないかと思いました。
エメンタールよりアルプスを臨む
農家民宿の御主人が研修生たちを近くの山まで連れて行ってくれました。そこから臨むアルプスは絶景だったそうです。みんな大喜びでした。
農家民宿の御夫妻と一緒に記念撮影。
日曜日、滞在を終えて帰路に着く前に、農家民宿の御主人と奥さんが口をそろえて言ったのは、
「君達は大変礼儀正しく、何にでも感動し、実によいお客だった。是非また来なさい」
ということでした。
彼らが評価してくれたのは研修生たちの何気ない動作ににじみ出る、ごく当たり前の行為だったのだと思います。
奥さんの料理支度を手伝おうとしたり、御主人の提案を快く受け入れたり、相手がしてくれた事に何度もお礼を言ったり、興味のあることを質問したり、そんな事は誰かに言われて出来るようになるものではなく、日常的に慣れ親しんでいなくてはできないと思います。
そんなわけで、研修生たちには、礼節をわきまえて何処でも迎え入れてもらえる準備が備わっているのだと思ってとても嬉しい気持ちでした。
そして、話は前後しますが、土曜日にはSumiswaldというやはりエメンタールの町へ出かけて行きました。この日そこでは手工芸祭をやっていて、彫刻や陶芸、レース網、切り絵アート、蹄鉄打ちなど様々な工芸師達がその巧みな技をその場で披露していました。
手作りパンを売っていた女の子たち。
Sumiswaldへ出かけていくときのバスの中で。
昔ながらの賭け事「ルーレット」もお店を出していました。
その店頭の女の事一緒に。
こちらは切り絵。とても細かくて感動的に美しいのですが、画質を落としてあるのでその素晴らしさがあまり伝わらないのが残念です。
兎にも角にも、スイス研修生たちは初夏の週末をゆっくり満喫したのでした。 (A.K.)
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ドイツ組農場訪問第二段、今回はライン川周辺のワイン農家と果樹農家の研修生を訪ねてきました。春季会合からまだひと月たっていませんが、元気そうで安心しました。
前回同様、農場主家族からとてもよくしていただいているようで、研修生活も順調のようでした。何か改善点はないのか、という質問に対して研修生も農場側も何もない、と答えました。そしてどちらももっとしてあげられることはないのか、もっと自分のできることはないのかと気にしていました。とてもすばらしいことです。
今回もドイツ語知識や、学習意欲があることをとても褒めてくださいました。学習意欲も格段に高いと手放しで褒めてくださいました。そのまま伝えると「そんなことないですよー」と照れながら謙遜する研修生。
農場婦人いわく「私の夫は夜になると研修生の質問にひとつひとつ答えます。必要であれば100回でも同じことを説明します。そのために学びに来ているのだし、どんな小さなことでも疑問に思えば聞く、とても大切なことだと思います」だそうです。大変ありがたいことです。
別の農場婦人は「確かに今はいろいろあって忙しくしているけれども、まったく時間が取れないというわけでもないから言いたいこと、聞きたいことがあればいつでも言ってほしいわ」とおっしゃっていました。
ワイン農家のほうでは今年から新しいぶどうの摘粒方法を取り入れたとか。前年まで皮の薄いぶどうはお互いの粒が押し合ってつぶれないように一部を鋏で切除していたそうですが、かわりに一列をしごいてスペースを作るんだそうです。「でもそれって手がべたってしますよね」と思わず口から出ましたが、「もちろん今時分、実が小さいうちにとってしまうんですよ、大きくなってからじゃ手遅れだわ」と笑われてしまいました・・・。また勉強不足を披露してしまいました・・・。(赤恥)
農場関連で問題がなければ自然と世間話に花が咲きます。例えば明日は祝日(キリスト聖体節)なのですが、その由来や、過去の研修生の話、近所にいる日本の家族の話、何十年も昔はアメリカで研究の仕事をしていた、など昔話、まだ小さい赤ちゃんと農場主人若夫婦の奮闘振り・・・。どちらもとても話し好きな農場婦人で初対面の私にもとても気さくに話しかけてくださいました。
農場訪問の旅、ドイツはひとまずおいて、次はスイスです。 3月以来久しぶりに会うみんなの成長ぶりを楽しみにしています。 (M.I.)
