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研修生たちが農場に配属されてから早1ヶ月と少し。今日はボン近郊で農業研修している研修生たち2名を受け入れ機関職員の方と一緒に訪ねてきました。
どちらの農場でも大変良くしてくださっているようで、研修生に何か聞いておきたいこと、言っておきたいことはないのか質問しましたら「いや、もう最初から絶好調ですよ、全然問題ないです」と頼もしい答えが返ってきました。順調な滑り出しでなによりです。
1件目の野菜農家では研修生に対する評価として「とてもよく働いてくれているし、ドイツ語でのコミュニケーションにもそんなに問題はない、短期間でよく勉強している」と感心されている様子でした。農場の様子もざっと見せていただき、現在収穫ピーク時を迎えているアスパラ畑では研修生が専用ナイフを手に掘りかたなどを説明。
こちらはそのときの1枚です。Spargelspitze といってアスパラの柔らかい先端部分だけを好む客もいるので、先っぽだけ切って売るのが面白いと笑っていました。
後ろに見えるのが日よけシートをかぶったアスパラガス畑です。2件目の果樹農場では「コミュニケーションは遠慮がちな子なのでこちらから話しかけたり聞いたりが多いが、好青年なのでみんな仲良くやっている。誘引の仕事もせっせとやってくれる、ただ僕のラインランド(地方)のテンションについてこれるかは心配だな(笑)」とユーモアたっぷり。研修生も横で笑って楽しそうでした。
笑顔があふれる研修生。満足度が伝わってきますよね。
偶然ですが1件の農場は自宅からそう離れていないところにあり、農場主のかたから「今度またいらっしゃい、一緒にお茶でも飲みながら話しましょう」と温かい言葉をいただきました。本気にしてそのうちお邪魔するかもしれません(笑) (M.I.)
農場訪問第一弾、いかがでしたでしょうか?第二、第三弾・・も気になる方はクリックよろしくお願いいたします。
さて、
新型インフルエンザが世界的な広がりを見せた事もあり、ここ数日、各農業研修生の安否確認もかねて様子を聞いています。みんな元気に研修をしているようで、明るい声が受話器から聞こえてきて嬉しい限りです。それぞれちょっとずつ不安や不満もあるだろうけど、まずまず良い農場生活一ヶ月が過ぎたということだと思っています。
日本で暮らしていたときはマスメディアが近くにあり、話題について行きやすかった研修生たちも、中にはインターネット環境がない、場合によってはテレビさえもない農場へ配属されていたりします。
もともとテレビを見てもまだ何を言っているか理解できない状況ですから必要ないといえばそうなのですが、暇になるとつい付けてしまうテレビやパソコンが無いのは、今時珍しい環境ではないでしょうか。
そんなマスメディアから隔離されている研修生の中には、
「え、新型インフルエンザって何ですか?」
という反応の人も。
ドイツ国内で8人の感染者が出て、人―人感染もあったとは言え、日本ほどの加熱報道もありません。それに、WHOもフェーズ6に引き上げるのは見送る形になっていると報道されています。
ドイツでマスクをして歩く人もみたことがありません。
というより、マスクがあまり売っていません。花粉症の季節にも全く見かけませんでしたが、この一連のインフルエンザ報道の後でも、大々的に売り込んでいる様子はありません。
きっと売れないのでしょうね…。
いずれにしても、研修生は普段外部者との接触も無いような田舎に住んでいることもあり、そういった意味でもあまり心配は要らないと思っています。
さて、一方で日本で研修を開始したヨーロッパ研修生たちは、配属されて最初の一週間が過ぎています。
オランダ人研修生を受け入れてくださっている農場の社長が御自身のブログで彼の事に触れてくれていますのでリンク紹介しましょう。
まだ始まったばかりで言葉もままならないでしょうが、是非一生懸命研修して欲しいと思います。 (A.K.)
今日も応援のクリックありがとうございます。
以前このブログでちょっと紹介したことがありましたが、今年は3名のドイツ人、オランダ人とスイス人が1名ずつの計5名が日本へやってきます。沢山のよい経験をしてくれる事を心から祈っています。
ドイツで農業を目指す若者達には、アメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの人気が高いです。
まず、英語が学べるし、ヨーロッパから遠く離れているというのが魅力的なのでしょう。
そして、アメリカには大規模農業がありますから、大きなトラクターやダンプカーを広い農場でがんがん運転するというのがCoolなんだと語ってくれた研修経験者がいました。
そういった中では日本へ農業研修に来る欧州の若者は珍しいのですが、彼らの目には日本の文化と農業が密着した暮らしや、ヨーロッパにはない農村風景がエキゾチックに映り、憧れを持つようです。
社会構造も、精神構造もちょっと違う世界で暮らすのは容易い事ではありませんが、それを知った上で受入れたり分かり合ったりするのは価値あることだと思います。
地球には自分たち以外にも生活している人がいるというのを実感できるのは、普段すれ違わない人たちと一緒に仕事したり食事をしたりするとき感じるものです。
ぜひ、色々な人にそういう経験をして欲しいと思います。 (A.K.)
手を伸ばせばほら、アグトレがすぐそこに。
H19欧州派遣研修生が帰国の途について早3日。東京での報告会も無事終えて、今頃それぞれの家族との再会、久しぶりの日本食、肩まで浸かれるお風呂など堪能していることでしょう。
トランクでいっぱいだった事務所も今はがらんとしています。 しんみりする間もなく現地では今週からH20組の本格的な農場研修が始まっています。一番早いデンマーク研修生は今週月曜日から農場で働いています。オランダは木曜日に各仕事場へ到着、今日から仕事が始まっているはずです。ドイツとスイスは明日土曜日農場へ移動、実質的な仕事開始は来週からとなっています。研修分野は今年はオランダでは酪農を筆頭に切花、苗木、野菜。ドイツ組は野菜と果樹が半々で他に酪農。デンマークは酪農。スイスは家政、複合(養鶏、野菜、酪農など)と国によって特色が出ているようです。初仕事、色々などきどきが待っていることでしょう。
語学研修はいわゆる「ウォーミングアップ」の時期。グループで語学を習い、共同生活をします。日本の講習会の延長(現地バージョン)と考えてもよいような気がします。
この3週間、語学やその国々の生活習慣などをどれくらい身につけられたかによって農場でのコミュニケーションは変わってくるでしょう。
まだ1年は始まったばかり。何事にも積極的に取り組んでほしいものです。
今まで語学研修中ずっと一緒だった仲間たちとはしばらくお別れ。次の春の会合までそれぞれが一人でがんばります。それぞれの地域でまたたくさんの新しい出会いが待っていることでしょう。次に会うときにどんな話が聞けるのか今から楽しみです。
日曜日にはサマータイムに切り替わり、(日本との時差が7時間に縮まります)春の不安定な天気が続き(一日に晴れ、雨、曇り、嵐、を繰り返したりして天気の変化が激しい時期です)、体がなれないうちは少し辛いかもしれません。みなさん、体が資本です。体調には十分気をつけて、元気に研修がんばってくださいね!! (M.I.)
異国の地で汗を流す若者たちへ応援のクリック、よろしくお願いいたします。