農場訪問の前に週末はスイス春季会合です!そちらもレポート、お楽しみに。
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今回の舞台は南オランダの's-Hertogenboschという町。アポストロフィーから始まる見慣れない名前の町ですが、北ブラバント州の州都です。
発音すると"スへルトヘンボッシュ"と聞こえます。別名デンボッシュとも言います。
さて、こちらは中央駅前。
金色のドラゴンが駅前の広場に輝く、最高に気持ちの良い週末でした。
集合した研修生たちとさっそくスヘルトヘンボッシュの街を散策しました。
レンガ造りの美しい街には観光客が溢れていました。なんでも、この週末はJazzのフェスティバルとかで、町のいたるところで音楽が聞こえてきました。
そんないい雰囲気の中、研修生たちはカフェのテラスで椅子を並べてのんびり休憩。お昼時の集合ということもあって、オランダ定番のパタート(フライドポテト)をいくつも注文する研修生たち。
それにしても、太陽の強い光とジャズミュージックが情熱的な雰囲気をかもし出していました。
今回、残念ながら一名の研修生が体調をくずしてしまって参加で来ませんでしたが、その代わり、ドイツとオランダの国境で研修中のドイツ研修生が遊びに来てくれました。
さて、今回も宿泊場所を提供してくれたのは心優しき酪農家バイスさん家族。
ロボット搾乳機を導入している農家で、今年は1人研修生を受け入れてもらっています。日本人が大好きな農家さんです。
この農家には今ロシア人研修生も来ているのですが、その甘いマスクに女性研修生たちがすっかりとりこになってしまう一幕もありました。
そのハンサムガイ、実は3日ほど前に農地で携帯電話を紛失してしまっていたのですが、話しの成り行きで皆で探す事になりました。
バイス農場は農地面積40haなので、果てしない冒険のように思われたのですが、落としたフィールドはわずか20アール程度の広さでした。そこで、皆で横一列に並びステッキで草を掻き分けながらローリングです。
そして、わずか10分かからないうちに、
「あったー!」
バイスさんのご友人がこの捜索に参加していたのですが、その手に小さな携帯電話が握り締められていました。
携帯を受取りほお擦りするイケメン研修生。
女性研修生たちはちょっとがっかり。
「私が見つけてお礼のキスをしてもらおうと思ったのに!」
そして一仕事の後記念撮影。
なんだか珍しい経験をしたのでした。
そして、その後は皆で近くの歴史的な町Heusden(ヒュースデン)へ。第二次世界大戦で壊滅的になってしまった街並みを1649年の地図を参考に再建、かつての美しい街並みを再現している町です。
連休ということもあってたくさんの観光客が来ていました。ボートで港へ乗りつける人もいて、いかにも運河が発達したオランダらしいと思いました。
なんでも年間35万人の観光客が訪れるとか。
そして、例のロシア人研修生も同行。
一緒に街を回って、たくさん写真を撮って、随分と楽しそうでした。
幸せそうな女の子達。
「今日は心ときめく乙女でいさせて!」
明日からまた農業研修生に戻って下さいね。 (A.K.)
今度はスイスの春季会合を御紹介しようと思います。お楽しみに!
寂しくしてるかな…?
と思いつつ、この週末に農場訪問をしてきました。
私が家のドアを開くと4人のヤンチャな男の子達がいたずらっぽく笑いながら
「コンニチハ!」
と挨拶してくれました。実はその4人のうち、1人が研修生だったのですが、溶け込んでいて分かりませんでした(笑)
とても仲良くしていて、まるで兄貴のように慕っています。
(ちなみに、実際には4人の息子がある農家で、後で全員と知り合いになりました)
すっかり仲良くなっているお陰なのか、農場へ来てわずか2ヶ月しか経っていませんが、随分とデンマーク語が分かるようでした。
頼もしいじゃないか!!
もう1人オランダ人の研修生がいるのですが、9週間滞在して帰国するとのこと。
17歳ですが、仕事が良くできるし、ビールが好きなんだとか。
(デンマークでは法的に16歳からビールを飲んでもいいのです)
農場訪問を終え、2人で車に乗ってコーディネーターの家に向いました。
この週末は男ばかり3人で一緒に過ごしました。
しかし、男とはいえ、夕食はシンプルに、でも手を抜かずに作りました。
折角の会合だから、気合を入れないとね!
初日はピザ。
生地からこねて作ったのでうまい!研修生は初挑戦でしたが、経験者の私より美味い生地になりました。
きっとビギナーズラックだ!
因みに二日目の夕食はハンバーガー(手作り)でした。
土曜日は3人でデンマークの西海岸へ。
Esbjergという港町へ行き、歴史・資料館/水族館を見たり、デンマーク最西端の岬を散歩したりしました。
岬に向う途中に見かけた風景。
バラック小屋のような建物と乱れ咲く野の花のコントラストが素晴らしくて思わずパシャリッ。
コーディネーターが最西端まで行こうというので、遠く見える灯台を目指し歩き始めた私たち。
目視では2km程度だと思って1時間(ぶらぶら琥珀が落ちてないかを探しながら)歩いた頃、まだ果てしなく遠く見える灯台を長めながら「5kmはあったね・・・」とつぶやく。
そして、何とか灯台の手前まで来て納得して帰ることにしました。
往復で10km。
岬の先端(と思われるところ)から、遠く海の上に百機ほどの風力発電用風車が回っているのが見えました。そして、コーディネーターがなんとも感心して長いこと眺めていました。
因みに、コーディネーターは御年80歳にもかかわらず、かくしゃくとしてすいすいと散歩していました。
「休みますか?」
と聞くと、心外とでも言いたげに笑いながら首を振っていました。
そんなおじいちゃんに私もなりたい!
デンマークの海岸(特に西側)には、第2次世界大戦の遺産が残っていたりします。
1940年ごろ、デンマークはナチスドイツの占領を受けていました。
当時、スペイン海岸からノルウェーの最北端ノールカップまでは、イギリスに対するドイツの防衛線でした。キャノン砲やマシンガンを大量に設置し、戦闘機の侵入を防ぐ防衛陣地(トーチカ)が隙間なく配備されていたといいます。
例えば上の写真に見える馬のモチーフ。これは、トーチカに鉄筋で頭や尻尾を作ってくっつけてあります。
今ではただの遊具です。
軍事施設の平和的利用・・・。
トーチカはいまでも海岸線に沢山残っていますが、北海の波が弄びひどく壊れたのや、海中に引きずり込まれたものもあります。
資料館や博物館でも当時の様子を示す写真や地図が見られます。
なんだか結局研修生の事よりデンマーク西海岸の事を書いた感じですが、彼の笑顔が、研修の充実を物語っていると思ってください!
5月15-17の週末は毎年恒例のRückerhofでドイツ組春季会合を開きました。
こちらから去年の様子もご覧ください。
降水確率は60%。雨の降る中職員の車が遅れて少し待たせてしまいました。ごめんなさい。
全員そろったところで近況報告など・・・。「いや、こんなのでいいのかなって言うぐらい楽しいです」、「言葉がちょっと聞き取れなくて・・・」、「農場主によく怒鳴られてますが、元気です」、「仕事が忙しいですが、問題は無いです」、「全然問題ないです」、「同僚も農場主もとっても優しくしてくれます」・・・。9人集まれば意見もいろいろのようです。
夕食の後,Rücker夫人から色々お話をうかがうことができました。
1996年に日本の福島と北海道で講演されたことをなつかしんでおられました。
日本での農家民宿、グリーンツーリズムの可能性については、「伝統文化を上手に取り入れて、今の都会の人が、あなたの農場でしか出来ないようなこと、それはお茶会でも、そこでしか取れない作物でも、囲炉裏でも、昔ながらの農法でも何でも良いけれど、ホテルとは違うところをアピールしていくべき」と力説されました。
研修生も真剣に話を聞き、周囲との協力関係など色々質問していました。
アイディア豊富な農場婦人に触発された研修生も居たのではないでしょうか?
農場の周りを散策中。自然な笑顔です。2週間前に生まれた仔馬です。一様に「かわいー」との声が。
あ、あっちのほうにもなにかあるよ。
丸太に乗って遊んでます、仲良し9人組。
乗馬にもチャレンジです。おっかなびっくり、馬に舐められないようにね。
土曜の夜も天気は微妙でしたが、定番BBQ決行。
ソーセージ、もう焼けたかな?
暗くなったあとは暖炉に薪などくべて、談笑。
仕事の話題、農業の話題、その他色々なテーマで夜中まで盛り上がりました。
出発前に全員でパチリ。今日からいつも通り仕事です。
次はオランダ会合です。「そっちにも行きたいなー」。
Rückerさんから伺ったのですが、昔は欧州研修生全員がRückerhofに会して、中期会合というのを行っていたそうです。
今の時代、メールも電話もあるけれど、顔を見て話すのが一番様子が分かるので、そんな合同会合が復活しても良いかな、と思いました。 (M.I.)
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